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足底筋膜炎とは?かかとの痛みで悩んだら

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朝起きて最初の一歩を踏み出したとき、かかとにズキッと鋭い痛みが走る。そんなつらい症状が続いている方は、「足底筋膜炎(そくていきんまくえん)」かもしれません。

足底筋膜炎とは、かかとから足の指の付け根までを繋ぎ、土踏まずのアーチを支えている分厚い膜に微細なキズがつき、炎症が起きた状態のことです。特に体重がかかりやすいかかとの内側あたりに激痛が出やすく、日常的に足裏へ負担がかかるランナーや長時間の立ち仕事の方に多く見られます。

寝ている間に硬くなった筋膜が、起床直後の急な荷重によって無理に引き伸ばされるため、朝一番に最も強い痛みを伴うのが特徴です。放置すると慢性化しやすいため、初期の段階から適切なクッション選びや骨格のケアを行うことが大切です。

引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp

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足底筋膜炎は何科を受診すればいいのか

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整形外科が第一選択

足底筋膜炎は、足の裏にある腱組織や骨の付着部に関わる整形外科領域の疾患です。そのため、足裏やかかとに鋭い痛みを感じた際は、まず整形外科を受診するのが第一選択となります。

クリニックでは、問診だけでなくレントゲンや超音波(エコー)といった専門的な画像検査を行うことが可能です。これにより、炎症が長期化してかかとの骨がトゲのように変形してしまう「骨棘(こつきょく)」の有無や、筋膜がどれくらい分厚く変性しているかを正確に確認できます。

痛みの原因が骨の疲労骨折や他の神経痛ではないか、医学的なアプローチで正しく判別してもらうことが根本改善への確実な第一歩となります。

スポーツ整形外科もおすすめ

ランニングやマラソン、ジャンプを伴うスポーツが原因で足底筋膜炎を発症した場合は、一般的な整形外科に加えて「スポーツ整形外科」の受診も大変おすすめです。

スポーツ整形外科では、単に痛みを抑えるだけの治療にとどまらず、競技の特性や日々の練習量を考慮した専門的なサポートが受けられます。硬くなったふくらはぎのストレッチ指導や、足裏への衝撃を減らす正しいテーピング技術、インソールの処方など、より実践的なメニューが豊富です。

さらに、休養中の代替トレーニングの提案から競技復帰に向けた具体的なアドバイスまで受けられるため、アスリートや市民ランナーの強い味方となります。

皮膚科ではないので注意

「足の裏が痛い」という主訴から、なんとなく皮膚科を連想して受診を迷われる方も少なくありませんが、足底筋膜炎は皮膚の疾患ではないため注意が必要です。筋肉を包む膜(筋膜)や関節のトラブルであるため、皮膚科ではなく整形外科が専門となります。

ただし、痛みの原因が「ガチガチに硬くなったタコ」や「芯が神経を刺激する魚の目(ウオノメ)」、あるいは足の裏にできるウイルス性のイボである場合は、皮膚科の領域になります。

これらが原因で歩き方が崩れ、結果として足底筋膜炎を併発することもあるため、ご自身の足裏の表面をよく観察し、皮膚の異常がないかどうかも一つの判断基準にしてみてください。

引用元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp

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足底筋膜炎の主な症状

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朝の起き抜けにかかとが痛い

足底筋膜炎の最も特徴的な症状が、朝起きて布団から出た最初の数歩で感じる、かかとの鋭い痛みです。私たちは就寝中、足首や足裏をほとんど動かさないため、足底筋膜はキュッと縮こまった状態で固まります。目覚めて急に立ち上がると、体重が一気にかかって硬い筋膜が無理やり引き伸ばされるため、ズキッとした激痛が走るのです。しばらく歩いていると徐々に筋膜の柔軟性が戻り、一時的に痛みが和らぐことが多いのもこの症状ならではの特徴です。

長時間座った後に歩き始めると痛い

朝一番の起床時だけでなく、デスクワークや運転などで長時間座りっぱなしでいた後に、急に立ち上がって歩き始めるときにも同様の痛みが走ります。椅子に座って足裏に体重がかかっていない時間が続くと、足底筋膜は再び冷えて硬く収縮してしまいます。

そのため、次に一歩を踏み出した瞬間に、再び筋膜の付着部であるかかとの骨周辺に強い牽引力が加わり、朝の起き抜けと同じようなズキッとする痛みが再現されてしまうのです。

長時間の歩行や立ち仕事で痛みが増す

「少し歩くと楽になるから大丈夫」と過信して歩き続けたり、長時間の立ち仕事を続けたりしていると、夕方や仕事の終盤にかけて徐々に痛みが悪化していくケースもあります。これは、和らいだように見えても足裏への物理的な負担(衝撃や摩擦)が許容量を超えて蓄積し、足底筋膜の炎症が再び燃え上がってしまうためです。

初期は動かし始めだけだった痛みが、進行すると慢性的な痛みに変わり、歩行中ずっと痛むようになるため注意が必要です。

引用元:日本臨床整形外科学会
https://www.jcoa.gr.jp

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足底筋膜炎になりやすい人の特徴

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足底筋膜炎は、足の裏でクッションの役割を果たす「足底筋膜」に過度な負担が積み重なることで発症します。特に以下のような特徴や生活習慣を持つ方は、足裏の衝撃吸収システムが低下しているため注意が必要です。

  • 扁平足(へんぺいそく)や甲高(ハイアーチ)の方:土踏まずの形が崩れているため、着地時の衝撃をうまく分散できません。

  • 急に運動量を増やした・硬い路面を走るランナー:アスファルトなどの硬い床面での負荷や、オーバーワークが筋膜に微細なキズをつけます。

  • 長時間の立ち仕事をしている方:持続的な圧迫により、足裏の血行が悪くなり組織が硬化しやすくなります。

  • 体重が増加した方:一歩踏み出すごとに足裏へかかる荷重が純増し、筋膜の牽引力が強まります。

  • ふくらはぎやアキレス腱が硬い方:足首の柔軟性が低いと、歩行時にかかとが引っ張られ、連動する足底筋膜に強いストレスがかかり続けます。

これらの骨格的な要因や環境変化が重なると、足底筋膜は常に引き伸ばされて悲鳴を上げやすい状態になります。心当たりのある方は、まず足元の環境を見直してみましょう。

引用元:日本スポーツ協会
https://www.japan-sports.or.jp

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自分でできるセルフケア

足底筋膜炎 何科

ふくらはぎのストレッチ

壁に手をついて足を前後に開き、後ろ足のかかとを床につけたままゆっくりと上体を前に倒し、ふくらはぎの筋肉を伸ばします。実は、足の裏にある足底筋膜は、かかとを介してふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)やアキレス腱と密接に繋がっています。

そのため、ふくらはぎがガチガチに硬くなると、連動して足裏の筋膜まで強く引っ張られてしまうのです。1回30秒ほど、日常的に伸ばして柔軟性を保つことが痛みの予防に繋がります。

足裏のマッサージ

椅子に座った状態で、床に置いたゴルフボールやテニスボールの上に足の裏を乗せ、コロコロと転がすセルフマッサージが効果的です。これにより、硬く縮こまった足底筋膜の緊張を優しくほぐすことができます。

ただし、かかとの痛む部分をダイレクトに強く押しすぎると、かえって炎症が悪化して激痛を招くリスクがあります。土踏まずの周辺を中心に、あくまで「痛気持ちいい」と感じる程度の圧でゆっくり転がすのがコツです。

適切な靴選びとインソール

日常的に履く靴を見直し、足裏への物理的な衝撃を減らす環境を整えましょう。靴を選ぶ際は、靴底が薄く硬いものは避け、かかと部分のクッション性が高く衝撃を吸収してくれるスニーカーなどが理想的です。

さらに、土踏まずの隙間を埋めてくれる「アーチサポート付きのインソール(中敷き)」を靴の中に敷くことで、足裏全体に体重を分散させ、歩行時に足底筋膜が無理に引き伸ばされるストレスを大幅に軽減できます。

引用元:e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp

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