腰が痛くて起き上がれない原因とは?
「朝、腰が痛くて起き上がれない……これって、ぎっくり腰?」と不安になる方もいるでしょう。ただ、起き上がれないほどの腰痛にはいくつかの原因が考えられると言われています。腰だけの問題とは限らないため、痛み方や足の症状なども確認しておくことが大切です。
ぎっくり腰(急性腰痛)で突然動けなくなることがある
「昨日までは平気だったのに、朝起きようとしたら腰が痛い」という場合、いわゆるぎっくり腰が関係していることがあります。ぎっくり腰は病名ではなく、突然起こる強い腰痛の通称です。物を持ち上げたときや腰をひねったときだけでなく、朝起きた直後に起こるケースもあると言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/acute_low_back.html
筋肉や靭帯への負担・緊張による腰痛
「特別なことをしていないのに、なぜ?」と思う方もいるかもしれません。急な腰痛では、腰を支える筋肉や腱、靭帯などが関係するケースもあると言われています。 長時間の同じ姿勢や腰に負担のかかる動作が続いていた場合は、普段の生活も振り返ってみましょう。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/acute_low_back_pain/
腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛や足のしびれ
「腰だけではなく、足もしびれる」という場合には注意が必要です。腰椎椎間板ヘルニアでは、飛び出した椎間板の組織によって神経が圧迫され、腰痛のほか、足の痛みやしびれ、力の入りづらさなどが現れることがあると言われています。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/herniated_disc/
腰部脊柱管狭窄症など神経が関係するケース
「歩いていると足が痛くなり、休むと少し楽になる」という症状はありませんか? 腰部脊柱管狭窄症では、神経の通り道である脊柱管が狭くなり、腰痛や足の痛み、しびれ、力の入りにくさなどが生じる場合があると言われています。特に中高年では確認しておきたい原因の一つです。
引用元:日本脊髄外科学会 https://www.nsj-official.jp/general/diseasename/04_waist/youbu.html
腎臓や尿路など腰以外の病気が関係することもある
「腰が痛い=腰そのものが原因」とは限りません。腰痛には尿管結石などの泌尿器疾患をはじめ、血管や消化器、婦人科系の病気などが関係するケースもあると言われています。 腰が痛くて起き上がれない状態に加えて、発熱など普段とは違う症状がある場合は自己判断せず、医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
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朝・寝起きに腰が痛くて起き上がれないのはなぜ?
「夜は普通に眠れたのに、朝になると腰が痛くて起き上がれない……」という方もいるでしょう。寝起きの腰痛は、寝ている間の姿勢や腰への負担だけでなく、もともとの腰の状態が関係している場合もあると言われています。朝だけだからと決めつけず、痛みが続く時間やほかの症状にも目を向けてみましょう。
寝ている間に腰まわりがこわばりやすい
「起きた瞬間だけ腰がガチガチに感じる」ということはありませんか? 睡眠中は長時間横になっているため、起床時に腰まわりの動かしづらさを感じるケースがあります。一方で、朝のこわばりを伴う腰痛には強直性脊椎炎などが関係する場合もあると言われています。特に、安静時より体を動かしたほうが楽になる腰痛が繰り返される場合は、単なる寝起きの問題と決めつけないことが大切でしょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/ankylosing_spondylitis.html
長時間同じ姿勢で寝ることで腰に負担がかかる
「寝ていただけなのに腰に負担がかかるの?」と疑問に思いますよね。腰や背中の痛みには、姿勢や腰へかかる負荷が関係する場合があると言われています。寝ている間も同じ姿勢が長く続けば、特定の部分に負担が偏る可能性があります。起床時に腰が痛む方は、日中の姿勢も含めて見直してみるとよいでしょう。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/symptom/waist_backpain/
寝返りが少ないと起床時に腰が動かしづらくなる
「朝までほとんど同じ姿勢で寝ている気がする」という方もいるかもしれません。睡眠中の姿勢が偏ると、一部分に圧がかかり続けやすくなります。実際、医療・介護の現場でも、同じ姿勢による圧を減らすために体位を変えたり、体圧を分散する寝具を使用したりする方法が用いられています。寝返りだけが腰痛の原因とは言い切れませんが、寝姿勢を確認する一つの目安になります。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/pressure_sore/
マットレスや寝姿勢が腰への負担に影響することもある
「マットレスが合っていないのかな?」と考える方も多いでしょう。寝具は睡眠環境を構成する要素の一つであり、寝室環境を確認するときには寝具が適切かどうかも確認するとされています。ただし、寝起きの腰痛をマットレスだけの問題と考えるのは避けたいところ。腰が痛くて起き上がれない状態が続くなら、寝具だけでなく日中の姿勢や腰の状態も確認することが大切です。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/symptom/insomnia/
「朝だけ痛い」「動くと楽になる」場合に考えられること
「朝はつらいけれど、動いているうちに少し楽になる」という場合もあります。こうした特徴は腰痛の原因を考えるうえで大切な情報です。たとえば強直性脊椎炎では、安静にしているより体を動かしたほうが痛みが軽くなる特徴があると言われています。もちろん、朝の腰痛だけで特定の病気と判断はできません。痛みが繰り返す、強くなる、日常生活に支障が出る場合には、医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
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腰が痛くて起き上がれないときの正しい起き上がり方と対処法
「腰が痛くて、どうやって起きればいいの?」と困ってしまいますよね。強い腰痛があるときに、勢いをつけて起き上がるのは避けたいところです。まずは痛みが少ない姿勢を探し、腰の状態を確認しながらゆっくり動くことがポイントと言われています。特に突然の強い腰痛では、無理をしないことを優先しましょう。
まずは無理に起き上がらず痛みが少ない姿勢を探す
「早く起きないと」と焦るかもしれませんが、体を動かすこと自体が難しいほど痛むときは、無理に起き上がる必要はありません。厚生労働省の資料では、動くことが困難な場合には、横向きで膝を曲げたり、仰向けで膝の下に枕などを入れたりして安静にする方法が紹介されています。まずは「この姿勢なら少し楽」と感じる位置を探してみましょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/131025-02.pdf
仰向けから直接起きず、いったん横向きになる
「腹筋を使って一気に起きたほうが早いのでは?」と思う方もいるでしょう。しかし、腰が痛い状態では、動作の仕方によってつらさを感じる場合があります。ベッドから起きる動作の一例として、いったん横向きになってから体を起こす方法が医療機関でも紹介されています。腰が痛くて起き上がれないときは、焦らず動作を分けて行うことを意識してみてください。
引用元:済生会東部病院 https://www.tobu.saiseikai.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/04/2019かいふく日記.pdf
足をベッドから下ろしながら腕で上半身を支える
横向きになったら、次は「腕」を使います。ベッドから起きる際には、手で体を支えながら両足をベッドの下へ降ろし、ゆっくり上半身を起こす方法が紹介されています。「腰だけで起きる」のではなく、腕や足も使いながら動くイメージですね。痛みが強くなる場合は、そのまま無理に続けないようにしましょう。
引用元:済生会東部病院 https://www.tobu.saiseikai.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/04/2019かいふく日記.pdf
床や布団から起き上がる場合のポイント
「ベッドではなく、床に布団を敷いて寝ている」という方もいますよね。その場合も、勢いよく上半身だけを起こすのではなく、痛みの少ない方向へ寝返りをしてから動くとよいでしょう。腰痛対策では、不自然な姿勢や腰への負担が長く続かないよう配慮することが重要と言われています。起き上がる途中で痛みが増すなら、いったん楽な姿勢へ戻してください。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb9484&dataType=1
起きられた後は痛みに合わせて少しずつ日常動作へ戻す
「腰が痛いから、一日中寝ていたほうがいい?」という疑問もあるでしょう。一般的な急性腰痛では、長期間のベッド上安静よりも、痛みに応じて活動性を維持するほうがよいと言われています。ただし、無理に動けばよいという意味ではありません。できる範囲から少しずつ普段の生活へ戻していくことが大切です。なお、足のしびれや力の入りにくさなどを伴う場合は、自己判断せず医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000342082.pdf
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