早く改善したいぎっくり腰でやってはいけないこと
「ぎっくり腰を1日でも早く改善したい」と思うほど、ストレッチをしたり腰を揉んだりしたくなるかもしれません。ただ、良かれと思って行ったことが、かえって痛みを強く感じるきっかけになる場合もあります。とくに発症直後は、「何かをたくさんする」よりも、今の腰の状態に合わせて行動することが大切と言われています。
痛みを我慢して無理にストレッチしない
「腰を伸ばせば早く改善するんじゃない?」と思いますよね。しかし、ぎっくり腰になった直後に、痛みを我慢しながら腰を強く伸ばしたりひねったりする必要はありません。急性腰痛では原因となっている組織を一つに特定できないケースもあると言われています。無理に伸ばすのではなく、まずは痛みが強くならない姿勢や動きを探してみましょう。
引用元:済生会 https://x.gd/5qG3W
痛い腰を強く揉んだり押したりしない
「痛い場所を揉みほぐしたら楽になる?」と考える方もいるでしょう。ただ、急に生じた腰痛には筋肉だけでなく、椎間板や椎間関節などさまざまな部位が関係する可能性があると言われています。そのため、原因がわからない段階で痛む場所を強く揉んだり、グイグイ押したりするのはおすすめできません。刺激を加えたときに痛みが増すなら、いったん控えたほうがよいでしょう。
引用元:日本整形外科学会 https://x.gd/0OW8C
激痛がある状態で無理に歩いたり運動したりしない
「安静にしすぎるのは良くないなら、痛くても歩いたほうがいい?」。ここは勘違いしやすいポイントです。急性腰痛では活動性を維持することが大切とされていますが、激痛を我慢してまで運動するという意味ではありません。まずは楽な姿勢を取り、立つ、トイレへ行くなど、その時点でできる動きから少しずつ戻していくことがすすめられています。
引用元:Mindsガイドラインライブラリ https://x.gd/4Lk8P
反対に何日も寝たきりにしない
「動くと痛いから、数日間ずっと寝ていたほうが安心」と感じるかもしれません。しかし、腰痛診療ガイドラインでは、急性腰痛に対するベッド上安静よりも、活動性を維持したほうが痛みや機能の面で良好な結果につながる可能性があると言われています。痛みが落ち着いて動けそうなら、無理のない範囲で普段の生活へ戻していきましょう。
引用元:日本整形外科学会・日本腰痛学会 https://x.gd/W3s6N
痛みが減った直後に重い物を持たない
「昨日より楽だから、もう普通に動いても大丈夫かな?」と思ってしまいますよね。ただし、痛みが軽くなったことと、腰への負担を気にせず動けることは同じではありません。中腰や重量物を持ち上げる動作などでは腰へ負担がかかるため、痛みが残っている間は慎重に行ったほうがよいと言われています。仕事や家事へ戻る場合も、いきなり元通りではなく段階的に動くことを意識しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://x.gd/F7p2M
「1日で改善する方法」というネット情報を鵜呑みにしない
「このストレッチをすれば一発で改善!」といった情報を見ると、試したくなるものです。しかし、腰痛には椎間板や筋肉など腰そのものに由来するものだけでなく、血管・泌尿器・消化器など腰以外の病気が関係するケースもあると言われています。安静にしていても痛い、症状が悪化する、発熱や脚のしびれ・力の入りにくさ、尿漏れなどがある場合は、自己流の対処を続けず医療機関への来院を検討してください。
引用元:日本整形外科学会 https://x.gd/F7p2M
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ぎっくり腰が1日で改善しないときはどうする?病院へ行く目安
「1日で改善すると思っていたのに、まだ痛い……」と不安になる方もいるでしょう。ただ、ぎっくり腰は翌日になれば必ず痛みがなくなるものではなく、回復には個人差があると言われています。一方で、腰痛のなかには単純なぎっくり腰とは異なる原因が隠れているケースもあります。「いつもの腰痛と何か違う」と感じたときに確認しておきたいポイントを見ていきましょう。
翌日も痛いだけなら必ずしも異常とは限らない
「一晩寝たのにまだ痛い。これっておかしい?」と心配になりますよね。ぎっくり腰は急に起こる強い腰痛の通称で、原因や症状の程度はさまざまだと言われています。そのため、翌日に痛みが残っているという理由だけで、異常な状態だとは判断できません。「昨日より起き上がりやすい」など、痛みだけでなく動きの変化も確認してみるとよいでしょう。
引用元:日本整形外科学会 https://x.gd/0OW8C
数日経っても強い痛みが改善しない場合
「数日待っているけど、ほとんど変わらない」という場合はどうでしょうか。急性腰痛の多くは時間の経過とともに軽くなっていくと言われていますが、すべての腰痛が同じ経過をたどるわけではありません。強い痛みが続いて日常生活に大きな支障が出ている場合には、「ぎっくり腰だから」と決めつけず、整形外科など医療機関への来院を検討してください。
引用元:京都済生会病院 https://x.gd/dI8vN
時間が経つほど腰痛がひどくなっている場合
「昨日より今日のほうが明らかに痛い」という変化には注意が必要です。日本整形外科学会では、安静にしていても腰痛が軽くならない場合や、時間とともに悪化する場合には、放置せず整形外科へ相談することがすすめられています。腰痛には感染や炎症、骨折などが関係するケースもあるため、悪化していると感じたら自己流の施術を続けないことが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://x.gd/F7p2M
足のしびれや麻痺・力が入りにくい場合
「腰だけではなく、脚までしびれてきた」という場合は見逃さないようにしましょう。ぎっくり腰のような急な腰痛でも、脚の痛みやしびれ、力の入りにくさを伴う場合には、腰椎椎間板ヘルニアなどが関係している可能性もあると言われています。とくに力が入りづらくなってきた場合には、単なる腰痛と自己判断せず医療機関への来院を検討してください。
引用元:日本整形外科学会 https://x.gd/8gVnA
発熱や強い体調不良を伴っている場合
「腰が痛いだけでなく、熱もある」という場合も注意が必要です。腰痛には筋肉や関節などの問題だけでなく、感染症や内臓の病気などが関係することもあると言われています。とくに発熱を伴う腰痛は、腰背部痛の危険信号の一つとして扱われています。「風邪かな?」と様子を見るだけでなく、強い腰痛と発熱が重なっている場合には医療機関へ相談しましょう。
引用元:日本内科学会 https://x.gd/L8cQ2
排尿・排便の異常や股周辺の感覚異常がある場合
「腰痛と一緒に尿が出しづらい」「股周辺の感覚がおかしい」といった症状がある場合は、早めの対応が必要になることがあります。脊椎周辺の神経が強く圧迫されると、下肢の症状だけでなく膀胱や直腸の働きに影響が出る場合もあると言われています。こうした症状を伴うときは、1日で改善するか様子を見るのではなく、速やかに医療機関へ相談してください。
引用元:日本整形外科学会 https://x.gd/K6pV4
転倒・事故など強い衝撃のあとに腰が痛い場合
「転んだあとから腰が急に痛くなった」という場合は、一般的なぎっくり腰とは分けて考える必要があります。腰痛の原因には筋肉や関節だけでなく、腰椎の骨折や脱臼などの外傷もあると言われています。とくに強く腰を打った、交通事故後から痛むといったケースでは、「そのうち改善するだろう」と決めつけず、医療機関で状態を確認してもらいましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://x.gd/J3rN7
強い症状があるときは整形外科へ来院する
「結局、どこへ行けばいいの?」と迷った場合、強い腰痛や脚のしびれ・力の入りにくさなどがあるときは、整形外科への来院が一つの目安です。日本整形外科学会でも、通常ではない強い腰痛には重大な原因が隠れている場合があるため、整形外科で原因を確認することが大切だとされています。ぎっくり腰を1日で改善させることだけにこだわらず、いつもと違う症状がないかにも目を向けてください。
引用元:日本整形外科学会 https://x.gd/Q9wT5
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監修者みやがわ整骨院 院長 宮川 晃司
日体柔整専門学校 卒業 柔道整復師| 骨格矯正、運動指導、筋膜リリース、トリガーポイント、Infinityコーチ
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