筋膜性腰痛の症例概要
来訪者
今回ご紹介するのは、横浜市旭区にお住まいの38歳男性で、朝起きた際に感じる腰の重さや痛みが気になるようになり、みやがわ整骨院へ来院されました。仕事を続けながら社会人野球にも取り組んでいたものの、腰の状態に不安を感じるようになってからは思うように体を動かせず、野球から離れていたとのことです。
普段の生活では仕事をこなせていた一方で、腰に負担が加わる動作では痛みが出るため、日常生活だけでなく趣味への影響も感じているという状態。特に社会人野球はご本人にとって大切な時間だったことから、単に腰の痛みを軽減するだけではなく、再び安心して体を動かせる状態を目指して施術を進めることになりました。
症状
主な症状は、朝起きた際に感じる腰の重さと痛みで、寝ている状態から起き上がって動き始めるときに腰の違和感を感じていました。加えて、床や低い位置にある物を持ち上げるなど、腰に力が加わる動作を行った際にも痛みが出ており、日常的な動作にも影響がみられています。
筋膜性腰痛は、筋肉やその周囲を覆う筋膜などの軟部組織が関係して腰に痛みが現れる状態を指しますが、腰だけを確認するのではなく、骨盤や股関節など周囲の動きも含めて状態を捉えることが大切です。実際に今回のケースでも腰臀部、つまり腰からお尻にかけて筋緊張がみられたため、痛みが出ている部分だけに注目せず、体全体の動きとの関係を確認しました。
来院時の状態
来院時には、物を持ち上げようとした際に腰へ痛みが出ており、前かがみになってから体を起こすような動作にも負担を感じていました。腰臀部には筋肉が硬く緊張した状態がみられたうえ、骨盤が前方へ傾く「骨盤前傾」の傾向も確認されたことから、腰に負担が集中しやすい体の使い方になっている可能性も考慮しました。
一方で、腰の痛みだけを基準に状態を判断すると、実際にどの動きが負担につながっているのか把握しづらいため、姿勢や関節の動き、筋力などもあわせて確認する必要があります。そのため、みやがわ整骨院では初回から痛みの程度だけを見るのではなく、社会人野球への復帰という目標も踏まえながら体の状態を確認しています。
改善目標
ご本人が希望されていた最も大きな目標は、腰の状態を気にすることなく社会人野球を再開し、以前のようにスポーツを楽しめるようになることでした。野球では走る、投げる、打つといった動作の中で腰や骨盤、股関節を連動させる必要があるため、日常生活で痛みが軽減するだけでは、ご本人が求める状態としては十分とはいえません。
そこで、まずは朝の腰の重さや物を持ち上げる際の痛みを軽減させながら、関節の可動域や筋力、姿勢のバランスにも目を向けていく方針としました。こうしたことから、短期的には日常動作を楽に行える状態を目指し、その先に社会人野球の再開を見据えることが今回の改善目標になります。
初回の状態と確認したこと
来院時の症状
初回に腰周辺を確認すると、腰だけではなく殿筋群にも筋緊張がみられ、腰からお尻にかけて全体的に柔軟性が低下している状態でした。殿筋群とはお尻を構成する筋肉の総称で、歩行や立ち上がり、前屈した姿勢から体を戻す際などに働くため、この部分の緊張や動きづらさは腰への負担を考えるうえでも重要になります。
特に物を持ち上げる際には、腰だけでなく股関節や骨盤を連動させる必要がありますが、周囲の筋肉が硬くなると動作が偏りやすく、結果として腰に負担が集まる場合があります。一方で、筋肉の硬さだけが痛みの要因とは限らないため、姿勢や可動域、筋力など複数の要素を確認しながら状態を整理しました。
状態のチェック内容
初回は病態検査と整体検査を行ったうえで、姿勢の歪み、関節の可動域、筋力について確認し、腰痛に関係する可能性のある要素を一つずつ整理しました。病態検査では症状の特徴や動作による変化などを確認し、整体検査では姿勢や体の動かし方を含め、腰以外の部分との関係についてもチェックしています。
具体的には、立った姿勢で骨盤や体幹の位置を確認するとともに、前屈などの動作を行ってもらい、どの範囲まで動かせるのか、どのタイミングで腰に負担を感じるのかを確認しました。加えて、筋力テストを通して体を支える力の状態も見たところ、柔軟性だけではなく筋力面にも課題がみられています。
そのため、単純に硬くなった筋肉を緩めることだけを目的とするのではなく、動きや姿勢を含めた複数の要素へアプローチする必要があると考えました。
検査の所見
検査では、腰臀部を中心とした筋肉の柔軟性低下に加えて、関節の可動域低下や筋力低下がみられ、姿勢についても骨盤前傾を含むバランスの崩れが確認されました。さらに、体を安定させるバランス力にも低下がみられたため、腰だけに負担が集中しない体の使い方を目指すことが重要なポイントになります。
姿勢不良や可動域の低下、筋力低下はそれぞれ独立しているように見えますが、実際の動作では互いに影響し合いながら体の動きに関係するものです。その結果、今回のケースでは腰臀部の筋緊張だけに焦点を当てず、筋肉、骨格、神経へのアプローチを組み合わせながら、体全体のバランスを整えていく方針としました。
ただし、検査で確認された特徴がすべて腰痛の原因と断定できるわけではないため、施術後の動作変化や痛みの推移も確認しながら進めていくことが重要です。
筋膜性腰痛へのアプローチ方法
提案した改善方法
今回の筋膜性腰痛に対しては、筋肉へのアプローチだけに限定せず、骨格、神経、生活習慣などを含めた複数の方向から体の状態を整える方法を提案しました。腰臀部の筋緊張や骨盤前傾がみられていたことから、まず筋肉の柔軟性と関節の動きを引き出しながら、姿勢や動作時の負担を確認していくことが必要と考えたためです。
同時に、日常生活で同じ負担を繰り返さないよう生活指導を行い、自宅で継続できるストレッチについてもお伝えしました。なかでも社会人野球の再開という明確な目標があったため、痛みだけに意識が向きすぎないよう、ご本人の目標を共有しながら前向きに取り組めるようなメンタル面への働きかけも取り入れています。
アプローチの回数と頻度
施術は週2回の頻度で行い、1回あたりの時間は約30分を目安として、施術前後の体の状態を確認しながら進めました。初期の段階では腰の痛みや筋緊張に変化が出ても、仕事や日常生活の負担によって再び硬さを感じる可能性があるため、経過を確認しやすい頻度で継続しています。
一方で、毎回同じ内容を繰り返すのではなく、その日の腰の状態や可動域、筋肉の緊張などを確認したうえで、必要となるアプローチを調整しました。週2回というペースの中で変化を追うことにより、痛みだけでなく体幹前屈の動きや殿筋群の緊張についても確認しながら施術を進められるようになります。
期待される改善内容
施術を進めるうえでは、朝起きた際の腰の重さや物を持ち上げる際の痛みを軽減させるとともに、前屈などの動作を行いやすくすることを一つの目安としました。そのうえで、筋肉の柔軟性や関節可動域、筋力、姿勢のバランスにも働きかけることで、腰だけに頼らず体全体を使える状態を目指しています。
とはいえ、最終的な目標は日常生活で痛みを感じにくくなることだけではなく、社会人野球を再開して走る、投げる、打つといった動作へ段階的に戻っていくことです。そのため、施術による変化とセルフケアの継続を組み合わせながら、趣味を楽しめる状態につなげていくことを目標としました。
施術内容と経過
施術の詳細
施術では、初回の検査で確認された腰臀部の筋緊張、骨盤前傾、関節可動域の低下などを踏まえ、筋肉と骨格の両面からアプローチを行いました。腰周辺だけに刺激を加えるのではなく、殿筋群を含めて動作に関係する部分を確認しながら筋肉の緊張を調整し、骨盤や関節が動きやすい状態を目指しています。
あわせて神経へのアプローチも取り入れ、体を動かした際に必要な筋肉が働きやすくなるよう、動作の確認を行いながら施術を組み立てました。神経へのアプローチとは、強い刺激を加えるものではなく、体の動きや筋肉の反応を確認しながら、スムーズな動作につなげていくための働きかけです。
さらに、施術を受ける時間だけで状態を整えるのではなく、日常生活での姿勢や体の使い方も重要になるため、生活習慣の見直しとストレッチ指導を取り入れました。社会人野球への復帰という目標も共有し、目の前の痛みだけではなく、再びスポーツを楽しむために必要な段階を意識しながら週2回の施術を継続しています。
患者様の反応
初回の施術後に体幹前屈を改めて確認したところ、施術前と比べて前屈できる範囲が広がり、ご本人にも動かしやすさを感じていただけました。体幹前屈とは立った状態などから上半身を前方へ倒す動作で、腰や股関節、殿筋群など複数の部位の柔軟性や連動性が関係するため、経過を確認する一つの指標として用いています。
ただし、初回で可動域に変化がみられたからといって、その時点ですべての問題が改善したと判断するのではなく、朝の腰の重さや物を持ち上げる際の痛みがどのように推移するかを継続して確認しました。施術を重ねるにつれて殿筋群の筋緊張も軽減し、それに伴って腰の痛みについても徐々に変化がみられています。
特に4回目の施術時には、当初感じていた腰の痛みがほとんど気にならない程度まで軽減しており、日常動作に対する不安にも変化がみられました。この段階では痛みの変化だけでなく、社会人野球へ戻ることを考えながら、筋力や体の使い方にも目を向けていくことが重要になります。
経過の確認
週2回の施術を続ける中で、初回に強くみられた殿筋群の筋緊張が次第に軽減し、体幹前屈についても動かせる範囲が広がるなど、体の動きに変化が現れてきました。腰の痛みについても施術回数を重ねるにつれて軽減しており、4回目にはほぼ気にならない状態となったため、当初の「痛みを減らす」という段階から次の目標へ移行できる状態になっています。
そこで、状態が落ち着いてからは再び腰へ負担を集中させないことを意識し、姿勢の改善や筋力強化、ストレッチを継続しながら、社会人野球の再開に向けた体づくりを進めました。一方で、痛みが軽減するとセルフケアを行う機会が減りやすいため、これまでお伝えした健康面のケアを日常生活の中で続けることについても説明しています。
最終的には社会人野球を再開できる状態まで進み、仕事だけでなく趣味にも取り組めるようになったことは、ご本人が当初掲げていた改善目標に向けた大きな変化となりました。患者様からは「痛みが取れて仕事にも趣味にも集中できるようになった」との感想もいただいています。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません
結果と改善状況
最終的な状態
週2回の施術を継続した結果、初回にみられていた腰臀部の筋緊張が軽減するとともに、朝起きた際の腰の重さや、物を持ち上げる際に感じていた痛みにも変化がみられるようになりました。特に初回の施術後には体幹前屈の可動域が広がり、4回目の施術時には腰の痛みがほとんど気にならない程度まで軽減するなど、比較的早い段階から動作面にも変化が現れています。
ただし、痛みが軽減したことだけを最終的な目標とはせず、今回の38歳男性が希望されていた「社会人野球を再開したい」という目標を踏まえ、筋力や柔軟性、姿勢なども確認しながら体づくりを継続しました。その結果、仕事や日常生活で腰を気にする場面が減っただけでなく、最終的には社会人野球を再開できる状態となり、ご本人が目指していた生活へ戻ることにつながっています。
患者様の感想
施術を進める中で腰の痛みが軽減し、日常生活や仕事での負担感にも変化がみられたことから、ご本人からは「痛みが取れて仕事にも趣味にも集中できるようになった」との感想をいただきました。来院当初は朝起きた際の腰の重さに加え、物を持ち上げる動作でも痛みが出ていたため、仕事を続けながら社会人野球へ復帰することにも不安を感じていたとのことです。
実際に、腰の状態を気にしながら生活していると、痛みが出そうな動作を無意識に避けることがあり、それによって仕事や趣味へ集中しづらくなる場合もあります。今回のケースでは、腰の状態が落ち着くにつれて日常生活への不安も少なくなり、社会人野球というご本人にとって大切な活動を再開できたことが、生活面での大きな変化になりました。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません
生活の質の向上
筋膜性腰痛による痛みが軽減したことで、今回のケースでは「腰が楽になった」という変化だけではなく、仕事と趣味の両方へ集中しやすくなったことも大きなポイントです。社会人野球のようなスポーツでは、走る、投げる、打つといった動作を繰り返すため、腰だけではなく骨盤や股関節、体幹などを連動させながら動かす必要があり、日常生活よりも高い身体機能が求められます。
そのため、施術では痛みの軽減だけに注目せず、筋肉の柔軟性や関節可動域、筋力、姿勢のバランスにも目を向けながら、段階的に体を動かしやすい状態へ近づけていきました。こうした経過を経て社会人野球を再開できたことは、ご本人が来院時に掲げていた改善目標につながる変化であり、仕事だけでなく好きな趣味にも取り組める生活へ戻るきっかけになったと考えられます。
総括とアドバイス
改善方法の総括
今回の筋膜性腰痛では、腰臀部の筋緊張や骨盤前傾に加え、筋肉の柔軟性低下、関節可動域の低下、筋力低下、姿勢不良、バランス力の低下が確認されていたため、一つの部分だけではなく体全体の状態を踏まえて施術を進めました。具体的には、筋肉と骨格へのアプローチを軸にしながら神経への働きかけも組み合わせ、生活指導やストレッチ指導を行うことで、施術を受ける時間以外にも体の状態を整えられるよう取り組んでいます。
その結果、初回の施術後には体幹前屈の可動域が増加し、施術を重ねるにつれて殿筋群の緊張と腰の痛みが軽減するとともに、4回目には痛みがほとんど気にならない程度まで変化しました。一方で、筋膜性腰痛の状態や経過には個人差があるため、同じような症状であっても一律の方法を当てはめるのではなく、姿勢や動作、筋力などを確認したうえで取り組むことが大切です。
再発防止のためのセルフケアアドバイス
腰の状態が落ち着いたあとも、仕事や社会人野球などで体への負担が積み重なる可能性があるため、ご本人には姿勢の改善、筋力強化、ストレッチ、生活習慣の見直しを継続するようお伝えしています。特に長時間同じ姿勢が続いたり、疲労によって筋肉の柔軟性が低下したりすると体の使い方に偏りが生じることがあるので、日頃から適度に体を動かす時間をつくることが重要になります。
加えて、今回お伝えしたストレッチは痛みが軽減したあとも無理のない範囲で継続し、腰や殿筋群だけでなく股関節周辺の柔軟性を保つことも意識していただくようアドバイスしました。筋力強化についても急に負荷を高めるのではなく、現在の体の状態に合わせて段階的に行いながら、社会人野球を続けても腰へ負担が集中しにくい体づくりにつなげていくことが再発予防では大切になるでしょう。
横浜市旭区で筋膜性腰痛にお悩みの方へ
引き続きのケア提案
筋膜性腰痛では腰周辺の筋肉に負担がかかっている場合がありますが、実際の体の動きは腰だけで完結するものではなく、骨盤や股関節、殿筋群、体幹などが連動しているため、周囲の状態も含めて確認することが重要です。今回の症例でも、腰臀部の筋緊張だけでなく骨盤前傾、関節可動域や筋力の低下などが確認されていたことから、それぞれの状態を踏まえながら施術とセルフケアを組み合わせました。
一方で、痛みが軽減すると、それまで行っていたストレッチや生活習慣への意識が薄れてしまうこともあります。そのため、みやがわ整骨院では現在感じている症状だけを見るのではなく、その先にある仕事や趣味、スポーツなどを続けやすい状態を目指しながら、日常生活でのケアも継続していくことを大切にしています。
再発予防の方法
再発予防では、施術だけに頼るのではなく、日常生活の中で姿勢を見直しながら筋力強化やストレッチを継続し、体に負担が偏りにくい習慣を身につけていくことが重要になります。特にデスクワークや長時間の運転、物を持ち上げる作業などが多い場合には、同じ姿勢を長く続けないよう意識するとともに、腰だけではなく股関節や殿筋群を動かす時間をつくることも一つの方法です。
とはいえ、腰の痛みがある状態で自己判断による強いストレッチや筋力トレーニングを行うと、かえって負担になる場合もあるため、痛みの程度や体の動きを確認しながら無理のない範囲で進めてください。今回のように「社会人野球を再開したい」「仕事に集中したい」など具体的な目標がある場合には、目の前の痛みだけではなく、その目標に必要な体の動きまで考えながらケアを進めていくことが大切です。
横浜市旭区で筋膜性腰痛にお悩みの方や、朝起きたときの腰の重さ、物を持ち上げる際の痛みなどによって仕事や趣味を思うように楽しめていない方は、一度ご自身の腰だけでなく、姿勢や骨盤、股関節、筋力などを含めた体全体の状態に目を向けてみてください。みやがわ整骨院では、現在のお悩みだけでなく「体の状態が改善したら何をしたいのか」という目標も伺いながら、一人ひとりの状態に合わせた施術やセルフケアをご提案しています。腰の不調によって仕事やスポーツ、趣味などのやりたいことを諦める前に、まずはお気軽にご予約・ご相談ください。







