朝起きると体中が痛いのはなぜ?
「しっかり寝たはずなのに、朝起きると体中が痛い……。どうしてだろう?」と気になったことはありませんか。
朝に感じる体の痛みには、寝ている間の姿勢や寝返り、筋肉や関節のこわばりなど、いくつかの要因が関係していると言われています。
「でも、寝ている間は体を休めているんじゃないの?」と思いますよね。もちろん睡眠は休息のために欠かせません。ただ、眠っている間も体はずっと同じ状態ではなく、寝返りをしながら姿勢を変えています。
そのため、朝起きると体中が痛いときは、痛む場所だけに注目するのではなく、「寝ている間に同じ姿勢が続いていなかったか」「起きて動くと痛みは変わるか」といった点まで確認してみることが大切です。
まずは、朝に体の痛みを感じる理由について順番に見ていきましょう。
引用元:ふじさわ整体院 https://fujisawaseitai.com/case-blog/朝起きたら身体が痛い! 原因と対処法/
睡眠中は体を動かす時間が少なく筋肉や関節がこわばりやすい
「朝起きた瞬間、体がガチガチで動かしづらい」
そんな感覚があると、「寝て休んだはずなのに、どうして?」と思いますよね。
寝ている間は日中と比べて体を動かす機会が少なく、長時間動かさない状態が続いたあとには、関節にこわばりを感じることがあると言われています。
日本リウマチ財団でも、朝起きたときだけでなく、昼寝や長時間椅子に座ったあとなど、関節を動かさずにいたあとにこわばりがみられる場合があると紹介されています。
そのため、起床直後に「肩や腰が重い」「体を伸ばしづらい」と感じても、動き始めてから感覚が変化するケースもあるようです。
ただし、「朝にこわばるのは寝ていたから」と決めつけるのは避けたいところです。朝のこわばりは関節リウマチなどでもみられる症状の一つと言われています。
毎朝長く続く、複数の関節が痛む、関節の腫れも気になるといった場合は、単なる寝起きの問題と考えず、医療機関への来院も検討しましょう。
引用元:日本リウマチ財団 https://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rheuma/symptoms/symptoms1
寝返りが少ないと同じ場所に負担がかかりやすい
「朝になると、いつも同じ肩や腰が痛い」という方は、寝返りにも目を向けてみましょう。
人は眠っている間に寝返りを繰り返しています。寝返りには、同じ場所への圧迫が長時間続くことを避けたり、寝具の中の温度や湿度を調節したりする役割があると言われています。
反対に、寝返りが少なく同じ姿勢が長く続けば、肩や背中、腰など特定の部分に負担を感じる場合もあります。
「でも、寝ているから自分が何回寝返りしているかわからないよ」と思いますよね。
そこで確認したいのが、普段使っている寝具です。マットレスが柔らかすぎて体が沈み込んでいたり、枕の高さが合っていなかったりすると、寝返りのしやすさに影響する可能性があります。
朝になると決まって同じ場所が痛む方は、痛い部分だけを見るのではなく、「寝返りしやすい環境になっているかな?」という視点でも寝具を確認してみるとよいでしょう。
引用元:西川 https://www.nishikawa1566.com/column/sleep/20201030204626/
朝だけ痛く、動き始めると楽になるケースもある
「起きた瞬間は体が痛いけれど、着替えたり朝食の準備をしたりしていると、いつの間にか楽になっている」
このように、朝にこわばりや痛みを感じても、動き始めてから感覚が変わるケースもあると言われています。
日本リウマチ財団では、朝のこわばりについて、関節を動かし始めるときにこわばって動かしづらく、使っているうちに徐々に楽に動かせるようになる場合があると紹介しています。
「じゃあ、動けば楽になるなら問題ないの?」と思うかもしれません。
ここは少し注意が必要です。朝のこわばりはさまざまな原因で感じる可能性があり、動いて楽になったという理由だけで「問題ない」と判断することはできません。
毎朝同じような痛みが出るのであれば、「何分くらいで楽になる?」「どの部分が痛い?」「関節の腫れはない?」などを確認してみましょう。
とくに朝のこわばりが長く続く場合や、複数の関節に痛みや腫れがある場合には、自己判断せず医療機関へ相談することも大切です。
引用元:日本リウマチ財団 https://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/symptoms/joint-pain/
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朝起きると体中が痛くなる主な原因
「朝起きると体中が痛いのは、年齢のせいなのかな?」と思っている方もいるかもしれません。
ただ、朝の体の痛みには一つだけではなく、いくつかの要因が関係していると言われています。なかでも確認しておきたいのが、毎日使っている枕やマットレス、寝ているときの姿勢です。
自分では「普通に寝ているだけ」と思っていても、寝具が体に合っていなかったり、同じ姿勢が長く続いたりすると、肩や背中、腰など特定の部分に負担を感じる場合があります。
さらに、原因は寝ている時間だけにあるとは限りません。日中ずっと座って仕事をしている、最近あまり運動していない、十分に休めていないといった生活習慣も一緒に振り返ってみることが大切です。
「朝だけの問題だから」と考えるのではなく、寝具・寝姿勢・日中の過ごし方・睡眠などをまとめて確認していきましょう。
引用元:ふじさわ整体院 https://fujisawaseitai.com/case-blog/朝起きたら身体が痛い! 原因と対処法/
枕やマットレスなどの寝具が体に合っていない
「マットレスは柔らかいほうが、体への負担が少ないんじゃないの?」と思いますよね。
実は、単純に柔らかければよいとは限らないと言われています。寝具を考えるときは、寝ている姿勢を保ちやすいか、体にかかる圧力を分散できているかなどもポイントになります。
たとえば、マットレスが柔らかすぎると腰やお尻などの重い部分が沈み込み、寝姿勢が崩れる場合があります。反対に硬すぎれば、肩やお尻などの出っ張った部分へ圧力が集中しやすくなると言われています。
「じゃあ、硬めと柔らかめのどちらがいいの?」と迷ってしまいますよね。
大切なのは、硬さだけで判断せず、自分の体格や寝姿勢に合っているかを確認することです。枕についても同様で、高さが合っていないと首まわりに負担を感じる可能性があります。
朝起きるたびに首や肩、背中、腰など同じ場所が痛む場合は、「今の寝具は自分に合っているかな?」と一度振り返ってみるとよいでしょう。
引用元:西川 https://www.nishikawa1566.com/column/sleep/20250422155607/
寝姿勢が悪く体の一部に負担が集中している
「寝ているだけなのに、姿勢ってそんなに大事なの?」と感じる方もいるでしょう。
睡眠中は長い時間を布団やベッドの上で過ごします。そのため、同じような姿勢が続くことで、体の一部に負担を感じる場合があると言われています。
たとえば、仰向け・横向き・うつ伏せでは、寝具と接する部分や体にかかる圧力が異なります。横向きで長く眠っていれば肩や腰まわり、うつ伏せでは首など、寝方によって気になる部分が変わることも考えられます。
「じゃあ、仰向けで寝れば大丈夫?」と思うかもしれません。
ただし、すべての人に同じ寝姿勢が適しているとは限りません。体格や寝具との組み合わせ、普段感じている痛みなどによっても変わるためです。
朝になると決まって右肩が痛い、腰だけが重いなど、同じ場所に違和感が出ている場合は、普段どの向きで寝ていることが多いのか確認してみましょう。寝姿勢だけが原因とは限りませんが、朝の痛みを考える一つの手がかりになります。
引用元:西川 https://www.nishikawa1566.com/column/lifestyle/20180212040000/
デスクワークやスマホなどで筋肉の緊張が残っている
「朝に痛いのに、昼間の過ごし方も関係するの?」と思いますよね。
朝起きたときの体の状態を考えるなら、寝ている時間だけでなく、前日にどのような姿勢で過ごしていたかにも目を向けてみましょう。
厚生労働省のe-ヘルスネットでは、パソコンを使ったデスクワークや、座った状態でテレビ・スマートフォンを見ることなどが座位行動として挙げられています。また、長時間座り続けないことも大切だと言われています。
仕事に集中していると、「気づいたら2時間ほとんど動いていなかった」ということもありますよね。
このような生活では、首や肩、背中、腰などを動かす機会も少なくなりがちです。ただし、デスクワークやスマホを使うこと自体が、朝の全身痛の直接的な原因になると決めつけることはできません。
「最近、座りっぱなしの時間が増えていないかな?」と振り返り、仕事の合間に立ったり歩いたりして、同じ姿勢が長時間続かないよう意識してみるとよいでしょう。
引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-03-005
運動不足によって体がこわばりやすくなっている
「そういえば最近、ほとんど歩いていないかも……」
そんな方は、普段どのくらい体を動かしているか確認してみましょう。
朝起きると体中が痛いからといって、運動不足だけが原因とは限りません。ただ、日頃から体を動かす機会が少なく、座って過ごす時間が長い方は、身体活動そのものを見直すことも大切だと言われています。
厚生労働省では、健康づくりのために「今より少しでも多く体を動かす」ことがすすめられています。
「でも、毎日ジムに行くのは無理だよ」と思いますよね。
ここでいう身体活動は、本格的なスポーツだけではありません。歩いて買い物へ行く、階段を使う、掃除をするといった日常生活の動きも含まれています。
大切なのは、いきなり激しい運動を始めることではなく、現在の生活のなかで体を動かす時間が極端に減っていないか振り返ることです。痛みがある場合は無理をせず、自分の体調に合わせて活動量を調整していきましょう。
引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-00-002.html
仕事や運動による疲労が十分に回復していない
「昨日もちゃんと寝たのに、朝になると体が重い……」
そんなときは、睡眠時間だけでなく、最近の仕事量や運動量についても振り返ってみましょう。
睡眠には、心身の休養や疲労回復に関わる役割があると言われています。一方で、仕事が忙しい日が続いていたり、普段より激しい運動をしたりすれば、翌朝に疲労感が残っていると感じることもあるでしょう。
「それなら、休日にまとめて寝ればいいの?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、睡眠を考えるうえでは単純な長さだけでなく、「朝起きたときに休めたと感じられるか」という休養感にも目を向けることが大切だと言われています。
朝の体の痛みと一緒に、だるさや疲労感も気になるなら、「最近無理をしていなかったかな?」「睡眠時間は足りているかな?」と確認してみてください。
ただし、強い疲労感や痛みが長く続いている場合は、単なる疲れと決めつけず、医療機関への相談も検討しましょう。
引用元:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」 https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf
睡眠不足や睡眠の質の低下が影響している
「7時間くらい寝ているのに、朝からスッキリしない」
そんな経験がある方もいるのではないでしょうか。
睡眠を考えるときは、「何時間寝たか」だけではなく、睡眠によって十分な休養がとれていると感じられるかも重要だと言われています。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、睡眠は健康の維持に欠かせない休養活動とされています。また、睡眠時間を十分に確保することに加えて、睡眠休養感を高めることも大切だと紹介されています。
「朝起きると体中が痛いのも、睡眠不足が原因なの?」と思いますよね。
もちろん、睡眠不足だけで朝の痛みを説明できるわけではありません。寝具や寝姿勢、日中の活動、関節などの状態が関係している可能性もあります。
ただ、夜中に何度も目が覚める、朝になっても疲れが残る、日中も強い眠気を感じるといった状態があるなら、睡眠習慣を振り返ることも大切です。
十分に眠っているはずなのに休養感が得られない状態が続く場合は、医療機関へ相談することも検討してください。
引用元:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」 https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf
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毎朝体中が痛いときに考えられる病気
朝の体の痛みには、寝具や寝姿勢、日中の過ごし方などが関係する場合がある一方で、関節や筋肉などに関係する病気によって、痛みやこわばりが現れるケースもあると言われています。
ただし、「体中が痛い」という症状だけで病気を判断することはできません。痛みが出る場所や続いている期間、朝のこわばり、関節の腫れ、疲労感など、確認したいポイントはいくつもあります。
「朝だけだから大丈夫」と考えるのではなく、毎日のように症状が続いているなら、一度体の状態を振り返ってみましょう。
ここでは、朝の体の痛みやこわばりとの関連が知られている病気について紹介します。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rheumatoid_arthritis.html
関節リウマチ
「朝になると手や足がこわばって、動かし始めるまで時間がかかる」
このような症状がある場合に、知っておきたい病気の一つが関節リウマチです。
日本リウマチ財団によると、関節リウマチでは手指や足の指、手首などの関節に痛みや腫れが現れることがあり、「朝のこわばり」も特徴的な症状の一つと言われています。
「朝のこわばりって、どんな感じ?」と思いますよね。
関節を動かし始めたときにこわばって動かしづらく、使っているうちに少しずつ楽に動かせるようになる状態を指すと言われています。朝起きたときだけではなく、昼寝や長時間座ったあとなどにも感じる場合があるようです。
ただ、朝に体がこわばるからといって、必ず関節リウマチというわけではありません。
日本リウマチ財団では、関節痛が3日以上続いて改善傾向がなく、朝のこわばりが30分以上続く、手や足の関節に痛みや腫れがある、2カ所以上の関節が痛むといった場合には、医療機関への相談をすすめています。
気になる症状が続いている方は、「寝起きだから」と決めつけず、専門の医療機関へ来院することも検討しましょう。
引用元:日本リウマチ財団 https://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rheuma/symptoms/symptoms1
線維筋痛症
「肩だけ、腰だけではなく、体のあちこちが痛い」という場合には、線維筋痛症という病気についても知っておきましょう。
済生会によると、線維筋痛症は体の広い範囲に慢性的な痛みが現れる病気と言われています。痛む場所は一カ所とは限らず、右側や左側、上半身や下半身など広い範囲に及ぶことがあるようです。
「痛みだけが続く病気なの?」と疑問に思いますよね。
線維筋痛症では痛みのほかに、朝のこわばりや全身の倦怠感、疲労感、睡眠障害、頭痛、しびれなどを伴う場合もあると言われています。また、睡眠不足や精神的なストレス、激しい運動などによって症状が強くなるケースも紹介されています。
ここで注意したいのは、「体中が痛いから線維筋痛症だ」と自己判断しないことです。
線維筋痛症は、広範囲の痛みがどのくらい続いているのかなどを確認し、ほかの病気との区別も含めて判断する必要があると言われています。
体中の痛みが長く続き、強い疲労感や睡眠の問題なども気になる場合には、医療機関へ相談してみることが大切です。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/fibromyalgia/
変形性関節症など関節に関係する病気
「朝起きて立ち上がると膝が痛い」「動き始めだけ関節がつらい」
このような症状がある場合は、関節そのものの状態にも目を向けてみましょう。
関節に関係する病気の一つとして、変形性関節症があります。日本整形外科学会によると、変形性関節症は関節軟骨の老化などによって関節が変形し、痛みや腫れなどが生じる病気と言われています。
たとえば変形性膝関節症では、初期には立ち上がりや歩き始めなど、動作を開始するときに痛みを感じる場合があるようです。進行すると階段の上り下りなどがつらくなるケースも紹介されています。
「朝だけ痛いなら、寝方が悪かったのかな?」と思ってしまいますよね。
もちろん寝姿勢などが関係する場合も考えられます。ただ、毎朝同じ関節が痛む、立ち上がりや歩き始めに痛みが出る、関節が動かしづらいといった状態が繰り返される場合は、寝具だけが原因とは限りません。
痛みが長引いている場合には自己判断で無理に動かさず、整形外科などの医療機関で相談することも検討しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html
痛み以外の症状がある場合は自己判断しないことが大切
「朝に体が痛いだけなら、もう少し様子を見ても大丈夫かな?」
そう考える方もいるでしょう。ただ、痛みと一緒にほかの症状が出ている場合は、体全体の状態にも目を向けることが大切です。
たとえば関節リウマチでは、関節の痛みや腫れ、朝のこわばりだけではなく、微熱や全身の倦怠感、食欲不振などの全身症状が現れる場合があると言われています。
「だるいのは仕事で疲れているだけかも」と思いますよね。
もちろん、倦怠感や疲労感だけで特定の病気を判断することはできません。大切なのは、一つの症状だけを切り取って考えないことです。
「いつから体が痛いのか」「朝のこわばりは何分くらい続くのか」「関節に腫れはないか」「発熱や強い倦怠感はないか」など、普段との違いを確認してみましょう。
朝起きると体中が痛い状態が繰り返され、さらに痛み以外の症状も続いている場合には、「疲れているだけ」と自己判断せず、医療機関への来院を検討することが大切です。
引用元:日本リウマチ学会 https://www.ryumachi-jp.com/general/casebook/kansetsu/
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朝起きたときの体の痛みを改善するためにできること
「朝起きると体中が痛いけど、自分で何かできることはないの?」
毎朝のように痛みを感じていると、少しでも楽に起きられる方法を知りたくなりますよね。
朝の体の痛みには、寝ているときの姿勢や寝具、日中の活動量、睡眠の状態など、さまざまな要因が関係していると言われています。そのため、痛いところを強く揉んだり、無理に伸ばしたりするのではなく、普段の生活全体を振り返ってみることも大切です。
たとえば、起きてすぐに激しく動かず少しずつ体を動かす、寝る前に軽くストレッチする、枕やマットレスを見直すといった方法があります。日中の活動量や寝る前の過ごし方を変えることも選択肢の一つでしょう。
「全部やらないとダメなの?」と思うかもしれませんが、一度に生活を大きく変える必要はありません。自分が取り入れやすいところから始めてみましょう。
引用元:厚生労働省 https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-00-002.html
起床後は急に動かず軽く体を動かす
「朝は時間がないから、目が覚めたらすぐにガバッと起きる」
そんな方も多いのではないでしょうか。
朝起きた直後に体がこわばっていると感じる場合は、いきなり大きく動かすのではなく、自分の状態を確認しながら少しずつ体を動かす方法があります。
たとえば、布団の上で手足をゆっくり動かしたり、起き上がってから肩や背中を無理のない範囲で動かしたりする方法です。
「痛いところは、しっかり伸ばしたほうがいいんじゃない?」と思うかもしれません。
ただし、痛みを我慢しながら無理に伸ばす必要はありません。日本整形外科学会でも、運動を行う際は無理をせず、自分の状態に合わせて取り組むことが大切だと紹介されています。
朝に軽く体を動かしたとき、「少しずつ楽になるのか」「動かすと痛みが強くなるのか」を確認することもポイントです。
強い痛みがある、しびれを伴っている、動かすほどつらくなるといった場合は、セルフケアを無理に続けず、医療機関へ相談することも検討しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/locomo/locomo_pamphlet_2020.pdf
寝る前にストレッチを取り入れる
「朝の体のこわばりが気になるなら、夜のうちに何かしておいたほうがいい?」
そんな方は、寝る前に無理のない範囲で体を動かしてみる方法もあります。
とくにデスクワークなどで同じ姿勢が長く続いていると、「今日ほとんど体を動かしていなかった」という日もありますよね。寝る前に軽くストレッチする時間をつくれば、自分の体の状態を確認するきっかけにもなります。
ストレッチについて厚生労働省のe-ヘルスネットでは、筋や腱を伸ばす運動であり、柔軟性を高める運動として紹介されています。また、ゆっくりと一定方向へ筋肉を伸ばす静的ストレッチングなどがあります。
「それなら、痛いくらいまで伸ばしたほうが効果がありそう」と考えるのは避けましょう。
ストレッチは、無理のない範囲で行うことが大切です。呼吸を止めず、反動をつけずにゆっくり行ってみてください。
すでに強い痛みがある場合や、動かしたときに症状が強くなる場合には、無理に続けないようにしましょう。
引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-04-006.html
枕の高さやマットレスの硬さを見直す
「ストレッチもしているのに、毎朝同じ場所が痛い……」
そんな場合は、毎日使っている寝具にも目を向けてみましょう。
寝具を選ぶときは、「柔らかければ体にやさしい」「硬ければ腰にいい」と単純に決められるものではないと言われています。
西川では、敷き寝具を選ぶ際に、寝姿勢を保つことと体圧を分散することが重要だと紹介しています。柔らかすぎる寝具では腰などが沈み込みやすく、反対に硬すぎる場合は肩やお尻などに圧力が集中しやすくなるようです。
「じゃあ、どの硬さを選べばいいの?」と迷いますよね。
体格や寝姿勢などによって合う寝具は異なるため、硬さだけで決めないことがポイントです。枕についても、高さが自分に合っているか確認してみましょう。
朝になると決まって首や肩、腰などが痛む場合は、「寝返りしづらくないかな?」「腰だけ沈み込んでいないかな?」と普段の寝具を振り返ってみてください。
寝具だけで朝の痛みが改善するとは言い切れませんが、毎日長時間使うものだからこそ、確認しておきたいポイントの一つです。
引用元:西川 https://www.nishikawa1566.com/column/sleep/20250422155607/
日中に適度な運動を取り入れる
「運動したほうがいいのはわかるけど、毎日ジムに行く時間はないよ」
そう感じる方も多いですよね。
体を動かすといっても、必ずしも本格的なスポーツを始める必要はありません。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、個人差を踏まえながら、今より少しでも多く体を動かすことがすすめられています。また、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないようにすることも大切だと言われています。
たとえば、通勤や買い物で歩く、エレベーターではなく階段を使う、仕事の休憩中に少し立つなども日常生活のなかで取り入れられる身体活動です。
「運動不足だから、明日から毎日走ろう」と急に頑張る必要はありません。
最近ほとんど歩いていない方なら、まずは今より少し多く体を動かすところから始めてみましょう。
ただし、強い痛みがある場合や、運動すると症状が強くなる場合には無理をしないことが大切です。自分の体力やその日の体調に合わせて、できる範囲で取り入れてみてください。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/001194020.pdf
入浴や睡眠習慣を見直して体を休める
「寝る時間は確保しているのに、朝になっても疲れが残っている」
そんな方は、睡眠時間だけではなく、寝る前の過ごし方にも目を向けてみましょう。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、睡眠時間を十分に確保することに加えて、睡眠による休養感を高めることも大切だと言われています。
寝る前の入浴もポイントの一つです。同ガイドでは、就寝の約1〜2時間前に入浴して体を温めることで、入眠しやすくなることが報告されていると紹介されています。
「疲れているからシャワーだけで済ませて、布団の中でスマホを見ている」という日もありますよね。
もちろん、入浴しただけで朝の体の痛みが改善するとは言い切れません。ただ、寝ても疲れが残っている、朝の休養感がないという方は、睡眠環境や寝る前の習慣を見直してみるのも一つの方法です。
十分な睡眠時間を確保しても休養した感覚が得られない状態が続く場合は、睡眠障害などが隠れている可能性もあると言われています。その場合は、自己判断を続けず医療機関へ相談することも検討しましょう。
引用元:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」 https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf
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朝起きると体中が痛い状態が続く場合は専門家に相談しよう
「朝は体が痛いけれど、しばらく動けば少し楽になるから大丈夫かな?」
そう考えて、様子を見ている方もいるかもしれません。
朝起きたときの体の痛みには、寝姿勢や寝具、日中の過ごし方などが関係している場合があると言われています。一方で、痛みが何日も続く、朝のこわばりが長い、複数の関節が痛むといった場合には、セルフケアだけで判断しないことも大切です。
とくに「いつもの肩こりだろう」「年齢のせいかな」と思っていると、体の変化に気づきづらくなることもあります。
そこで確認しておきたいのが、痛みの強さだけではなく、続いている期間や痛む場所、関節の腫れ、発熱や倦怠感などの有無です。
「どのくらいなら相談したほうがいいの?」という方に向けて、ここからは医療機関への来院を考えたい目安について見ていきましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rheumatoid_arthritis.html
何日も痛みが続く・徐々に悪化する場合
「朝は痛いけど、少し様子を見ていればそのうち改善するかな?」
一時的な体の痛みであれば、このように考えることもありますよね。ただ、痛みが何日も続いている場合は、その期間や症状の変化にも目を向けてみましょう。
日本リウマチ財団では、関節痛が3日以上続いて改善する傾向がみられない場合に、朝のこわばりや関節の痛み・腫れ、痛む関節の数などを確認することがすすめられています。
もちろん、「3日痛かったら何かの病気」と決まるわけではありません。
大切なのは、「昨日より痛みが強くなっていないかな?」「痛む場所が増えていないかな?」と経過を見ることです。最初は朝だけだった痛みが日中にも続くようになったり、以前より動かしづらくなったりした場合も、体の変化として確認しておきたいところです。
「まだ我慢できるから」と痛みの強さだけで判断せず、いつから続いているのかも記録しておくとよいでしょう。
痛みが長引いている、徐々に強くなっているなど気になる変化がある場合には、原因を確認するためにも医療機関へ相談することを検討してください。
引用元:日本リウマチ財団 https://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/symptoms/joint-pain/
朝のこわばりが長く続く場合
「起きてすぐは手や足が動かしづらい。でも、しばらくすると普通に動かせる」
このような場合は、「朝のこわばり」がどれくらい続いているのか確認してみましょう。
日本リウマチ財団によると、朝のこわばりとは、関節を動かし始めるときにこわばって動かしづらく、使っているうちに徐々に楽に動かせるようになる状態を指すと言われています。
「朝にこわばるなら、寝ていて動かなかったからじゃないの?」と思いますよね。
たしかに、起床時にこわばりを感じるという情報だけで原因を決めることはできません。ただ、関節リウマチでも朝のこわばりがみられることがあり、症状を確認するポイントの一つとされています。
そのため、「朝はいつもこうだから」とそのままにせず、何分くらい続いているのかを確認してみてください。
たとえば、起きた時間と動きやすくなった時間を数日メモしておけば、症状の変化も把握しやすくなります。
朝のこわばりが長く続く場合や、関節の痛み・腫れなども伴っている場合には、医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:日本リウマチ財団 https://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rheuma/symptoms/symptoms1
複数の関節に痛みや腫れがある場合
「腰だけじゃなくて、手首や指、膝まで痛い気がする……」
このように、一つの場所だけではなく複数の関節に症状が出ている場合は、どこにどのような変化があるのか整理してみることが大切です。
日本整形外科学会によると、関節リウマチでは両方の手や足の指の関節が対称的に腫れたり、朝にこわばったりする場合があると言われています。また、膝や股関節などの大きな関節に症状が現れるケースもあるようです。
ここで確認したいのが、「痛みだけなのか、それとも腫れもあるのか」という点です。
「朝だから少しむくんでいるだけかな?」と思うかもしれませんね。
しかし、複数の関節に痛みが続いている、左右の同じような場所が痛む、関節の腫れや動かしづらさを繰り返すといった場合には、単純な疲れだけとは限りません。
「いつから」「どの関節に」「左右どちらに」症状が出ているのかをメモしておくと、医療機関へ相談するときにも状態を伝えやすくなります。
複数の関節に痛みや腫れが続いている場合には、自己判断で済ませず医療機関への来院を検討してください。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rheumatoid_arthritis.html
発熱や強い倦怠感など痛み以外の症状を伴う場合
「体が痛いだけじゃなくて、なんとなくだるい」「微熱も続いている気がする」
このように、痛み以外の症状が一緒に現れている場合にも注意が必要です。
朝起きたときの体の痛みは、寝姿勢や寝具などが関係するケースもあると言われています。ただ、病気によっては関節や筋肉の症状だけではなく、体全体にさまざまな症状が現れる場合があります。
たとえば日本リウマチ学会では、関節リウマチについて、関節の症状だけではなく、発熱や全身倦怠感などの全身症状が現れることもあると紹介しています。
「でも、だるいのは仕事の疲れかもしれないよね?」と思いますよね。
もちろん、その可能性もあります。倦怠感や微熱だけで特定の病気を判断することはできません。
大切なのは、朝の痛みだけを見るのではなく、「普段と違う症状が一緒に出ていないかな?」と体全体の状態を確認することです。
発熱や強い倦怠感などが続いている、関節の腫れもあるなど、いつもとは違う体調の変化が気になる場合には、自己判断で様子を見続けず、医療機関へ相談することを検討しましょう。
引用元:日本リウマチ学会 https://www.ryumachi-jp.com/general/casebook/kansetsu/
原因を確認したうえで自分に合った対策を行うことが大切
「ストレッチをする?マットレスを変える?それとも病院へ行ったほうがいい?」
朝起きると体中が痛い状態が続いていると、結局何から始めればよいのか迷いますよね。
大切なのは、原因がわからないまま一つの対策だけを続けないことです。
たとえば、寝具や寝姿勢が関係している場合と、関節などの病気が関係している場合では、必要な対応が同じとは限りません。「ストレッチがいいらしい」と聞いて、痛みを我慢しながら無理に体を動かすのも避けたいところです。
日本整形外科学会では、関節リウマチについて早期に発見し、適切な検査につなげることが重要だと紹介しています。
まずは「いつから痛いのか」「朝だけなのか」「どこが痛むのか」「こわばりはどのくらい続くのか」「腫れや発熱はないか」など、自分の状態を整理してみましょう。
そのうえで、症状が長引く場合や気になる変化がある場合には、整形外科などの医療機関へ相談し、原因を確認してから自分に合った対策を考えていくことが大切です。
「そのうち改善するだろう」と我慢を続けず、体の変化に合わせて対応していきましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rheumatoid_arthritis.html
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