腕の付け根を押すと痛いのはなぜ?まず考えられる原因
「腕の付け根を押すと痛いけれど、放っておいても大丈夫かな?」と気になる方もいるのではないでしょうか。実は、この痛みは筋肉や腱への負担だけでなく、肩関節や首の影響によって起こることもあると言われています。
患者さん「押したときだけ痛む場合でも、原因はいろいろあるんですね。」
先生「そうですね。痛みが出る場所や動かしたときの状態によって考えられる原因が異なるため、まずはどこに負担がかかっているのかを知ることが大切です。」
無理に動かしたり自己判断で放置したりすると、痛みが長引くケースもあると言われています。まずは代表的な原因について確認していきましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
筋肉や腱に炎症が起きている
腕の付け根を押したときの痛みは、筋肉や腱に負担がかかっていることが原因の一つと考えられています。スポーツや重い荷物を持つ作業、長時間同じ姿勢での仕事などによって筋肉を使い過ぎると、小さな損傷や炎症が起こる場合があります。
患者さん「最近、引っ越しのあとから押すと痛くなりました。」
先生「そのような場合は筋肉の使い過ぎや腱炎、筋肉の損傷が関係している可能性もありますね。」
痛みが軽いうちは押したときだけ違和感を覚えることもありますが、負担が続くと腕を動かしただけでも痛みを感じるようになることがあると言われています。症状が続く場合は無理をせず、体を休めることも大切です。
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引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
肩関節のトラブルが隠れている場合
腕の付け根の痛みは、肩関節のトラブルによって起こることもあると言われています。代表的なものには肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)、腱板損傷、石灰沈着性腱炎などがあります。
患者さん「腕を上げると痛いし、押しても痛みがあります。」
先生「肩関節が影響しているケースでは、そのような症状がみられることもあると言われています。」
特に服を着替える動作や高い場所へ手を伸ばす場面で痛みが強くなることや、夜間に痛みを感じる場合もあるようです。日常生活に支障が出ている場合は、早めに状態を確認することがすすめられています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:日本肩関節学会 https://www.j-shoulder-s.jp/
神経や首が原因になっていることもある
腕の付け根が痛いからといって、必ずしも肩だけに原因があるとは限りません。首の骨や神経の影響によって、腕の付け根に痛みが現れるケースもあると言われています。
患者さん「肩だけではなく、腕や指先までしびれる感じがあります。」
先生「そのような症状がある場合は、頚椎や神経の圧迫が関係している可能性も考えられます。」
神経が影響している場合は、押したときの痛みだけではなく、しびれや力が入りにくい症状を伴うこともあるようです。痛みが長期間続く場合や症状が強くなる場合には、自己判断せずに医療機関で相談することが望ましいと言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
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押す場所によって考えられる原因は異なる
「腕の付け根が痛い」といっても、痛みが出る場所によって考えられる原因は変わると言われています。前側なのか、外側なのか、それとも脇に近い部分なのかによって負担がかかっている組織が異なる場合があるためです。
患者さん「痛む場所だけでも原因の見当はつくんですか?」
先生「ある程度の目安にはなると言われています。ただし、同じ場所でも原因が一つとは限らないため、痛みの出方や動かしたときの様子もあわせて確認することが大切です。」
押す場所だけで自己判断するのではなく、ほかの症状も参考にしながら体の状態を確認していきましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
腕の付け根の前側を押すと痛い
腕の付け根の前側を押して痛みがある場合は、上腕二頭筋長頭腱や肩の前方にある筋肉・腱へ負担がかかっている可能性があると言われています。荷物を持ち上げる動作や、繰り返し腕を前へ出す動作を続けたあとに症状が現れることもあるようです。
患者さん「前側だけ押すとズーンと痛みます。」
先生「そのようなケースでは腱に負担がかかっていることも考えられますね。」
痛みが続く場合や腕を前へ動かしたときにも違和感がある場合は、無理をせず状態を確認することがすすめられています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
腕の付け根の外側を押すと痛い
腕の付け根の外側に痛みがある場合は、腱板や三角筋の付近に負担がかかっている可能性があると言われています。腕を横から上げる動作で痛みが強くなる場合は、肩関節の影響が関係していることもあるようです。
患者さん「洗濯物を干すときに痛みが強くなります。」
先生「腕を横へ上げる動きで痛む場合は、肩関節の状態も確認したほうがよいと言われています。」
日常生活の動作で痛みが繰り返される場合は、無理に動かし続けないことが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:日本肩関節学会 https://www.j-shoulder-s.jp/
腕の付け根の内側・脇に近い部分を押すと痛い
脇に近い内側が痛む場合は、大胸筋や広背筋、リンパ周囲の組織などに負担がかかっているケースも考えられると言われています。また、筋肉だけではなく神経が影響していることもあるため、しびれを伴う場合は注意が必要とされています。
患者さん「脇の近くを押すと違和感があります。」
先生「筋肉だけではなく、ほかの組織が関係している可能性もあるため、症状を総合的にみることが大切ですね。」
違和感が続いたり、痛みが強くなったりする場合は、早めに相談することがすすめられています。
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
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押すと痛いだけでなく腕を動かすと痛い場合
押したときだけではなく、腕を動かしても痛みがある場合は、筋肉や腱だけではなく肩関節の動きに関係する組織へ負担が及んでいる可能性があると言われています。
患者さん「押しても痛いし、腕を上げるともっと痛みます。」
先生「その場合は炎症だけではなく、肩関節の動きが影響しているケースも考えられます。」
安静にしていても痛みが続く場合や、夜間痛、しびれ、腕が上がらないなどの症状を伴う場合は、自己判断を続けず医療機関へ相談することが望ましいと言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:日本肩関節学会 https://www.j-shoulder-s.jp/
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腕の付け根を押すと痛いときに確認したいセルフチェック
腕の付け根に痛みがあると、「様子を見ても大丈夫かな」と迷うこともあるでしょう。そのようなときは、痛みの強さだけではなく、腕の動きやほかの症状も確認してみることが大切と言われています。
患者さん「押すと痛いだけなら心配しなくてもいいですか?」
先生「押したときの痛みだけでは判断できません。腕が上がるか、しびれがあるかなどもあわせて確認すると、体の状態を把握しやすくなると言われています。」
セルフチェックは原因を特定するものではありませんが、来院や医療機関へ相談する目安を知るためにも役立つとされています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
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腕は最後まで上がるか
まず確認したいのは、腕を無理なく最後まで上げられるかどうかです。痛みがあって途中で止まる場合や、反対側と比べて動きが悪い場合は、肩関節や腱板に負担がかかっている可能性があると言われています。
患者さん「途中までは上がりますが、それ以上は痛くて難しいです。」
先生「そのような症状は肩関節の動きに関係していることも考えられます。」
左右の動きを比べながら確認すると違いがわかりやすくなりますが、痛みを我慢して無理に動かすことは避けたほうがよいとされています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:日本肩関節学会 https://www.j-shoulder-s.jp/
夜間痛や安静時痛はあるか
日中はそれほど気にならなくても、夜になるとズキズキ痛んで眠れない場合や、安静にしていても痛みが続く場合は注意が必要と言われています。
患者さん「夜になると肩が痛くて目が覚めます。」
先生「夜間痛がある場合は、肩関節の炎症などが関係しているケースも考えられます。」
夜間痛は肩関節周囲炎や腱板のトラブルなどでもみられることがあるため、症状が続く場合は早めに相談することがすすめられています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
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腫れ・熱感・しびれはあるか
押したときの痛みに加えて、腫れや熱感、しびれがある場合は、炎症や神経が影響している可能性も考えられると言われています。
患者さん「腕の付け根だけでなく、指先までしびれる感じがあります。」
先生「その場合は肩だけではなく、首や神経が関係している可能性もあるため、症状を詳しく確認することが大切ですね。」
見た目の腫れや熱っぽさがある場合も、経過を注意して観察することがすすめられています。
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病院を来院した方がよいサイン
セルフチェックで症状が軽そうに感じても、痛みが長く続く場合や、腕がほとんど上がらない場合、しびれや筋力低下を伴う場合は、早めに医療機関へ相談することが大切と言われています。
患者さん「数週間たっても変わらないのですが、大丈夫でしょうか。」
先生「改善がみられない場合や症状が悪化している場合は、自己判断を続けず専門家へ相談することが望ましいと言われています。」
原因によって必要な対応は異なるため、早めに状態を確認することで、その後の生活への影響を少なくできる可能性があります。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
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腕の付け根を押すと痛いときの対処法
腕の付け根を押すと痛みがある場合は、「とりあえず動かしてほぐしたほうがいいのかな」と考える方もいるかもしれません。しかし、痛みの原因によって適した対応は異なると言われています。
患者さん「早く改善したいので、たくさん動かしたほうがいいですか?」
先生「痛みが強い時期に無理をすると、かえって負担が大きくなることもあるようです。まずは体の状態に合わせて対応することが大切と言われています。」
痛みが強い時期と落ち着いてきた時期では対処法も変わるため、焦らず段階に応じてケアを行いましょう。
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痛みが強いときは無理に動かさない
痛みが強く出ているときは、無理に腕を動かしたり、繰り返し押したりすることは避けたほうがよいと言われています。炎症が起きている場合は、負担をかけ続けることで症状が長引く可能性もあるようです。
患者さん「ストレッチをしたら早く改善しますか?」
先生「強い痛みがある時期は、まず負担を減らすことが優先と考えられています。」
荷物を持つ作業や腕を高く上げる動作を控えながら、痛みの変化を確認することが大切です。
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
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冷やす・温めるの使い分け
痛みが出始めで熱感や腫れがある場合は冷やす方法が用いられることがあり、慢性的なこわばりや血流の低下が気になる場合には温める方法が選ばれることもあると言われています。
患者さん「冷やすのと温めるのは、どちらがいいのでしょうか。」
先生「熱っぽさがあるかどうかなど、体の状態によって使い分けることが大切と言われています。」
判断が難しい場合は自己判断を続けず、専門家へ相談することも一つの方法です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
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痛みが落ち着いたらストレッチを始める
痛みが軽くなってきたら、肩や腕の動きを維持するために、無理のない範囲でストレッチを取り入れることがすすめられています。ただし、痛みを我慢して行う必要はありません。
患者さん「少し良くなってきたので動かしても大丈夫ですか?」
先生「痛みが強くならない範囲で少しずつ動かすことが大切と言われています。」
急に大きく動かすのではなく、違和感がない範囲から始めることで、肩への負担を抑えやすくなるようです。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:日本肩関節学会 https://www.j-shoulder-s.jp/
日常生活で再発を防ぐポイント
腕の付け根の痛みを繰り返さないためには、普段の生活習慣を見直すことも大切と言われています。長時間同じ姿勢を続けないことや、肩に負担が集中する動作を減らすことも予防につながると考えられています。
患者さん「仕事でパソコンを使う時間が長いのですが、それも関係しますか?」
先生「同じ姿勢が続くことで肩周りの筋肉へ負担がかかることもあるため、こまめに体を動かすことがすすめられています。」
無理なく続けられる範囲で姿勢や生活習慣を見直すことが、再発予防につながると言われています。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
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腕の付け根を押すと痛い症状で来院を考えたいタイミング
腕の付け根を押すと痛くても、「もう少し様子を見れば改善するかもしれない」と考える方は少なくありません。しかし、症状によっては早めに医療機関へ相談したほうがよいケースもあると言われています。
患者さん「どのくらい痛みが続いたら相談したほうがいいですか?」
先生「痛みが長引く場合や日常生活に支障が出ている場合は、一度状態を確認することがすすめられています。」
我慢を続けることで肩をかばう動きが習慣になり、ほかの部位へ負担が広がることもあるため、症状の変化をよく観察することが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
整形外科を来院した方がよいケース
痛みが数日から数週間続いている場合や、腕を動かすたびに痛みが強くなる場合は、一度整形外科で相談することがすすめられています。また、日常生活で服を着替えたり、高い場所の物を取ったりする動作が難しくなっている場合も、原因を確認することが大切と言われています。
患者さん「仕事には行けていますが、腕を上げるのがつらいです。」
先生「生活に支障が出始めている場合は、早めに相談することが望ましいと考えられています。」
症状が軽いうちに状態を把握することで、その後の負担を減らせる可能性があります。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:日本肩関節学会 https://www.j-shoulder-s.jp/
早めの相談が必要な症状
腕の付け根の痛みに加えて、腕がほとんど動かない、強いしびれがある、力が入りにくい、転倒やスポーツ中のケガがきっかけで痛みが出たといった場合は、早めの相談が必要になることもあると言われています。
患者さん「転んでから急に腕が上がらなくなりました。」
先生「外傷がきっかけの場合は、骨や腱などに影響が出ている可能性も考えられます。」
無理に動かして状態を確認しようとせず、できるだけ早く医療機関へ相談することがすすめられています。
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
放置すると悪化する可能性がある疾患
腕の付け根の痛みは、一時的な筋肉の疲労だけではなく、肩関節周囲炎や腱板損傷などが関係している場合もあると言われています。そのまま無理を続けることで、肩の動きが悪くなったり、日常生活に支障が出たりする可能性も考えられています。
患者さん「少し痛いくらいなら我慢しても大丈夫ですよね?」
先生「改善しないまま負担をかけ続けると、症状が長引くこともあると言われています。」
痛みが続く場合は自己判断だけで済ませず、原因を確認しながら適切な対応を考えることが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:日本肩関節学会 https://www.j-shoulder-s.jp/
まとめ|原因を知り、早めの対応を心がけよう
腕の付け根を押すと痛い症状には、筋肉や腱への負担だけでなく、肩関節や首、神経などさまざまな原因が関係していると言われています。痛みの場所や動かしたときの症状を確認することで、原因を考えるヒントになることもあります。
患者さん「まずは痛みの様子をよく観察することが大切なんですね。」
先生「その通りです。無理をせず、症状が続く場合や強くなる場合は早めに相談することが安心につながると言われています。」
違和感をそのままにせず、日頃から肩への負担を減らす生活を意識することも、健康な状態を保つためのポイントです。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
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