肩凝り、猫背、骨格の歪みの症例概要
来訪者
今回ご来院されたのは、横浜市旭区にお住まいの33歳女性で、日頃から子育てをするなかで肩凝りと肩まわりのだるさを感じていました。特にお子様を抱っこする時間が長くなるにつれて首から肩にかけて負担を感じるようになり、長時間の抱っこを続けることが難しい状態だったため、体の状態を一度確認したいということでみやがわ整骨院へご来院されています。
育児中は抱っこだけではなく、おむつ交換や着替え、寝かしつけなどで前かがみになる機会が多く、同じ姿勢を繰り返すことで首や肩まわりに負担が蓄積しやすくなります。今回の患者様も日常的に育児を続ける必要があるため、単に肩凝りの不快感を軽減するだけではなく、子育てを続けながら体への負担を減らしていくことが重要でした。
症状
主なお悩みは肩凝りと重だるさであり、肩だけではなく首まわりにも動かしづらさを感じる状態が続いていました。日常生活では、お子様を抱っこしていると徐々に肩まわりの負担が強くなり、長時間抱っこすることが難しくなるため、育児中にも体の状態を気にしなければならないことがお悩みだったとのことです。
実際に姿勢を確認すると背中が丸くなりやすい円背がみられたほか、首の骨である頚椎の硬さや胸まわりを構成する胸郭の硬さ、頭部が前方へ出やすいストレートネックの状態も確認されました。そのため、肩だけに原因を限定するのではなく、首から背中、胸郭を含めた上半身の動きと姿勢のバランスを確認しながら、現在の負担につながっている部分を整理する必要があると考えました。
来院時の状態
初回来院時は、肩凝りとだるさに加えて、お子様の抱っこを長時間続けられないことが日常生活における大きな問題になっていました。抱っこでは腕だけを使うわけではなく、首や肩、背中、体幹など複数の部分で姿勢を支える必要があるため、筋肉の柔軟性や関節の動きが低下していると、一部分に負担が集中しやすくなるものです。
加えて、円背やストレートネックがみられる状態では、頭が体より前へ出やすくなることで首や肩まわりの筋肉に負担がかかりやすく、育児中の前かがみ姿勢が重なると重だるさにつながる場合があります。そこで、みやがわ整骨院では肩の状態だけを見るのではなく、姿勢や可動域、筋力、バランスなどを確認したうえで、体全体の状態を把握していきました。
改善目標
患者様が希望されていたのは、「子育ての際の体の悩みをなくしたい」ということであり、肩凝りだけを一時的に楽にすることが最終的な目標ではありませんでした。特に、長時間の抱っこが難しいという具体的な困りごとがあったため、施術による体の変化とともに、育児中の動作がどの程度楽になっているかを確認しながら進めることが重要になります。
このような背景から、肩や首の重だるさの軽減に加えて、猫背の姿勢や首・胸郭の動きを見直し、育児による負担が集中しにくい状態を目指すことを改善目標として共有しました。体の状態が変わることで、お子様との時間を体の不快感に左右されずに過ごしやすくすることも、今回の症例で大切にした目標の一つです。
初回の状態と確認したこと
来院時の症状
初回に体の状態を確認したところ、肩凝りや重だるさだけではなく、背中が丸くなった円背、頚椎の硬さ、胸郭の硬さ、ストレートネックなど複数の特徴がみられました。頚椎とは首の部分にある7つの骨を指し、この部分の動きが低下すると首だけではなく肩や背中の動きにも影響することがあるため、肩凝りとの関連を確認するうえでも重要な部分になります。
一方で、胸郭は肋骨や胸椎などで構成される胸まわりの部分であり、呼吸や腕の動き、上半身の姿勢にも関係しています。今回の患者様は頚椎だけでなく胸郭にも硬さがみられたため、肩を動かす際に首や肩まわりだけで動作を補っている可能性も考えながら、上半身全体の動きを確認しました。
状態のチェック内容
初回は病態検査と整体検査を行ったうえで、姿勢の歪み、関節の可動域、筋力などを確認し、現在の肩凝りや抱っこの負担にどのような体の状態が関係しているのかを整理していきました。病態検査では症状の特徴や体の反応を確認し、整体検査では姿勢や動作などを含めて体全体の状態をみながら、施術を進めるうえで必要な情報を確認しています。
具体的には、立った状態で体のバランスや猫背の程度を確認するとともに、首や肩、胸郭がどの程度動くのかを可動域テストで確認しました。あわせて筋力テストも行い、姿勢を支えるために必要な筋力が保たれているかを確認することで、筋肉の硬さだけでは判断せず、動きや支える力まで含めて評価しています。
こうした複数の確認を行うことで、肩凝りがあるから肩だけに施術を行うのではなく、どの部分の動きや筋力が低下し、日常生活でどこに負担が集中しているのかを整理しやすくなります。特に今回のように育児による負担が続く場合には、生活動作まで想定しながら体の状態を確認することが大切です。
検査の所見
検査では筋肉の柔軟性低下に加えて、関節の可動域低下、筋力低下、姿勢不良、バランス力の低下が確認され、肩だけではなく複数の要素が重なっている状態でした。筋肉が硬くなっているだけであれば柔軟性へのアプローチが中心になりますが、今回は関節の動きや姿勢を支える筋力にも低下がみられたため、それぞれの状態を考慮しながら施術内容を組み立てる必要がありました。
特に円背やストレートネックの状態では、頭部や肩が前方へ移動しやすくなるため、首や肩まわりの筋肉が姿勢を支えるために働き続けることがあります。そのうえ胸郭や頚椎の動きにも硬さがみられたことから、肩凝りを感じている部分だけに負担の要因を求めるのではなく、姿勢や関節の動き、筋力を含めて考えていくことが必要な状態と判断しました。
肩凝り、猫背、骨格の歪みへのアプローチ方法
提案した改善方法
今回の状態に対しては、筋肉へのアプローチだけに偏らず、骨格、神経へのアプローチを組み合わせながら、生活指導やストレッチ指導、メンタル面へのサポートも含めて進める方針としました。筋肉の柔軟性を高めることだけを目的とするのではなく、頚椎や胸郭などの動きを確認しながら、姿勢を取りやすい状態へ近づけていくことを目指しています。
同時に、施術を受けている時間だけ体を整えるのではなく、育児中の姿勢や体の使い方を見直すことも重要になるため、普段の生活で意識していただきたい点についてもお伝えしました。ストレッチについても負担を強くかける方法ではなく、現在の柔軟性や可動域を踏まえながら、ご自宅で継続しやすい内容を取り入れています。
アプローチの回数と頻度
施術は週2回の頻度で行い、1回あたりの時間は約30分として、毎回の体の状態や日常生活での変化を確認しながら進めました。育児による負担は施術後も日常的に続くため、初期段階では一定の間隔で体の変化を確認し、肩凝りや重だるさだけではなく、抱っこをした際の感覚についても経過を追っています。
ただし、施術回数だけを重ねることを目的にするのではなく、その都度、姿勢や首・肩の動き、本人が感じる負担感などを確認することが重要です。今回も週2回という頻度のなかで変化を確認し、セルフケアや生活習慣の見直しを並行して行うことで、育児を続けながら体への負担を減らしていく方針としました。
期待される改善内容
施術を進めるうえでは、肩凝りの不快感や首・肩の重だるさが軽減することに加えて、猫背の姿勢や頚椎、胸郭の動きに変化が出ることを目標としました。姿勢は骨格だけで決まるものではなく、筋肉の柔軟性や関節の可動域、姿勢を支える筋力なども関係するため、それぞれの状態を確認しながら総合的にアプローチする必要があります。
その結果として期待したのが、患者様が最も困っていた「子供を長時間抱っこできない」という日常生活上の負担を軽減していくことです。症状の数値だけで変化を判断するのではなく、抱っこや家事といった普段の動作が以前より楽に行えるかを確認することで、患者様自身にも体の変化を実感していただけるよう進めました。
施術内容と経過
施術の詳細
実際の施術では、初回検査で確認された筋肉の柔軟性低下や関節の可動域低下、姿勢不良などを踏まえ、首や肩だけではなく、胸郭や背中を含めた上半身全体へアプローチしました。肩凝りを感じている場所だけに刺激を加えても、猫背やストレートネック、胸郭の硬さが残っていると日常生活で同じ負担がかかる可能性があるため、体のつながりを確認しながら施術を進めています。
筋肉へのアプローチでは、硬さがみられる部分の柔軟性を引き出しながら、骨格へのアプローチでは姿勢や関節の動きを確認し、体を動かしやすい状態へ近づけていきました。加えて、神経へのアプローチも取り入れながら、動作時の体の反応を確認し、施術前後で首や肩、上半身の動きにどのような変化が出ているのかをその都度チェックしています。
施術だけで終わらせず、育児中に負担が集中しやすい姿勢について生活指導を行うとともに、自宅で行えるストレッチもお伝えしました。毎日の育児を中断することはできないため、「負担のかかる動作をすべて避ける」という考え方ではなく、体をケアしながら育児を続けやすい環境をつくることを重視しています。
患者様の反応
初回の施術後から体の変化を確認しながら週2回のペースで施術を続けたところ、3回目にはお子様を抱っこした際の負担について「以前より楽になった」と感じられるようになりました。来院時には長時間の抱っこが難しく、肩凝りや重だるさを気にしながら育児を行っていたため、抱っこという具体的な日常動作で変化を感じられたことは、その後の経過を確認するうえでも重要でした。
その後も施術を継続するにつれて、首から肩にかけて感じていた重だるさが徐々に軽減し、肩こりによる不快感についても以前より気になりにくくなっています。一方で、育児では抱っこや前かがみになる動作が繰り返されるため、施術による変化だけに頼らず、ストレッチや姿勢の意識を日常生活のなかで継続していただくようお伝えしました。
実際に体が楽になってくると、無意識に以前と同じ体の使い方へ戻ることもあるため、症状の変化とともに姿勢や動作を定期的に確認することが必要になります。患者様自身にも施術前後の違いを確認していただきながら、肩凝りだけではなく、育児中の動きやすさまで含めて経過をみていきました。
経過の確認
施術開始後は、肩凝りや重だるさの程度だけではなく、お子様を抱っこしたときの負担、首や肩の動き、猫背の姿勢などを確認しながら経過を追いました。3回目の時点で抱っこの負担が楽になり、その後は首や肩の重だるさも軽減していったため、日常生活における体の使いやすさにも少しずつ変化が表れています。
あわせて、初回来院時に確認されていた猫背についても姿勢の変化がみられ、肩こりによる不快感についても軽減が確認されました。ただ肩凝りが楽になったかどうかだけではなく、患者様が目標としていた「子育ての際の体の悩みをなくしたい」という部分に近づいているかを確認しながら、その後の施術やセルフケアの内容を調整しています。
今回の症例では、肩凝り、猫背、骨格の歪みに対して週2回、1回約30分の施術を継続しながら、筋肉・骨格・神経へのアプローチに生活指導やストレッチを組み合わせたことで、育児中の負担にも変化がみられました。最終的には「育児に専念できるようになった」とのお声もいただいており、体の不快感だけではなく、日常生活でやりたいことを続けやすい状態へ近づいています。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません







