首が痛い・飲み込むと痛いときに考えられる原因

「首が痛いし、飲み込むとさらに痛む。これって寝違え?」と気になる方もいるでしょう。ただ、首が痛い・飲み込むと痛い症状にはいくつかの原因が考えられると言われています。首の動きで痛みが変わるのか、喉の痛みや発熱、腫れがあるのかによっても考え方は変わります。一つの症状だけで自己判断せず、ほかにどんな変化が出ているかも確認してみましょう。
寝違えや首周辺の筋肉の炎症
「朝起きたら首が回らない」という場合は、寝違えが関係している可能性があります。寝違えの原因は一つに特定されていませんが、睡眠中の不自然な姿勢による筋肉への負担や、頸椎の関節包の炎症などが考えられていると言われています。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprained_neck.html
風邪・咽頭炎・扁桃炎
「首よりも喉の奥が痛い」「飲み込む瞬間にズキッとする」という場合は、喉の炎症にも目を向ける必要があります。扁桃咽頭炎では、喉の痛みや嚥下時の痛み、発熱などがみられると言われています。首のリンパ節が腫れることもあるため、首の痛みとして感じるケースも考えられます。
引用元:MSDマニュアル
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/16-耳鼻咽喉疾患/口腔咽頭疾患/扁桃咽頭炎
首のリンパ節の腫れや炎症
「首の横を触ると痛い」「小さなしこりのようなものが気になる」というケースもあります。喉の感染症では、圧痛を伴う頸部リンパ節の腫れがみられることがあると言われています。
喉の痛みや発熱も一緒に出ている場合は、単なる首こりとは考えず、医療機関への来院を検討することが大切です。
引用元:MSDマニュアル
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/multimedia/table/咽頭痛の主な感染性の原因および特徴
石灰沈着性頸長筋腱炎
あまり聞き慣れないものですが、「石灰沈着性頸長筋腱炎」という病気でも、急な首の痛みや飲み込むときの痛み、首を動かしづらいといった症状が現れると言われています。
こうした症状は寝違えなどと似ている部分があるため、強い痛みが急に出た場合や発熱を伴う場合には、自己判断だけで済ませないようにしましょう。
引用元:J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/article/orltokyo/61/1/61_37/_article/-char/ja/
甲状腺など首の前側にある組織の炎症
「喉というより首の前側が痛い」という場合には、甲状腺など首の前方にある組織が関係することもあります。たとえば亜急性甲状腺炎では、発熱や痛みを伴う甲状腺の腫れが起こると言われています。
首の前側に腫れや強い痛みがある、発熱が続くといった場合には、早めに医療機関へ来院し、原因を確認してもらうことが大切です。
引用元:日本内分泌学会
https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=44
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首が痛い・飲み込むと痛いときに注意したい症状

「少し様子を見ても大丈夫かな?」と迷うこともありますよね。首が痛い・飲み込むと痛い症状のなかには、早めに医療機関へ来院したほうがよいケースもあると言われています。特に、発熱や腫れ、強い飲み込みづらさ、呼吸のしづらさなどが重なっている場合は注意が必要です。痛みの強さだけで判断せず、首や喉以外の変化にも目を向けてみてください。
発熱や強い喉の痛みがある
「首の痛みだけでなく、熱も出てきた」という場合は、喉の感染症なども考える必要があります。急性扁桃炎では、喉の痛みや発熱、飲み込むときの痛みなどが現れると言われています。高熱が続く、食事を取るのもつらいといった場合は、早めの来院を検討しましょう。
引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
https://www.jibika.or.jp/modules/disease/
首が腫れている・しこりを感じる
「首の横が腫れている気がする」「触るとしこりのようなものがある」という場合も確認が必要です。首のリンパ節は、感染症などに反応して腫れることがあると言われています。一方で、腫れが長く続く場合などには別の原因も考えられるため、自己判断だけで放置しないことが大切でしょう。
引用元:国立がん研究センター がん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/cancer/head_neck/
首をほとんど動かせないほど痛い
寝違えでも首を動かしづらくなることはありますが、「少し動かすだけでもかなり痛い」という場合は注意したいところです。特に急な首の痛みに加えて、飲み込むと痛い、発熱があるといった症状が重なっている場合には、首の筋肉だけが原因とは限らないと言われています。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprained_neck.html
唾や水分を飲み込むことが難しい
「痛いけれど飲める」のか、「唾や水分さえ飲み込みづらい」のかでは状況が異なります。強い嚥下困難や、唾液を飲み込めず口から流れてしまう症状などは、緊急性を判断するうえで重要なサインになると言われています。無理に様子を見ず、速やかに医療機関へ相談してください。
引用元:MSDマニュアル
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/耳鼻咽喉疾患/口とのどの病気/のどの痛み
息苦しさや呼吸のしづらさがある
「飲み込むと痛いだけだったのに、息もしづらくなってきた」という場合は注意が必要です。喉の腫れなどによって気道が狭くなると、呼吸に影響する可能性があると言われています。呼吸困難がある場合は、通常の首の痛みとして様子を見るのではなく、緊急性のある状態として速やかに対応する必要があります。
引用元:日本気管食道科学会
https://www.kishoku.gr.jp/
症状が急激に悪化している
昨日より明らかに痛みが強くなった、急に飲み込みづらくなった、発熱や腫れまで出てきた。このような変化も見逃したくありません。「首が痛い・飲み込むと痛い=寝違え」と決めつけず、短時間で症状が悪化している場合には、早めに医療機関へ来院して原因を確認することが大切です。
引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=22
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首が痛い・飲み込むと痛いときの対処法

「首が痛いし、飲み込むと痛い。とりあえず揉んだほうがいいのかな?」と考える方もいるかもしれません。しかし、原因がわからない段階で無理に首を動かしたり、強く刺激したりするのは避けたほうがよい場合があります。特に喉の痛みや発熱、腫れなどを伴うときは、首の筋肉だけが原因とは限りません。まずは症状の出方を確認し、その状態に合わせて対応することが大切です。
首を無理に動かしたり強く揉んだりしない
「硬くなっているなら揉めば楽になる?」と思いますよね。寝違えでは、痛みが出る方向には無理に動かさず、痛みを我慢したストレッチはかえって症状を強める場合があると言われています。
強く揉んだり伸ばしたりするより、まずは首に負担をかけないように過ごしましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprained_neck.html
喉の痛みや発熱など首以外の症状も確認する
首が痛い・飲み込むと痛いときは、「首を動かしたときだけ痛むのか」「喉そのものが痛むのか」も確認してみてください。喉頭炎では、痛みのほかに発熱や咳、声のかれなどがみられると言われています。さらに、喉の腫れが強くなると呼吸が苦しくなるケースもあるため注意が必要です。
引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=23
痛みが強い時期は無理なストレッチを控える
「早く改善したいから伸ばしておこう」と考えたくなりますが、痛みが強いときほど慎重さが必要です。寝違えでは緩やかなストレッチが役立つ場合がある一方、痛みを我慢して行うとかえって悪化する可能性があると言われています。
痛みが出る動きを何度も繰り返すのではなく、無理なく動かせる範囲を意識しましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/
症状に応じて医療機関へ相談する
「何日か様子を見ればいいかな?」と迷うところですが、症状によっては早めの来院が必要です。特に発熱や強い喉の痛みに加えて、物を飲み込みにくい、息がしづらいといった症状がある場合は、速やかな医療機関への来院が必要になることもあると言われています。
引用元:日本気管食道科学会
https://www.kishoku.gr.jp/
症状が落ち着いた後は首に負担をかける生活習慣を見直す
痛みが落ち着いてきたら、普段の姿勢にも目を向けてみましょう。首の痛みには、長時間のパソコン作業など同じ姿勢を続けることや、作業姿勢・生活習慣が関係する場合があると言われています。
「また痛くならないために何ができる?」と考え、スマートフォンを見る姿勢やデスクワークの時間、休憩の取り方などを見直すことも一つの方法です。
引用元:日本脊椎脊髄病学会
https://ssl.jssr.gr.jp/general/sick/
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首が痛い・飲み込むと痛いときは何科を受診する?

「首が痛い・飲み込むと痛い場合、結局どこへ行けばいいの?」と迷いますよね。首の痛みといっても、喉の炎症が関係している場合もあれば、首の筋肉や関節などが関係しているケースもあると言われています。来院先を考えるときは、痛む場所だけではなく、喉の痛み、発熱、腫れ、首を動かしたときの変化などを確認することが大切です。
喉の痛みや腫れ・飲み込みづらさがある場合は耳鼻咽喉科
「飲み込む瞬間に喉が痛い」「喉が腫れている感じがする」といった症状が目立つ場合は、耳鼻咽喉科への来院が選択肢になります。耳鼻咽喉科では、口や喉、首などの病気を幅広く扱っていると言われています。発熱や声のかすれなどがある場合も、あわせて伝えるとよいでしょう。
引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
https://www.jibika.or.jp/modules/disease/
首を動かしたときの強い痛みがある場合は整形外科も選択肢
「飲み込むと少し響くけれど、特に首を回したときが痛い」という場合もあります。寝違えでは、起床時に首から肩にかけて痛みが出て、一定方向へ動かしづらくなることがあると言われています。首の動作による痛みが中心の場合は、整形外科への来院も選択肢の一つです。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/sprained_neck.html
発熱や強い腫れを伴う場合は早めに医療機関へ
「首が痛いだけだと思っていたら熱が出てきた」という場合には注意しましょう。咽頭炎や扁桃炎などでは、喉の痛みに加えて発熱や飲み込むときの痛みがみられることがあると言われています。症状が強くなっている場合は、長く様子を見ず医療機関への来院を検討してください。
引用元:国立成育医療研究センター
https://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/tonsillitis.html
呼吸が苦しい・水分も飲み込めない場合は速やかな来院を
「水を飲むことさえ難しい」「息が苦しい」といった状態は、通常の首こりや寝違えとして様子を見るべき症状ではありません。呼吸困難や唾液を飲み込めない状態などは、緊急性の高い症状として扱われる場合があると言われています。こうした場合は、夜間や休日でも救急相談や救急医療の利用を検討してください。
引用元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/
医療機関で重大な病気が否定された後も首の痛みが続く場合
検査を受けて喉などに大きな問題がないと言われても、首を動かした際の痛みや動かしづらさが残るケースはあります。首の痛みには筋肉や関節、姿勢など複数の要素が関係する場合があると言われているため、症状の経過を確認しながら適切な対応を考えることが大切です。
「そのうち改善するだろう」と我慢を続けるのではなく、痛みが長引く、日常生活に支障が出るといった場合には、改めて医療機関へ相談しましょう。
引用元:日本脊椎脊髄病学会
https://www.jssr.gr.jp/general/
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監修者みやがわ整骨院 院長 宮川 晃司
日体柔整専門学校 卒業 柔道整復師| 骨格矯正、運動指導、筋膜リリース、トリガーポイント、Infinityコーチ
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