飲み込むと首の付け根が痛いのはなぜ?
「唾や食べ物を飲み込んだときだけ、首の付け根が痛い。寝違えかな?」と不安になることがありますよね。飲み込むと首の付け根が痛い場合、首の筋肉だけではなく、喉など周辺の組織が関係している可能性もあると言われています。痛みが出る動作や場所を確認してみましょう。
飲み込む動作では喉だけでなく首周辺の組織も動く
「飲み込んでいるだけなのに、どうして首まで痛むの?」と思いますよね。
嚥下は、口から食道へ食べ物を送る一連の動作です。その際には口や咽頭、喉頭が関係し、多くの神経や筋肉が協調して動くと言われています。つまり、飲み込む動作は喉だけで完結する単純な動きではありません。
引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=13
「飲み込むと痛い」と「首を動かすと痛い」の違い
次に見てほしいのが、「いつ痛むのか」です。
日本整形外科学会によると、寝違えでは首の後ろから肩にかけて痛みが出たり、首を動かすことで痛みを感じたりする場合があると言われています。そのため、飲み込むときだけなのか、振り向く・上を向くといった首の動作でも痛むのかを確認すると、状態を整理する手がかりになります。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprained_neck.html
首の付け根の痛みでも原因が首だけとは限らない
「首が痛いなら、首だけが原因では?」と思うかもしれません。
ところが、喉に炎症が起きた場合にも、飲み込む際の痛みが現れることがあると言われています。済生会では、咽頭炎や扁桃炎などによって喉に炎症が起こると、飲み込むときの痛みや発熱などがみられる場合があると説明しています。首だけに注目せず、喉の違和感や発熱がないかも確認しておきたいですね。
引用元:済生会
https://www.saiseikai.or.jp/medical/symptom/sore_throat/
痛む場所やタイミングを確認することが大切
では、「何をチェックすればいいの?」という方は、まず痛む場所とタイミングを整理してみましょう。
右側・左側・中央のどこが痛むのか、飲み込むときだけなのか、首を動かしても痛むのか。さらに、食べ物や水分が飲み込みづらい、むせるといった症状がないかも確認してみてください。飲み込みにくさは炎症による腫れなどでも起こることがあると言われているため、症状が続く場合は医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=17
#飲み込むと首の付け根が痛い
#首の付け根の痛み
#飲み込むと痛い
#寝違え
#喉の痛み
飲み込むと首の付け根が痛いときに考えられる原因
「飲み込むと首の付け根が痛い=寝違え」とは限りません。首の筋肉や関節に負担がかかっているケースもあれば、喉の炎症などが関係している場合もあると言われています。どんな症状が一緒に出ているのかを確認することが大切です。
寝違えによる首周辺の筋肉や関節への負担
「朝起きたら首が痛くて、飲み込むときも気になる」という場合、寝違えによる首周辺への負担も考えられます。
日本整形外科学会では、寝違えは首の後ろから肩にかけて痛みが出たり、首を動かすと痛みが強くなったりすることがあると言われています。睡眠中の不自然な姿勢や同じ姿勢が続くことなどが、筋肉や関節周辺への負担につながる可能性もあるようです。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprained_neck.html
首や肩周辺の筋肉の緊張
「首だけではなく、肩までガチガチ」という方もいますよね。
長時間のパソコン作業などで頭を一定の位置に保ち続けると、首の後ろの筋肉に負担が生じる場合があると言われています。こうした状態では、首を動かしたときの痛みや動かしづらさが目立つこともあります。飲み込む動作だけで判断せず、振り向いたときや上を向いたときの変化も見ておきましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/index.html
咽頭炎・扁桃炎など喉の炎症
「首よりも、飲み込む瞬間の痛みが強い」という場合はどうでしょうか。
扁桃咽頭炎では、喉の痛みだけでなく、飲み込む際の痛みや発熱などがみられると言われています。そのため、飲み込むと首の付け根が痛い場合でも、喉の違和感や発熱を伴っているなら、首だけの問題と決めつけないほうがよいでしょう。
引用元:MSDマニュアル
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional
風邪や感染症などに伴うリンパ節の腫れ
「首を触ると少し腫れている気がする」というケースもあります。
喉の感染症では、首のリンパ節が腫れることがあると言われています。特に扁桃咽頭炎では、飲み込むときの痛みに加えて、圧痛を伴う頸部リンパ節の腫れがみられる場合もあります。発熱や強い喉の痛みを伴っているときは、早めに医療機関へ相談しましょう。
引用元:MSDマニュアル
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
頚椎周辺の問題など首に由来する痛み
「上を向くと痛い」「肩や腕にも違和感がある」という場合は、頚椎周辺の状態にも注意が必要です。
日本整形外科学会では、頚椎症性神経根症などでは首を後ろへ反らすことで痛みが強くなり、肩から腕の痛みや手指のしびれが出る場合もあると言われています。飲み込むときの痛みだけでなく、首の動作や腕・手の症状も確認しておきたいところです。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_radiculopathy.html
首の腫れやしこりを伴う場合に考えること
「痛みだけではなく、首に腫れやしこりがある」という場合は、そのまま様子を見続けないことも大切です。
喉の感染症では首のリンパ節が腫れる場合があり、扁桃咽頭炎では嚥下時の痛み、発熱、頸部リンパ節の腫れなどがみられると言われています。原因は一つではないため、腫れが目立つ、痛みが強くなる、飲み込みづらいといった症状がある場合は医療機関への来院を検討してください。
引用元:MSDマニュアル
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
#飲み込むと首の付け根が痛い
#寝違え
#首の痛み
#喉の炎症
#首の腫れ
飲み込むと首の付け根が痛い原因を症状から見分けるポイント
「首が原因なのか、それとも喉なのか、どう見ればいい?」と迷いますよね。飲み込むと首の付け根が痛いときは、痛みだけで判断するのではなく、いつから始まったのか、首の動作でも痛むのか、発熱や腫れがないかなどを一緒に確認することが大切です。
朝起きて突然痛くなった場合
「昨日までは平気だったのに、朝起きたら首が痛い」という場合は、寝違えなどが関係している可能性があります。
日本整形外科学会では、寝違えは目覚めたときに首の後ろや肩に痛みが出て、首を動かすと痛む場合があると言われています。朝から症状が始まったかどうかに加えて、振り向く動作などでも痛みが変化するか確認してみましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprained_neck.html
首を左右・上下に動かしても痛い場合
「飲み込むときだけじゃなく、上を向いても痛い」というケースもあります。
首の動作に伴って痛みが変わる場合は、頚椎や首周辺の組織が関係している可能性も考えられます。頚椎症性神経根症では、首を後ろへ反らすことで症状が強くなることがあると言われています。肩や腕の痛み、手のしびれなどがないかも見ておきたいですね。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_radiculopathy.html
喉の痛みや違和感を伴う場合
「飲み込む瞬間に喉もヒリヒリする」という場合は、首だけに注目しないことがポイントです。
咽頭炎などでは、喉の痛みや飲み込みにくさが現れることがあると言われています。咳や鼻水などを伴う場合もあるため、「首が痛いから寝違え」と決めつけず、喉や体調の変化も一緒に確認しましょう。
引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=17
発熱や倦怠感を伴う場合
「首の痛みだけでなく、熱っぽくて体もだるい」というときは注意が必要です。
喉の感染症では、喉の痛みとともに発熱などの全身症状がみられる場合があると言われています。飲み込むと首の付け根が痛いうえに発熱がある場合は、単なる首の筋肉の問題と自己判断せず、医療機関への来院を検討してください。
引用元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html
首に腫れやしこりがある場合
「触ってみたら、首にコリッとしたものがある」という場合もあるでしょう。
首にはリンパ節があり、感染症などに反応して腫れる場合があると言われています。ただし、首のしこりにはさまざまな原因が考えられるため、見た目や触った感覚だけで判断するのはおすすめできません。腫れが続く場合などは医療機関へ相談しましょう。
引用元:国立がん研究センター がん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/cancer/head_neck/index.html
肩や肩甲骨周辺まで痛みが広がっている場合
「首だけではなく、肩や肩甲骨のあたりまで重い」という方もいますよね。
首周辺の疾患では、首だけに症状が出るとは限らず、肩や腕などに痛みが広がるケースもあると言われています。特に腕や手のしびれ、力の入りにくさなどを伴う場合には、放置せず状態を確認してもらうことが大切です。
引用元:日本脊髄外科学会
https://www.neurospine.jp/original35.html
#飲み込むと首の付け根が痛い
#首の痛み
#喉の痛み
#寝違え
#首の腫れ
飲み込むと首の付け根が痛いときの対処法
「飲み込むと首の付け根が痛いけれど、自宅ではどうしたらいい?」と悩みますよね。原因がはっきりしない段階で無理に首を動かしたり、強くもんだりするのは避けたいところです。まずは痛みを悪化させない過ごし方を意識し、ほかの症状がないかも確認しましょう。
痛みが強いときは無理に首を動かさない
「硬くなっているなら、動かしたほうがいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、寝違えなどで強い痛みがある時期は、無理に首を動かすことで症状が強くなる可能性があると言われています。まずは痛みが出る方向へ何度も動かさず、楽な姿勢で過ごすことを意識してみてください。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprained_neck.html
痛い部分を強くもんだり無理にストレッチしたりしない
「首が痛いから、とりあえず伸ばしてみよう」と考える方もいますよね。
首に急な痛みが出ているときは、原因がわからないまま強い刺激を加えるのは控えたほうがよいでしょう。特に痛みを我慢しながらストレッチを続けるのではなく、症状が強い時期は負担を減らすことが大切だと言われています。
引用元:日本予防医学協会
https://www.jpm1960.org/kawara/05/post-13.html
首への負担が少ない姿勢で過ごす
「じっとしていれば、姿勢は何でもいい?」というわけでもありません。
頭が前へ出た姿勢が続くと、首や肩周辺への負担が大きくなると言われています。座るときは必要以上にうつむかず、頭だけが前へ出ないよう意識してみましょう。無理に胸を張るのではなく、楽に保てる姿勢を探すのがポイントです。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/katakori.html
長時間のスマホやデスクワークを控える
「仕事だからパソコンを使わないわけにはいかない」という方も多いでしょう。
厚生労働省では、パソコンなどを使用する作業について、長時間同じ姿勢を続けず、適度に休止時間を設けることが重要だとしています。首が気になるときほど、画面をのぞき込む姿勢を続けないようにしたいですね。
引用元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000539604.pdf
睡眠と休息を十分に取る
「少しくらい痛くても、普段通り動いて大丈夫かな?」と迷うこともあります。
首の痛みだけでなく、喉の違和感や風邪のような症状がある場合は、無理をせず休息を取ることも大切です。十分な睡眠を確保し、体調の変化を見ながら過ごしましょう。発熱などが加わった場合は、首だけの問題と決めつけないことも必要です。
引用元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html
喉の違和感がある場合は水分補給を意識する
「飲み込むと痛いから、水分も控えたほうがいい?」と思うかもしれません。
喉の乾燥を防ぐためには、こまめな水分補給が大切だと言われています。ただし、強い痛みで水分そのものが飲み込みづらい場合や、呼吸が苦しい場合は、自宅で様子を見続けず医療機関への来院を検討してください。
引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=13
#飲み込むと首の付け根が痛い
#首の痛み
#寝違え
#首のセルフケア
#喉の違和感








