高校生でも肩こりになる?10代に起こる肩こりの特徴
「肩こりって大人がなるものじゃないの?」と思っている高校生も多いかもしれません。ところが、高校生を対象とした調査でも肩こりを感じている人が確認されており、10代だから起こらないとは限らないと言われています。
高校生活では、授業や受験勉強、スマホなどで同じ姿勢が続く場面が少なくありません。「最近、肩が重いな」と感じているなら、年齢だけで判断せず、首や肩の状態に目を向けてみましょう。
肩こりは大人だけに起こる症状ではない
肩こりは中高年だけの悩みと思われがちですが、高校生にもみられると言われています。2001年に京都府内の高校生を対象として行われた調査では、有効回答5,846人のうち65.3%が肩こりを自覚していました。古い調査のため現在の高校生全体にそのまま当てはめることはできませんが、「高校生にも肩こりがある」ことを示す一つの資料になります。
引用元:国立国会図書館 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I5770158
高校生が感じやすい「重い・だるい・痛い」などの症状
「痛くないから肩こりじゃない」と思っていませんか?肩こりの感じ方は一つではありません。日本整形外科学会では、首すじや首のつけ根から肩、背中にかけて「張った」「凝った」「痛い」といった感覚が現れると紹介されています。
高校生を対象にした調査でも、「だるい」「重い」という感覚が多かったと言われています。「なんとなく肩が重い」「勉強していると首まわりがだるい」といった感覚も、無理に我慢せず確認しておきたいところです。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
引用元:J-STAGE https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam/51/2/51_157/_article/-char/ja/
肩こりによって勉強や日常生活に影響が出ることもある
高校生の場合、「肩が気になって勉強に集中しづらい」という悩みも考えられます。実際に高校生向けの記事でも、長時間机に座って勉強することで肩や首のこりを感じる場面が紹介されています。
「少しくらいなら大丈夫」と我慢するのではなく、勉強中の姿勢や休憩の取り方を見直すことも大切です。なお、強い痛みが続く、手にしびれがあるなど肩こり以外の症状が気になる場合は、自己判断だけで済ませず医療機関への来院も検討しましょう。
引用元:スタディサプリ進路 https://shingakunet.com/journal/fromsapuri/20251028000001/
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高校生に肩こりが起こる主な原因
高校生の肩こりは、一つの原因だけで起こるとは限らないと言われています。たとえば、授業や受験勉強で長時間座ったあと、そのままスマホを見る。さらに部活動で同じ筋肉を繰り返し使う。このように、日常生活の中に首や肩へ負担がかかる場面はいくつもあります。
「高校生なのに、どうしてこんなに肩がこるんだろう?」と感じたら、まず普段の生活を振り返ってみましょう。
スマホ・タブレットを長時間使用している
スマホを見るとき、「気づいたら顔が下を向いていた」ということはありませんか?画面をのぞき込む姿勢が長く続くと、首や肩周辺の筋肉へ負担がかかりやすいと言われています。
特に高校生は、連絡やSNS、動画だけでなく勉強にもスマホやタブレットを使う機会があります。使用時間だけではなく、画面を見る姿勢にも注意したいところです。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
勉強中に前かがみや猫背の姿勢が続いている
授業や自宅学習では、教科書やノートを見るために頭が前へ出やすくなります。「最初は姿勢を意識していたのに、いつの間にか猫背になっていた」という経験がある人もいるでしょう。
厚生労働省の情報では、長時間同じ姿勢を続けることなどが肩こりに関係すると紹介されています。勉強時間が長い高校生ほど、姿勢を固定し続けない工夫も必要だと考えられます。
引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
長時間同じ姿勢で体を動かす機会が少ない
勉強に集中していると、1時間、2時間と座り続けてしまうことがありますよね。長時間同じ姿勢を続ける生活は、肩こりに関係する要因の一つと言われています。
「勉強をやめたほうがいい」という話ではありません。大切なのは、途中で立ったり肩を動かしたりして、同じ姿勢を続けすぎないことです。
引用元:日本予防医学協会 https://www.jpm1960.org/
部活動やスポーツで首・肩に負担がかかっている
野球やバレーボール、水泳など、肩を繰り返し使うスポーツでは、肩周辺に負担がかかることがあります。一方で競技によって動作や負担のかかり方は異なるため、「部活をしているから肩こり」と単純に決めつけることはできません。
運動後だけ肩がつらい、特定の動作で痛みが出るといった場合には、一般的な肩こりとは別の問題も考慮する必要があります。
引用元:日本スポーツ整形外科学会 https://jsoa.or.jp/
重いリュックや通学バッグを使用している
教科書やタブレット、部活動の道具など、高校生の通学バッグは重くなることがあります。重い荷物を持ち続けることで、肩や首などに負担がかかる可能性があると言われています。
とくに片側だけでバッグを持つ習慣がある人は、「いつも同じ肩ばかりつらい」と感じることも。荷物の量や持ち方を一度確認してみるのもよいでしょう。
引用元:日本学校保健会 https://www.gakkohoken.jp/
睡眠不足やストレスが続いている
「テスト前になると肩がガチガチになる気がする」という人もいるかもしれません。日本整形外科学会では、肩こりに伴う症状や関連する要素としてストレスなどについても触れています。
高校生は勉強、進路、人間関係などで生活リズムが変化しやすい時期です。肩だけを見るのではなく、睡眠時間や疲れのたまり方にも目を向けてみましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
目の疲れが首や肩の負担につながっている
勉強に加えてスマホやパソコンを長時間見ていると、「目が疲れた」と感じることもありますよね。厚生労働省の情報では、情報機器を使う作業において眼精疲労や首・肩のこりなどの症状がみられる場合があるとされています。
画面を長時間見続ける高校生は、目だけでなく首や肩の状態も一緒に確認しておくことが大切です。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/
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高校生の肩こりを改善・予防するためにできること
高校生の肩こりが気になると、「自分で何をすればいいの?」と思いますよね。大切なのは、肩だけを何とかしようとするのではなく、勉強姿勢やスマホの使い方、運動、睡眠など普段の生活を振り返ることだと言われています。
無理に首や肩を動かす必要はありません。毎日の生活に取り入れやすいところから始めてみましょう。
勉強の合間に首や肩を動かして休憩する
テスト前などは、「気づいたら何時間も座っていた」ということもあるでしょう。長時間同じ姿勢を続けることは、首や肩の負担につながる可能性があると言われています。
勉強の区切りで立ち上がる、肩を軽く回すなど、姿勢を変える時間をつくることがポイントです。痛みを我慢して無理に動かすのは避けましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
肩甲骨まわりを動かすストレッチを取り入れる
「肩が重いから強く揉めばいい」というわけではありません。肩こりへの対策として、首や肩周辺を動かす体操などが取り入れられることがあります。
肩をゆっくり上げ下げしたり、肩甲骨を意識しながら腕を動かしたりと、無理のない範囲で行うことが大切です。痛みが強くなる動きは中止してください。
引用元:日本予防医学協会 https://www.jpm1960.org/
スマホを見る位置と使用時間を見直す
スマホを使っていると、「いつの間にか首が前に出ていた」ということはありませんか?画面を低い位置で見続ければ、うつむいた姿勢が長くなります。
スマホそのものが悪いと考えるのではなく、同じ姿勢を長時間続けないことを意識してみましょう。途中で画面から目を離す時間をつくることも一つの方法です。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08583.html
机と椅子の高さを調整して勉強姿勢を見直す
「姿勢を良くしよう」と背筋を伸ばすだけでは、長時間続けるのが難しい場合があります。そこで確認したいのが、机や椅子などの学習環境です。
厚生労働省の情報機器作業に関するガイドラインでも、椅子や机などを調整し、無理のない姿勢をとれる作業環境を整えることが示されています。高校生の自宅学習でも参考になる考え方でしょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/000539604.pdf
適度な運動で長時間同じ姿勢になるのを防ぐ
勉強が忙しくなると、学校と家を往復するだけで運動する時間が減ることもありますよね。厚生労働省では、子ども・青少年について、座りっぱなしの時間を減らして体を動かすことが推奨されています。
まずは休憩中に歩くなど、日常生活の中で体を動かす機会をつくるところから始めてみてください。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html
入浴や睡眠など毎日の生活習慣を整える
肩こりが気になるとストレッチばかりに目が向きますが、睡眠を含めた生活習慣も忘れたくないところです。
厚生労働省の睡眠ガイドでは、中学・高校生について8~10時間を参考に睡眠時間を確保することが推奨されています。「最近寝る時間が遅くなっているな」と感じる高校生は、スマホの使い方なども含めて生活リズムを確認してみましょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf
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高校生の肩こりで病院へ来院したほうがよい症状
高校生の肩こりは、勉強やスマホなど日常生活での負担が関係している場合があると言われています。ただし、「高校生だから大丈夫」「ただの肩こりだろう」と決めつけるのは避けたいところです。
痛みが強い、しびれがある、ケガをしてから痛むなどの場合には、肩こり以外の原因も考える必要があります。いつもと違う症状があるときは、保護者にも伝えたうえで医療機関への来院を検討しましょう。
肩こりが長期間続いている・徐々に悪化している
「最初は少し重いだけだったのに、最近は毎日のように気になる」という場合は注意が必要です。肩こりがなかなか軽減しない場合には、単純な筋肉疲労だけではない可能性もあると言われています。
セルフケアを続けても変化がない、以前より痛みが強くなっていると感じたら、我慢を続けず医療機関へ相談することも選択肢です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
首や肩の強い痛みで日常生活に支障が出ている
「痛くて授業に集中できない」「首を動かすのもつらい」など、学校生活に影響するほど症状が強い場合は、自己判断だけで様子を見続けないことが大切です。
特に突然強い痛みが現れた場合などは、原因によって必要な対応が異なります。無理にストレッチやマッサージをせず、症状に応じて医療機関への来院を考えましょう。
引用元:日本臨床整形外科学会 https://jcoa.gr.jp/
腕や手にしびれ・力の入りにくさがある
肩こりと一緒に「手がしびれる」「腕に力が入りにくい」といった症状がある場合には注意してください。首の神経が刺激される病気では、首や肩の痛みに加えて、腕や手のしびれなどが現れることがあると言われています。
こうした症状を「肩がこっているだけ」と判断するのではなく、早めに医療機関へ相談することが大切です。
引用元:日本脊髄外科学会 https://www.nsj-official.jp/
頭痛・めまい・発熱など肩こり以外の症状がある
肩こりと同時に頭痛やめまいなどを感じることもありますが、すべてが肩こりによるものとは限りません。特に発熱を伴う場合や、突然の激しい頭痛、意識がおかしいなど普段とは明らかに違う症状がある場合には、緊急性の高い病気も考慮する必要があります。
「肩こりのせいだろう」と自己判断せず、症状が強い場合には速やかに医療機関へ相談してください。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/
転倒やスポーツ中のケガをきっかけに痛みが出た
部活動中に転倒した、相手とぶつかった、肩を強くひねった。そのあとから首や肩が痛むのであれば、一般的な肩こりとは分けて考える必要があります。
スポーツによる外傷では骨や関節、筋肉などを傷めている可能性もあると言われています。強い痛みや腫れ、動かしにくさがある場合には無理に部活動を続けず、状態を確認してもらいましょう。
引用元:日本スポーツ整形外科学会 https://jsoa.or.jp/
何科へ来院すればよい?まずは整形外科を検討する
「肩こりで病院に行くなら何科?」と迷いますよね。日本整形外科学会では、肩こりの原因には整形外科領域の病気だけでなく、ほかの病気が関係する場合もあると紹介されています。
首や肩の痛み、腕・手のしびれなど運動器の症状がある場合は、まず整形外科への来院を検討するとよいでしょう。必要に応じて検査を行い、別の診療科での確認が必要か判断してもらうことにもつながります。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
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高校生の肩こりを繰り返さないために見直したい生活習慣
高校生の肩こりが一度楽になっても、勉強やスマホなどで同じ姿勢を続けていれば、再び首や肩の負担が気になることもあります。「ストレッチをしているのに、また肩が重くなる」という人は、毎日の過ごし方にも目を向けてみましょう。
特別なことを始めるというより、姿勢や休憩、運動などを無理のない範囲で見直し、続けていくことがポイントです。
「肩だけ」の問題と考えず毎日の姿勢を確認する
肩がこると、つい肩だけを揉みたくなりますよね。しかし、肩こりには長時間の同じ姿勢や姿勢の悪さなど、さまざまな要因が関係すると言われています。
授業中や自宅学習では、「頭が前に出ていないかな」「同じ姿勢が続いていないかな」と、ときどき確認してみましょう。肩だけではなく、普段どのような姿勢で過ごしているかを見ることも大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
勉強とスマホの時間にこまめな休憩を入れる
「あと少しだけ」と勉強やスマホを続けているうちに、1時間以上同じ姿勢になってしまうこともあるでしょう。情報機器を使う作業では、長時間連続して作業することを避け、途中で休止時間を設けることが重要だと言われています。
休憩ではスマホを見るのではなく、一度立ち上がったり遠くを見たりするなど、姿勢や視線を変えてみるのも一つの方法です。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/000539604.pdf
通学・部活動を含めて首や肩への負担を見直す
高校生の生活は勉強だけではありません。「学校ではずっと座って、放課後は部活動、そのあと塾」という人もいますよね。
スポーツでは競技によって肩や首にかかる負担が異なると言われています。特定の動作をしたときだけ痛む場合や、運動後に症状が強くなる場合には、単純な肩こりだと決めつけないことも重要です。通学時の荷物なども含め、一日の中で肩へ負担がかかっている場面を振り返ってみましょう。
引用元:日本スポーツ整形外科学会 https://jsoa.or.jp/
セルフケアを続けても改善しない場合は専門家に相談する
「ストレッチもしているし、姿勢にも気をつけている。それでも肩こりが続く」という場合もあります。肩こりの原因は一つではなく、首や肩の病気のほか、別の病気が関係している場合もあると言われています。
高校生だからと我慢を続ける必要はありません。肩こりが長引く、痛みが強くなる、腕や手にしびれが出るなど気になる変化がある場合には、保護者にも相談し、医療機関への来院を検討してください。
引用元:日本臨床整形外科学会 https://jcoa.gr.jp/
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監修者みやがわ整骨院 院長 宮川 晃司 |








