坐骨神経痛で歩けないのはなぜ?まず知っておきたい症状
「坐骨神経痛がつらくて歩けない」「立ち上がった瞬間にお尻から足へ痛みが走る」となると、このまま歩けなくなるのではと心配になりますよね。
坐骨神経痛は一つの病名ではなく、腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足先などにかけて現れる痛みやしびれなどの症状を指す言葉と言われています。症状の出方には個人差があり、歩き始めから強く痛む方もいれば、しばらく歩いてから痛みやしびれが増してくる方もいます。
また、「痛くて歩けない」のか「足に力が入りづらくて歩けない」のかによっても注意したいポイントは変わります。まずは、どのような歩行困難があるのかを整理してみましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sciatica.html
坐骨神経痛とはどのような症状なのか
「坐骨神経痛って、普通の腰痛とは何が違うの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
坐骨神経は腰からお尻、太ももの後ろ側を通って足へ伸びている神経です。この神経に沿った部分に痛みやしびれなどが現れる状態を、一般的に坐骨神経痛と呼ぶと言われています。
症状の感じ方も一つではありません。「お尻から足にかけてビリビリする」「太ももの裏が突っ張る」「ふくらはぎまでしびれる」など、人によって表現はさまざまです。腰よりも、お尻や足の症状を強く感じる場合もあります。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが背景にあるケースもあるため、「坐骨神経痛だから原因はこれ」と自己判断せず、症状の出方を確認することが大切と言われています。
引用元:日本臓器製薬 https://www.nippon-zoki.co.jp/general/sciatica/
痛くて足をつけない・歩き始めから激痛があるケース
「立ち上がった瞬間に足までズキッとする」「痛くて足を床につけるのもつらい」。このように、歩き始めから強い症状が出るケースもあります。
たとえば腰椎椎間板ヘルニアでは、椎間板の一部が突出して神経を刺激することで、腰やお尻、足に痛みやしびれが現れることがあると言われています。そのため、状態によっては立つ、歩く、前かがみになるといった日常の動作がつらく感じられる場合もあります。
ただ、「足をつけないほど痛い=腰椎椎間板ヘルニア」とは限りません。似た症状を起こす原因はほかにも考えられます。
痛みが強いときは無理に歩こうとせず、「いつから痛むのか」「どんな動作で強くなるのか」などを整理し、必要に応じて医療機関へ相談することが大切と言われています。
引用元:ふじさわ整体院 https://fujisawaseitai.com/case-blog/herniated-disc-unable-to-walk/
歩くと痛みやしびれが強くなり休むと楽になる「間欠性跛行」
「歩き始めは平気なのに、しばらくすると足が痛くて歩けなくなる。でも、休むとまた歩ける」。このような状態は、間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれています。
間欠性跛行は、腰部脊柱管狭窄症でみられる特徴的な症状の一つと言われています。歩くことでお尻や足の痛み、しびれなどが強くなり、少し休憩すると再び歩けるようになることがあります。
「休めば歩けるから大丈夫」と考えたくなるところですが、以前より歩ける距離が短くなったり、買い物や外出が難しくなったりしている場合は注意したいところです。
「何分くらい歩くと症状が出る?」「座ったり前かがみになったりすると楽になる?」など、自分の症状を振り返っておくことも状態を確認する手がかりになると言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_spinal_stenosis.html
痛みだけでなく足に力が入らない場合は注意が必要
「痛いだけではなく、なんだか足に力が入らない」。こうした変化がある場合には、痛みだけのケースとは分けて考える必要があります。
たとえば、「階段で足が上がりづらい」「歩いていると足がもつれる」「つま先やかかとで立ちづらい」などです。腰椎椎間板ヘルニアなどでは、神経への影響によって足の筋力低下がみられる場合があると言われています。
さらに、足の力が急に入りづらくなった場合や、排尿・排便の異常、会陰部周辺の感覚異常などを伴う場合には、早急な医学的評価が必要になるケースもあります。
「坐骨神経痛だから少し様子を見よう」と決めつけず、歩けないほど症状が強い、筋力低下が進んでいるなどの変化があれば、早めに医療機関へ相談することが大切と言われています。
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
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坐骨神経痛で歩けなくなる主な原因
「坐骨神経痛で歩けないのは、神経が悪くなっているから?」と心配になる方もいると思います。実際には、坐骨神経痛のような症状を引き起こす原因は一つではないと言われています。
代表的なものとして挙げられるのが、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症です。また、お尻の深いところにある筋肉の周辺で坐骨神経が刺激され、痛みやしびれにつながるケースも考えられています。
大切なのは、「坐骨神経痛=この原因」と自分で決めつけないことです。痛みが出る場所や歩ける距離、姿勢による症状の変化などを確認しながら、何が関係しているのかを考えていく必要があります。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sciatica.html
腰椎椎間板ヘルニアによる神経への刺激・圧迫
「腰のヘルニアで、どうして足まで痛くなるの?」と疑問に感じますよね。
腰椎の骨と骨の間には、クッションのような役割をする「椎間板」があります。腰椎椎間板ヘルニアでは、この椎間板の一部が後方へ飛び出し、近くを通る神経を刺激することで、腰だけでなくお尻や足にも痛みやしびれが現れる場合があると言われています。
症状によっては、前かがみになったときや立ち上がるとき、歩くときにつらさを感じることもあります。「腰はそれほど痛くないのに、片方のお尻から足にかけて痛い」というケースもあるようです。
ただし、画像上で椎間板の変化がみられても、それだけで症状の原因とは判断できない場合があります。そのため、歩けないほどの症状が続く場合は自己判断せず、状態を確認してもらうことが大切と言われています。
引用元:ふじさわ整体院 https://fujisawaseitai.com/case-blog/herniated-disc-unable-to-walk/
腰部脊柱管狭窄症による神経への圧迫
「最初は歩けるのに、だんだん足がしびれて歩けなくなる」。そんな症状に関係するものの一つが、腰部脊柱管狭窄症と言われています。
背骨には、神経が通る「脊柱管」という空間があります。加齢などに伴う変化によってこの部分が狭くなると、神経が圧迫され、足の痛みやしびれなどが現れることがあるそうです。
特徴として知られているのが「間欠性跛行」です。しばらく歩くと足が痛くなったり、しびれたりして歩きづらくなり、前かがみになったり座って休んだりすると再び歩けるようになる場合があります。
「休めば歩けるから大丈夫」と考える方もいるかもしれません。ただ、以前より歩ける距離が短くなっている場合などは、状態の変化を確認しておくことが大切と言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_spinal_stenosis.html
梨状筋周辺で坐骨神経が刺激されているケース
「腰よりも、お尻の奥が痛い」「長く座っていると、お尻から足がしびれてくる」。このような場合には、梨状筋周辺が関係している可能性もあると言われています。
梨状筋は、お尻の深いところにある筋肉です。坐骨神経はこの筋肉の近くを通っているため、何らかの理由で周辺に負担がかかると、坐骨神経が刺激されてお尻や足に痛み、しびれが出る場合があると考えられています。
たとえば、長時間座り続けたあとに症状が強くなるケースや、お尻の奥に違和感を覚えるケースなどがあります。
ただし、お尻から足にかけて痛むからといって、すべてが梨状筋周辺の問題とは限りません。腰椎椎間板ヘルニアなどでも似た症状が出るため、「お尻をほぐせば改善するだろう」と自己判断せず、症状を見極めることが大切と言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sciatica.html
坐骨神経痛以外の病気が隠れている可能性もある
「お尻から足が痛いなら、全部坐骨神経痛なんじゃないの?」と思うかもしれません。しかし、足の痛みやしびれ、歩きづらさを起こす原因は坐骨神経だけとは限らないと言われています。
たとえば、足の血流に関係する病気でも、歩いているうちにふくらはぎなどが痛くなり、休むと楽になる症状がみられることがあります。また、股関節など腰以外の場所に問題があり、歩くことがつらくなるケースも考えられます。
そのため、「前にも坐骨神経痛になったから今回も同じだろう」と決めつけるのは避けたいところです。
特に、急に歩けなくなった、足に力が入らない、排尿や排便の異常があるなど、いつもとは違う症状がみられる場合には注意が必要です。症状によっては早めに医療機関で確認してもらうことが大切と言われています。
引用元:日本脊髄外科学会 https://www.neurospine.jp/original38.html
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坐骨神経痛で歩けないときにまず行いたい対処法
「痛くて歩けないけど、じっとしていた方がいい?」「少しでも動いた方がいいのかな?」と迷いますよね。坐骨神経痛のような症状が強く出ているときは、無理をして普段通りに動くことが必ずしもよいとは限らないと言われています。
まず大切なのは、痛みやしびれが強くなる動きを避けながら、少しでも楽に感じる姿勢を探すことです。一方で、症状が落ち着いてきたあとまで必要以上に安静を続けると、筋力が低下して動きづらくなる可能性も考えられます。
「今は休む時期なのか、それとも少しずつ動いてよいのか」。症状の程度を見ながら判断し、歩けない状態が続く場合には医療機関へ相談することも検討しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sciatica.html
無理に歩かず痛みが楽になる姿勢をとる
「歩いた方が早く改善するかも」と考えて、痛みを我慢して動いていませんか?
坐骨神経痛で歩けないほど症状が強いときは、無理に歩き続けるのではなく、まず痛みが比較的楽になる姿勢をとることが大切と言われています。横向きで膝を軽く曲げる、仰向けで膝の下にクッションを入れるなど、腰や足への負担が少ないと感じる姿勢を探してみる方法があります。
ただし、「この姿勢なら誰でも楽になる」というものではありません。腰を曲げると楽な方もいれば、反対に痛みが強くなる方もいるためです。
姿勢を変えたときに痛みやしびれが増す場合は、無理に続ける必要はありません。「どの姿勢なら少し楽なのか」を目安にしながら、まずは負担を増やさないように過ごすことがポイントと言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sciatica.html
痛みが強い時期は無理な運動や長時間の移動を控える
「動かないと体が固まりそうだから、ストレッチくらいした方がいい?」と考える方もいるでしょう。
ただ、歩くのもつらいほど痛みが強い時期に、無理な運動や激しいストレッチを行うのは注意が必要と言われています。動作によって神経周辺への刺激が増えると、かえって痛みやしびれが強く感じられる可能性があるためです。
また、長時間の車移動や同じ姿勢で座り続けることも、腰やお尻への負担になる場合があります。「予定があるから」と無理をするのではなく、途中で姿勢を変えたり休憩を入れたりすることも考えてみましょう。
もちろん、ずっと寝たままでいるという意味ではありません。まずは症状を悪化させる動きを避け、自分が無理なく動ける範囲を見極めることが大切だと言われています。
引用元:ふじさわ整体院 https://fujisawaseitai.com/case-blog/herniated-disc-unable-to-walk/
痛みが落ち着いてきたら無理のない範囲で体を動かす
「痛みが少し楽になってきたけど、まだ動かない方がいいのかな?」。ここも判断に迷いやすいところです。
症状が落ち着いてきた場合には、いつまでも安静を続けるのではなく、無理のない範囲で日常生活の動作に戻していくことが大切と言われています。長期間ほとんど動かない状態が続くと、腰や足の筋力が低下し、かえって動きづらさにつながる可能性があるためです。
たとえば、室内を短い距離だけ歩いてみる、立ち上がって姿勢を変えるなど、負担の少ないところから始める方法があります。
ここで大事なのは、「昨日より楽だから一気に歩こう」と頑張りすぎないこと。動いたあとに痛みやしびれが強くなる場合には、一度運動量を見直した方がよいでしょう。症状と相談しながら少しずつ活動量を戻していくことがポイントと言われています。
引用元:日本腰痛学会 https://www.jslsd.jp/
症状に合わせて医療機関へ相談する
「坐骨神経痛なら、しばらく様子を見てもいい?」と思う方もいるかもしれません。軽い症状であれば経過を見るケースもありますが、歩けないほど痛みやしびれが強い場合は、自己判断だけで長く様子を見るのは避けたいところです。
特に、「足に力が入らなくなってきた」「急に歩きづらくなった」「しびれの範囲が広がっている」といった変化がある場合には、神経への影響が関係している可能性もあると言われています。
さらに、排尿や排便がしづらい、会陰部周辺の感覚がおかしいなどの症状を伴う場合には、早急な医学的評価が必要になるケースがあります。
「もう少し我慢してみよう」と無理をせず、症状が強い場合や悪化している場合には医療機関へ相談し、必要な検査を受けることが大切と言われています。
引用元:日本脊髄外科学会 https://www.neurospine.jp/original38.html
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坐骨神経痛で歩けないときにやってはいけないこと
「少しでも早く楽になりたい」と思って、痛いところを強く揉んだり、無理に歩いたりしていませんか?坐骨神経痛で歩けないほど症状が強いときは、よかれと思って行ったことが、かえって負担になる場合もあると言われています。
特に気をつけたいのが、痛みを我慢して動くことや、自己流で強いストレッチを行うことです。一方で、「動くのが怖いから」と必要以上に長く同じ姿勢を続けることもおすすめできません。
坐骨神経痛は症状の程度や背景にある原因によって、注意したい動作が異なると言われています。「これをすれば必ず改善する」と考えず、その日の状態を確認しながら過ごすことが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sciatica.html
痛みを我慢して無理に歩き続ける
「歩かないと筋力が落ちそうだから、痛くても頑張った方がいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、歩けないほど強い痛みやしびれがある状態で、無理に歩き続けることには注意が必要と言われています。
たとえば、腰椎椎間板ヘルニアでは神経が刺激されることで、お尻から足にかけて痛みやしびれが出る場合があります。歩くたびに症状が強くなるのであれば、無理に距離を伸ばすのではなく、いったん休憩を入れることも大切でしょう。
ここでポイントになるのは、「まったく動いてはいけない」という意味ではないことです。症状が落ち着いてきたら、無理のない範囲で少しずつ日常の動作へ戻していく考え方もあります。
「あと少しだから」と我慢せず、痛みやしびれの変化を確認しながら活動量を調整することが大切と言われています。
引用元:ふじさわ整体院 https://fujisawaseitai.com/case-blog/herniated-disc-unable-to-walk/
自己流で強いストレッチやマッサージをする
「足がしびれるなら、硬くなった筋肉を伸ばせばいいのかな?」と考える方もいるでしょう。ところが、坐骨神経痛の原因は筋肉だけとは限らないため、自己流で強く伸ばしたり揉んだりすることには注意が必要です。
坐骨神経痛の背景には、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが関係するケースもあると言われています。症状の原因や状態によっては、腰を大きく曲げたり反らしたりすることで、痛みやしびれを強く感じる場合があります。
「痛いけれど、効いている気がする」と無理に続けるのも避けたいところです。ストレッチ中に足のしびれが広がる、痛みが強くなるといった変化があれば、いったん中止しましょう。
自分の症状に合った運動なのかわからない場合には、専門家へ相談してから取り入れることが大切と言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_disc_herniation.html
長時間同じ姿勢を続ける
「動くと痛いから、できるだけ同じ姿勢でいた方がいい」。そう考えて、長時間座りっぱなしや寝たままになってしまうこともありますよね。
ただし、坐骨神経痛では長時間同じ姿勢を続けることで、腰やお尻のつらさを感じやすくなる場合があると言われています。特にデスクワークや車の運転などでは、気づかないうちに同じ姿勢が続きがちです。
もちろん、歩けないほど痛いときに無理やり立ち上がる必要はありません。症状が許す範囲で姿勢を変えたり、横になる向きを変えたりするだけでもよいでしょう。
「30分ごとに必ず動かなければならない」と決めつけるのではなく、自分の状態に合わせることがポイントです。痛みが強くならない範囲で姿勢を調整し、腰やお尻に負担が偏りすぎないよう意識することが大切と言われています。
引用元:日本腰痛学会 https://www.jslsd.jp/
歩けないほどの症状を放置する
「坐骨神経痛なら、そのうち改善するだろう」と思い、歩けない状態をそのままにしてしまう方もいるかもしれません。しかし、歩行に支障が出るほど症状が強い場合には、原因を確認することが大切と言われています。
特に注意したいのは、「昨日より足に力が入りづらい」「つまずくことが増えた」「急に歩けなくなった」といった変化です。神経への影響によって筋力低下がみられるケースもあるため、痛みの強さだけで判断しないようにしましょう。
さらに、排尿や排便の異常、会陰部の感覚異常などが伴う場合には、早急な医学的評価が必要になることがあります。
「もう少し様子を見れば大丈夫」と決めつけず、症状が強い場合や悪化している場合には、医療機関へ相談することが大切と言われています。
引用元:日本脊髄外科学会 https://www.neurospine.jp/original38.html
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坐骨神経痛で歩けないときは病院へ行くべき?来院の目安
「坐骨神経痛で歩けないけれど、病院へ行くほどなのかな?」と迷う方も多いと思います。痛みやしびれがあっても、「少し休めば改善するかも」と様子を見たくなりますよね。
ただ、坐骨神経痛のような症状のなかには、早めに医療機関で状態を確認した方がよいケースもあると言われています。特に注意したいのが、排尿・排便の変化や足の筋力低下です。
また、症状が長く続いている、日に日に歩ける距離が短くなっているなど、日常生活への影響も一つの目安になります。「痛みの強さだけ」で判断せず、しびれや力の入り方、症状の変化もあわせて確認しておきましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sciatica.html
排尿・排便がしづらい、会陰部に感覚異常がある
「足が痛いだけだから大丈夫」と思っていたものの、尿が出づらい、排便の感覚がおかしいといった変化がある場合には注意が必要です。
腰の神経が強く圧迫される状態では、足の痛みやしびれだけでなく、排尿や排便に関係する症状が現れることもあると言われています。また、股の間やお尻周辺などの会陰部に「感覚が鈍い」「触っている感じがいつもと違う」といった変化が出るケースもあります。
「坐骨神経痛が強くなっただけかな?」と自己判断するのは避けたいところです。こうした症状は緊急性を伴う可能性があるため、通常のセルフケアで様子を見るのではなく、速やかに医療機関へ相談することが大切と言われています。
引用元:日本脊髄外科学会 https://www.neurospine.jp/original38.html
足に急激な筋力低下や麻痺が現れている
「痛くて歩けない」のと「足に力が入らなくて歩けない」のは、同じように感じても状態が異なる場合があります。
たとえば、「急につま先が上がらなくなった」「階段で足を持ち上げづらい」「歩いていると足がもつれる」といった変化です。腰椎椎間板ヘルニアなどでは、神経への影響によって足の筋力低下がみられる場合があると言われています。
特に、それまでできていた動きが急にできなくなったり、時間とともに力が入りづらくなったりしている場合は注意したいところです。
「痛みが少ないから大丈夫」とは限りません。明らかな筋力低下や麻痺を感じた場合には、無理に歩いて確認しようとせず、早めに医療機関へ相談することが大切と言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_disc_herniation.html
痛みやしびれが強く日常生活に支障が出ている
「仕事に行くのもつらい」「買い物へ行っても途中で歩けなくなる」。このように、坐骨神経痛によって普段の生活に支障が出ている場合も、医療機関への相談を考える目安の一つと言われています。
症状の程度は人によって異なるため、「痛みが何点なら来院する」と単純に決めるのは難しいところです。それよりも、以前は歩けていた距離を歩けなくなった、夜も痛くて眠れない、立ち仕事が続けづらいなど、生活がどの程度変化しているかを確認してみましょう。
また、痛みやしびれが長引いている場合には、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが関係している可能性も考えられます。
「まだ我慢できるから」と抱え込まず、歩けない状態が続く場合には原因を確認してもらうことが大切と言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_spinal_stenosis.html
医療機関で行われる検査と主な施術
「病院へ行ったら、いきなり手術になるの?」と不安になる方もいるかもしれません。しかし、坐骨神経痛のような症状があるからといって、必ず手術になるわけではないと言われています。
医療機関では、まず「いつから痛むのか」「どこがしびれるのか」「どのくらい歩けるのか」といった症状を確認し、必要に応じて画像検査などが行われます。腰椎椎間板ヘルニアの場合でも、症状や状態に応じて薬やリハビリテーションなどの保存的な方法が検討されることがあります。
一方、筋力低下が進んでいる場合や排尿・排便に関係する症状がある場合などでは、手術が検討されるケースもあると言われています。
「坐骨神経痛=手術」と考えるのではなく、まず現在の状態を確認し、その人に合った方法を検討していくことが大切です。
引用元:ふじさわ整体院 https://fujisawaseitai.com/case-blog/herniated-disc-unable-to-walk/
症状が落ち着いた後に意識したい再発予防
「歩けるようになったから、もう何もしなくても大丈夫?」と思ってしまいますよね。ただ、症状が落ち着いた後は、日常生活で腰やお尻に負担が偏っていないかを見直すことも大切と言われています。
たとえば、長時間座りっぱなしになっていないか、重い物を持つときに腰だけで持ち上げていないか、運動不足になっていないかなどです。できる範囲で体を動かし、腰周辺の筋力や柔軟性を保つことも再発予防を考えるうえで一つのポイントとされています。
とはいえ、「このストレッチをすれば再発しない」と言い切れるものではありません。坐骨神経痛の背景にある原因や体の状態は一人ひとり異なるためです。
症状が落ち着いてからも無理をせず、生活習慣や体の使い方を少しずつ見直していくことが大切と言われています。
引用元:日本腰痛学会 https://www.jslsd.jp/
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