肩の付け根が痛むのはなぜ?まず知っておきたい主な原因
「肩の付け根が痛いけど、単なる肩こりなのかな?」と気になる方も多いのではないでしょうか。肩まわりは関節だけでなく、筋肉や腱、首や肩甲骨などが関わって動いています。そのため、肩付け根の痛みといっても原因は一つとは限らないと言われています。まずは、どこが痛むのか、どんな動作で痛みが出るのかを確認してみましょう。
肩の付け根とはどこの部分を指す?
「肩の付け根」と言っても、人によって指している場所は少し違います。腕と胴体の境目あたりをイメージする方もいれば、肩の前側や外側を指す方もいますよね。肩関節は主に上腕骨や肩甲骨などで構成されており、その周囲には腕を動かすための筋肉や腱があります。そのため、痛む場所を具体的に確認することが原因を考えるヒントになると言われています。 (JCOA)
引用元:日本臨床整形外科学会 https://jcoa.gr.jp/
肩関節や周辺の筋肉・腱に負担がかかっている
「仕事をした日の夕方になると痛む」「スポーツのあとだけつらい」という場合もあります。参考記事では、野球やテニス、重い物を運ぶ仕事などによって、肩や腕の付け根周辺の筋肉へ負担がかかることがあると紹介されています。また、長時間同じ姿勢を続けることも首から肩の筋肉が緊張する要因になると言われています。 (薮下整骨院)
引用元:薮下整骨院 https://www.krm0730.net/blog/2430/
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)が原因の場合
「腕を上げようとすると痛い」「後ろに手を回しづらい」と感じる場合、四十肩・五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎が関係していることもあると言われています。肩関節周辺の組織に変化が起こることで、痛みや動かしづらさが現れるとされています。ただ、似た症状を示す別の疾患もあるため、痛みだけで判断するのは避けたいところです。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
腱板炎・腱板損傷など肩の腱に問題がある場合
肩の付け根には「腱板」と呼ばれる組織があります。「腕は上がるけれど途中で痛い」「夜になるとズキズキする」といった症状では、この腱板に問題が起きているケースもあると言われています。腱板断裂では運動時の痛みや夜間痛、腕を上げるときの力の入りづらさなどがみられることがあるため、痛みが続く場合は注意が必要です。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会「肩腱板断裂」 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rotator_cuff_tear.html
首や肩甲骨の状態が肩の付け根の痛みに関係することも
「肩だけ触っていてもスッキリしない」という方は、首や肩甲骨まわりにも目を向けてみましょう。長時間のデスクワークや前かがみの姿勢は、首から肩、背中にかけての筋肉が緊張する要因になると言われています。肩付け根の痛みが続く場合や、腕のしびれなどを伴う場合には、自己判断せず医療機関へ相談することも大切です。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会「肩こり」 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
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肩の付け根の「どこが痛い?」場所別に考えられる原因
「肩の付け根が痛い」といっても、前側なのか外側なのか、首に近いのかによって考えられる原因は変わります。「この辺が痛い」と何となく感じている方も、まずは痛みの場所を確認してみてください。場所だけで原因を決めることはできませんが、肩付け根の痛みを考える一つの手がかりになると言われています。
肩の前側・腕との境目が痛い場合
「腕を上げたとき、肩の前がズキッとする」という場合、上腕二頭筋長頭腱などが関係していることがあると言われています。この腱は肩の前側を通っており、腕を上げたり重い物を持ったりする動作で痛みが強くなるケースもあるようです。スポーツや仕事で腕をよく使う方は、いつ痛むのかも確認しておきたいですね。 (医療法人社団豊正会 大垣中央病院)
引用元:大垣中央病院 https://oogaki.or.jp/orthopedic-surgery/upper-limbs/biceps-tendinitis/
肩の外側・二の腕に近いところが痛い場合
「肩の外側から二の腕あたりまで痛むんです」という方もいます。肩周辺には腱板など、腕を動かすために重要な組織が集まっています。肩の痛みや動かしづらさがある場合には、五十肩や腱板の問題など複数の原因が考えられると言われているため、「年齢のせいかな」と決めつけないことも大切です。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/body/shoulder.html
首と肩の付け根が痛い場合
「肩が痛いと思っていたけれど、首から腕まで重い感じがする」というケースでは、首側に原因が隠れていることもあると言われています。たとえば頚椎症性神経根症では、肩から腕に痛みが現れ、手指のしびれや感覚の変化を伴う場合があるとされています。肩だけを見るのではなく、首の動きや腕・手の症状も一緒に確認してみましょう。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_radiculopathy.html
脇の下・肩の内側に近いところが痛い場合
「脇の近くまで痛いけど、これも肩?」と疑問に思う方もいるでしょう。参考記事では、肩の内側に近い痛みには筋肉だけでなく、神経などが関係する場合もあると紹介されています。また、肩や腕、肩甲骨周辺の痛みやしびれが現れるものとして胸郭出口症候群も知られています。痛む範囲を広めに確認しておくとよいでしょう。 (日本オープンアカデミー)
引用元:薮下整骨院 https://www.krm0730.net/blog/2430/
左肩・右肩だけ痛む場合に確認したいこと
「左だけ痛い」「右肩だけ上げづらい」と左右差が気になることもありますよね。片側だけの肩付け根の痛みでも、肩関節周囲の組織や首から伸びる神経など、さまざまな要因が考えられると言われています。特に痛みだけでなく、腕が上がりづらい、しびれる、力が入りづらいといった変化がある場合は、自己判断を続けず医療機関への来院を検討することも大切です。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会「五十肩」 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/frozen_shoulder.html
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肩の付け根の痛みを症状・動作からセルフチェック
「肩の付け根が痛いけど、原因がよくわからない」というときは、痛む場所だけでなく、どんな動作で症状が出るかも確認してみましょう。腕を上げたとき、寝ているとき、首を動かしたときなど、症状が出るタイミングには違いがあります。ただし、セルフチェックだけで原因を決めることは難しいため、あくまで状態を把握する目安として考えてください。
腕を上げると肩の付け根が痛い
「洗濯物を干すときに痛い」「高いところへ手を伸ばすとズキッとする」という方はいませんか? 腕を上げたときの肩付け根の痛みには、腱板など肩関節周辺の組織が関係する場合があると言われています。参考記事でも、肩関節周辺の炎症や筋肉・腱への負担によって痛みが出るケースが紹介されています。 (薮下整骨院)
引用元:薮下整骨院
https://www.krm0730.net/blog/2430/
肩を回す・後ろに手を回すと痛い
「服を着替えるとき、後ろに手を回しづらい」という症状もチェックしたいポイントです。肩関節周囲炎、いわゆる四十肩・五十肩では、肩の痛みとともに動かせる範囲が狭くなることがあると言われています。一方で、腱板断裂など似た症状を示すものもあるため、動かしづらいからといって四十肩・五十肩とは限りません。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/frozen_shoulder.html
何もしていなくてもズキズキ痛む
「じっとしているのに肩がズキズキする」という場合はどうでしょうか。肩の強い痛みを引き起こすものの一つに、石灰沈着性腱板炎があると言われています。特に夜間に突然強い痛みが現れ、肩を動かしづらくなる場合があるとされています。急に強い痛みが出たときは、無理に動かして様子をみるのではなく医療機関への来院を検討しましょう。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会「石灰沈着性腱板炎」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/calcific_tendinitis.html
寝ているとき・夜中に肩が痛む
「昼間より、寝ているときのほうがつらい」という声もあります。腱板断裂では、肩を動かしたときの痛みに加えて、夜間痛がみられることがあると言われています。なかには痛みで眠りづらくなるケースもあるようです。「寝方が悪かっただけかな」と思いがちですが、夜間の痛みが続く場合は肩の状態を確認してもらうことも大切でしょう。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会「肩腱板断裂」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rotator_cuff_tear.html
押すと痛い・しびれや力の入りにくさがある
「押すと痛いだけだから筋肉かな?」と考える方もいるかもしれません。首から肩にかけての筋肉が緊張すると、触れたときに圧痛がみられる場合があると言われています。一方、しびれや握力の低下などを伴う場合には、神経が関係するケースも考えられます。痛み以外の変化がないかも一緒に確認しておきたいですね。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会「肩こり」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
引用元:日本整形外科学会「胸郭出口症候群」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/thoracic_outlet_syndrome.html
肩だけでなく首や腕まで痛む
「肩の付け根だけでなく、首から腕まで痛い」という場合には、首側の状態にも目を向ける必要があります。頚椎症性神経根症では、肩から腕にかけて痛みが出たり、手指のしびれや筋力低下を伴ったりすることがあると言われています。肩だけの問題と思い込まず、症状がどこまで広がっているか確認してみてください。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_radiculopathy.html
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肩の付け根が痛いときに自宅でできる対処法
「肩の付け根が痛いときって、動かしたほうがいいの?」と迷いますよね。肩の痛みは状態によって対応が変わるため、とりあえず強く揉んだり、無理にストレッチしたりするのは控えたほうがよいと言われています。まずは痛みが出た時期やきっかけ、熱っぽさの有無などを確認し、今の状態に合わせて対処することが大切です。
痛みが強いときは無理に動かさない
「動かさないと肩が固まりそう」と心配になるかもしれません。ただ、急に肩付け根の痛みが出たときや、動かすと強く痛む場合には、無理な運動を避けることが大切だと言われています。参考記事でも、急な痛みがある場合は安静を意識し、痛みが落ち着いてから少しずつ動かす方法が紹介されています。痛みを我慢して動かすのではなく、まず状態をみていきましょう。
引用元:薮下整骨院
https://www.krm0730.net/blog/2430/
冷やす・温めるは症状に合わせて判断する
「冷やすの?それとも温めるの?」は迷いやすいポイントですよね。一般的に、急な痛みや腫れなどがみられる時期には冷却が用いられることがある一方、慢性的な肩こりでは温める方法が取り入れられる場合もあると言われています。ただし、肩の付け根が痛む原因によって対応は異なります。自己判断で長時間冷やしたり温めたりせず、痛みの変化を確認することが大切です。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
肩甲骨をやさしく動かして肩への負担を減らす
「肩が痛いから、肩だけストレッチすればいい」とは限りません。肩を動かす際には肩甲骨も一緒に動いており、腕を上げる動作にも関係すると言われています。そのため、強い痛みがない範囲で肩甲骨周辺をやさしく動かすことが、肩まわりを動かす方法の一つとして紹介されています。ただし、痛みを我慢して大きく回す必要はありません。
引用元:日本理学療法士協会
https://www.japanpt.or.jp/
デスクワークやスマホ姿勢を見直す
「仕事が終わるころになると肩の付け根がつらい」という方は、普段の姿勢も振り返ってみましょう。長時間のデスクワークなどで同じ姿勢が続くことは、首や肩の筋肉が緊張する要因になると言われています。ときどき姿勢を変える、休憩を入れるなど、肩だけに負担が集中しづらい環境を作ることもポイントです。
引用元:厚生労働省「情報機器作業」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05490.html
痛みがあるときに避けたいストレッチやマッサージ
「痛いところを強く伸ばせば改善しそう」と思う方もいるでしょう。しかし、肩関節周囲炎などでは痛みが強い時期に無理な運動をすると、かえって痛みが増す場合があると言われています。強く揉む、勢いをつけて腕を回す、痛みを我慢して伸ばすといった方法は避けたいところです。肩付け根の痛みが強い、長く続く、腕を動かしづらい場合には、医療機関への来院も検討してください。
引用元:日本臨床整形外科学会
https://jcoa.gr.jp/
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肩の付け根の痛みが改善しないときは?医療機関へ来院する目安
「肩の付け根が痛いけれど、もう少し様子をみても大丈夫かな?」と迷うこともありますよね。軽い負担による痛みであれば落ち着くケースもありますが、痛みが続く、腕が上がらない、しびれが出るといった場合は別の原因が隠れていることもあると言われています。肩だけの問題と決めつけず、症状の変化にも目を向けておきましょう。
数日〜1週間たっても痛みが改善しない場合
「そのうち改善するだろう」と思っていたのに、肩付け根の痛みがなかなか変わらない。そんなときは、一度状態を確認してもらうことも大切です。肩の痛みには、肩関節周囲炎や腱板の問題などさまざまな原因が考えられると言われています。参考記事でも、痛みが長引く場合や日常生活に支障が出ている場合には、専門家へ相談することがすすめられています。
引用元:薮下整骨院
https://www.krm0730.net/blog/2430/
腕が上がらない・動かせる範囲が狭くなっている場合
「以前は上まで届いたのに、今は肩より上に腕を上げづらい」という変化も見逃したくありません。肩腱板断裂では、肩を上げる際の痛みや力の入りづらさなどがみられる場合があると言われています。単なる肩こりだと思い込まず、着替えや洗髪など普段の動作がしづらくなっていないかも確認してみてください。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rotator_cuff_tear.html
強いしびれや力の入りにくさがある場合
「肩だけじゃなく腕や指までしびれる」「物を持つと力が入りづらい」という場合は、神経が関係している可能性もあると言われています。頚椎症性神経根症では、肩から腕にかけての痛みや手指のしびれに加えて、筋力低下が生じるケースもあるとされています。こうした症状が続く場合は、肩だけを揉んで様子をみるのではなく、医療機関への来院を検討しましょう。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_radiculopathy.html
突然の激痛や胸・背中の痛みを伴う場合は注意
「肩の付け根が急にものすごく痛くなった」という場合は注意が必要です。肩周辺の痛みは肩関節だけが原因とは限らないため、突然の強い痛みや胸の痛み、息苦しさ、冷や汗などを伴う場合には、自己判断で肩こりとして扱わないことが大切です。緊急性が疑われる症状があるときは、速やかに救急要請を含めた医療機関への相談を検討してください。
引用元:日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/
肩の付け根の痛みは何科に来院すればいい?
「結局、何科に行けばいいの?」と悩む方も多いですよね。肩関節や筋肉、腱、骨など運動器の症状については、まず整形外科が選択肢になると言われています。特に、肩付け根の痛みが続く、腕を動かしづらい、しびれがあるといった場合は、必要に応じて画像検査などを行い、原因を確認してもらうことが大切です。 (日本オープンアカデミー)
引用元:日本整形外科学会「肩周辺の症状」
https://www.joa.or.jp/public/sick/body/shoulder.html
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