腰と脇腹が同時に痛くなる原因とは?
「腰だけだと思っていたのに、脇腹まで痛くなってきた。これって同じ原因なの?」と心配になる方もいるでしょう。腰と脇腹の痛みには、筋肉や関節などの運動器が関係するケースだけでなく、腎臓や尿路などが関係する場合もあると言われています。
そのため、痛む場所だけで原因を決めるのではなく、「動いたときに変化するか」「じっとしていても痛むか」「発熱や吐き気などはないか」といった点まで確認することが大切です。
腰と脇腹の痛みは大きく筋肉・骨格と内臓に分けて考える
腰と脇腹が同時に痛い場合、まず考えたいのが筋肉や関節などへの負担です。一方、「腰痛だから筋肉だろう」と決めつけるのも注意が必要でしょう。
日本整形外科学会では、腰痛にはさまざまな原因があり、安静にしていても軽くならない痛みや発熱、足のしびれなどを伴う場合は注意が必要とされています。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
腰から脇腹につながる腰方形筋や腹斜筋とは
「筋肉が原因なら、どこが関係するの?」という疑問もありますよね。腰の横側には腰方形筋があり、姿勢を保つ働きなどに関係すると言われています。
腰方形筋の過活動と腰痛との関連を報告した研究もあるため、腰から脇腹周辺の痛みを考える際には確認したい筋肉の一つです。ただし、痛む場所だけで腰方形筋が原因とは言い切れません。
引用元:J-STAGE 理学療法科学
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/33/3/33_501/_pdf
姿勢や体の使い方によって腰と脇腹が痛くなる仕組み
「特別なことはしていないのに痛い」というケースもあります。ところが、毎日の座り方や立ち方を振り返ると、知らないうちに腰へ負担をかけていることも。
日本整形外科学会でも、腰痛への対策として中腰などの日常的な姿勢に注意することが紹介されています。長時間同じ姿勢を続けたり、片側へ偏った体の使い方を繰り返したりする場合には、一度生活習慣を見直してみるのもよいでしょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
腰だけでなく脇腹まで痛みが広がる理由
腰から脇腹に痛みを感じても、必ずしも筋肉だけが関係しているとは限りません。
MSDマニュアルでは、腎臓の病気による痛みは脇腹や腰背部に感じられ、尿管結石では側腹部や腰背部に強い痛みが現れる場合があると言われています。
「脇腹まで痛いけど、腰痛の延長だろう」と自己判断せず、強い痛みや吐き気、発熱、血尿などがある場合には、整骨院より先に医療機関へ来院して原因を確認してもらうことが大切です。
引用元:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
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腰と脇腹の痛みから考えられる原因
「腰と脇腹が痛いけれど、筋肉なのか内臓なのかわからない」という方は少なくありません。実際、腰や脇腹の痛みには筋肉への負担から、腰椎や神経、腎臓・尿路などさまざまな原因が関係すると言われています。
大切なのは、痛む場所だけで原因を決めつけないことです。「動いたときだけ痛む」「安静にしていても痛い」「発熱や吐き気がある」など、痛み以外の特徴も一緒に確認してみましょう。
腰方形筋や腹斜筋など筋肉に負担がかかっている
「体をひねったときに脇腹が痛い」「長く座ったあとに腰の横が張る」。そんな場合は、腰まわりの筋肉に負担がかかっている可能性も考えられます。
腰方形筋は骨盤と肋骨などにつながり、体幹の動きや姿勢保持に関係する筋肉です。腰痛のある人では、腰方形筋を含む体幹筋の活動について研究が行われています。ただし、痛む場所だけで特定の筋肉が原因とは判断できないため、動作や姿勢なども含めた確認が必要でしょう。
引用元:J-STAGE 理学療法科学
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/33/3/33_501/_pdf
長時間のデスクワークや姿勢の偏りで腰に負担がかかっている
「仕事中はほとんど座りっぱなし」という方もいますよね。同じ姿勢が長く続いたり、中腰の姿勢を繰り返したりすると、腰まわりへの負担につながる場合があります。
日本整形外科学会でも、腰痛の予防では中腰などの日常的な姿勢への注意が紹介されています。デスクワークでは座り方だけを見るのではなく、定期的に姿勢を変えるなど、同じ部分へ負担を集中させない工夫も意識したいところです。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
腰椎や神経など腰周辺に問題がある
腰と脇腹が痛むと「筋肉が硬いのかな」と考えがちですが、腰椎など腰周辺の組織が関係するケースもあると言われています。
特に、腰の痛みだけではなく足のしびれや力の入りづらさなどを伴う場合は注意が必要です。日本整形外科学会では、腰椎椎間板ヘルニアなどによって腰や臀部の痛み、下肢のしびれなどが生じる場合があると説明しています。無理にストレッチを続けるのではなく、症状に合わせて医療機関で確認してもらうことも大切です。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/herniated_disc.html
腎臓・尿管など泌尿器系の病気が関係している
「動いていないのに脇腹が強く痛む」という場合には、筋肉以外にも目を向ける必要があります。
MSDマニュアルでは、尿路結石による痛みは背中や脇腹などに現れる場合があり、吐き気や嘔吐、血尿などを伴うこともあると言われています。そのため、腰と脇腹が痛いからといって、すべてを腰痛として考えるのは避けたいところです。強い痛みや血尿などがある場合は、早めに医療機関へ来院しましょう。
引用元:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
消化器や婦人科など腰以外の病気が関係している
腰や脇腹の痛みには、腰そのものではない場所の病気が関係する場合もあると言われています。
日本整形外科学会では、腰痛の原因として消化器疾患、婦人科疾患、泌尿器疾患、血管疾患なども挙げています。「腰が痛いから整骨院へ」と考える前に、腹痛や発熱など腰痛以外の症状が出ていないか確認してみてください。普段とは違う強い痛みや体調不良を伴う場合には、まず医療機関で原因を確認してもらうことが重要です。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
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右・左・痛み方から腰と脇腹の状態を確認
「右の腰から脇腹だけが痛い」「押すと痛いけれど、じっとしていると気にならない」など、腰と脇腹の痛み方は人によって違います。こうした左右差や痛みが出るタイミングは、状態を整理するヒントになると言われています。
ただし、「右側だから内臓」「動くと痛いから筋肉」と場所や痛み方だけで原因を決めることはできません。腰以外の病気でも腰痛が起こることがあるため、ほかの症状と合わせて考えることが大切です。
右側の腰から脇腹にかけて痛い場合
「右側だけ痛いと、何か病気なの?」と気になる方もいるでしょう。右の腰から脇腹にかけての痛みには、筋肉や関節への負担だけでなく、尿管結石など腰以外の問題が関係する場合もあると言われています。
特に、安静にしていても痛みが軽くならない、発熱を伴うといった場合は注意が必要です。左右だけで自己判断せず、痛みが続く場合は医療機関で確認してもらいましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
左側の腰から脇腹にかけて痛い場合
左側だけが痛むケースでも、考え方は基本的に同じです。「左だからこの病気」と場所だけで判断するのは難しいと言われています。
腰痛の原因には腰椎や筋肉など腰そのものに由来するものだけでなく、泌尿器や消化器など腰以外に由来するものもあります。左側の腰や脇腹に痛みがあるときも、発熱や体調の変化、安静時の痛みなどがないか一緒に確認することが大切でしょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
体をひねる・起き上がるなど動くと痛い場合
「寝返りをするとズキッとする」「立ち上がる瞬間に腰から脇腹が痛い」という場合もありますよね。
日本整形外科学会では、急な腰痛は物を持ち上げたり、腰をねじったりした際に起こることが多く、関節や椎間板、筋肉、腱、靱帯などが関係する場合があると説明しています。そのため、特定の動作で痛みが変化するかどうかは、状態を確認する際の一つの情報になるでしょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/acute_low_back.html
押すと痛い・筋肉が張っている場合
「脇腹のあたりを押すと痛い」「腰の横が張っている感じがする」という方もいるでしょう。押したときに感じる痛みは圧痛と呼ばれ、筋肉や腱など運動器の状態を確認する際にも用いられています。
とはいえ、押して痛いから筋肉が原因とは言い切れません。どの動作で痛むのか、いつから続いているのかなども合わせて確認し、強い痛みが続く場合には無理に押したり揉んだりしないようにしましょう。
引用元:済生会
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/achilles_paratendinitis/
ズキズキする・何もしていなくても痛い場合
「横になっているのにズキズキする」「夜中も痛くて目が覚める」。このように何もしていない状態でも腰や脇腹が痛む場合は、少し慎重に考えたいところです。
日本整形外科学会では、安静にしていても腰痛が軽くならない、徐々に悪化する、発熱や足のしびれ・力の入りにくさなどを伴う場合は、自己管理だけで済ませないことが重要だとされています。こうした症状がある場合は整骨院で様子を見るのではなく、医療機関へ来院してください。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
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腰と脇腹が痛いときの対処法とセルフケア
「腰と脇腹が痛いときは、動いたほうがいい?それとも休んだほうがいい?」と迷いますよね。腰痛への対処は、痛みの強さや原因によって変わると言われています。そのため、いきなりストレッチやマッサージをするのではなく、まずはどのような状況で痛みが出るのかを確認しましょう。
また、発熱や吐き気、血尿、安静にしていても続く強い痛みなどがある場合には、セルフケアだけで様子を見るのではなく医療機関への来院を優先してください。
まず痛みが出る動作やタイミングを確認する
「朝起きたときだけ痛い」「椅子から立つ瞬間にズキッとする」など、腰と脇腹の痛みには人によって違いがあります。
日本整形外科学会では、腰痛を考える際に、安静時の痛みや動作との関係、発熱、下肢のしびれなどを確認することが重要とされています。いつから痛いのか、どんな動きで強くなるのかを整理しておくと、自分の状態を伝える際にも役立つでしょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
筋肉の負担が考えられる場合は無理のない範囲で体を動かす
「腰が痛いから、できるだけ動かないほうがいい」と考える方もいるかもしれません。
厚生労働省の腰痛対策では、腰痛予防として適度な運動やストレッチなどが紹介されています。一方、強い痛みがある状態で無理に動かす必要はありません。「少し動けるから大丈夫」と我慢せず、痛みの程度を確認しながらできる範囲で体を動かすことがポイントです。
引用元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000034et4.html
腰方形筋や脇腹を伸ばすストレッチ
腰や脇腹の張りが気になると、「ストレッチしたほうが楽になるのかな?」と思いますよね。
腰痛対策では、運動やストレッチによって腰まわりの柔軟性を保つことが取り入れられる場合があります。ただし、ストレッチをすれば腰と脇腹の痛みが必ず改善するわけではありません。反動をつけず、気持ちよく伸びる程度にとどめ、痛みが強くなる場合は中止してください。
引用元:中央労働災害防止協会
https://www.jisha.or.jp/
デスクワークや座り姿勢を見直す
「仕事をしていると、夕方になるほど腰がつらい」という方は、座っている時間にも目を向けてみましょう。
厚生労働省の職場における腰痛予防対策指針では、同じ姿勢を長時間続けないことや、作業姿勢を適宜変えることなどが腰への負担を減らす方法として示されています。座り方だけを完璧にしようとするより、途中で立つ、姿勢を変えるといった工夫を取り入れることも大切です。
引用元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000034et4.html
痛みがあるときに避けたい行動
腰と脇腹が痛いと、「揉めばよくなるかも」と強く押したくなることもあるでしょう。ただ、原因がはっきりしていない段階で無理に揉んだり、強いストレッチを繰り返したりするのは避けたいところです。
特に突然の激しい脇腹痛に加えて、吐き気や血尿などがみられる場合には尿路結石などが関係する可能性もあると言われています。このような場合はセルフケアを続けず、医療機関へ来院して原因を確認してもらいましょう。
引用元:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
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腰と脇腹の痛みで病院へ来院したほうがよい症状
「腰と脇腹が痛いけれど、もう少し様子を見ても大丈夫かな?」と迷うこともありますよね。腰や脇腹の痛みは筋肉への負担で起こる場合がある一方、腎臓や尿路、消化器などの病気が関係するケースもあると言われています。
特に、いつもの腰痛とは明らかに違う、安静にしていても強く痛む、腰痛以外の症状も出ている場合には注意が必要です。セルフケアを続けるより、まず医療機関で原因を確認してもらうことを優先しましょう。
発熱・悪寒・血尿・吐き気を伴う場合
「腰が痛いだけでなく、熱もある」「脇腹が痛くて吐き気まで出てきた」という場合は、単純な腰痛と決めつけないことが大切です。
腎盂腎炎では発熱や悪寒、腰背部・脇腹の痛みなどが現れる場合があり、尿路結石では強い痛みや血尿、吐き気などを伴うことがあると言われています。こうした症状がみられる場合は、整骨院で様子を見るのではなく、医療機関へ来院してください。
引用元:MSDマニュアル家庭版
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
突然の激痛や安静にしていても強く痛む場合
「急に経験したことのない痛みが出た」「横になっても腰や脇腹が痛い」というケースもあります。
日本整形外科学会では、腰痛が安静にしていても軽くならない場合や、徐々に悪化する場合などには、重大な病気が隠れている可能性もあるため注意が必要としています。突然の激痛を我慢してストレッチやマッサージを続けるのではなく、医療機関で確認してもらいましょう。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
足のしびれや力の入りにくさを伴う場合
腰と脇腹の痛みに加えて、「足までしびれる」「歩いていると足に力が入りづらい」と感じる場合はどうでしょうか。
腰椎椎間板ヘルニアなどでは、腰や臀部の痛みだけでなく、足のしびれや痛み、力の入りにくさなどが現れることがあると言われています。特に症状が強くなっている場合には、無理に体を動かさず、整形外科などの医療機関へ来院することが大切です。
引用元:日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/herniated_disc.html
腰と脇腹の痛みは何科へ行けばいい?
「病院へ行こうと思っても、何科なのかわからない」という方も多いでしょう。
腰を動かしたときの痛みや足のしびれなど、筋肉・関節・神経の問題が疑われる場合は、整形外科が相談先の一つになります。一方、脇腹の強い痛みに血尿や排尿時の違和感などを伴う場合には、腎臓や尿路の問題も考えられると言われています。この場合は泌尿器科などへの相談が考えられるでしょう。
症状だけで判断しづらい場合は、まずかかりつけの医療機関へ相談する方法もあります。
引用元:日本泌尿器科学会
https://www.urol.or.jp/
病院で異常がないのに腰や脇腹の痛みが続く場合
「検査を受けたけれど大きな異常はない。でも腰と脇腹の痛みが続いている」というケースもあります。
厚生労働省の資料では、腰痛には原因を特定できるものだけでなく、画像検査などだけでは原因を明確に特定しにくいものもあると言われています。そのような場合には、日常生活でどんな動きをすると痛むのか、姿勢や腰・股関節の動きに偏りがないかなど、体の使い方に目を向けることも一つの考え方です。
医療機関で内臓疾患などの問題がないことを確認したうえで、動作や姿勢によって腰と脇腹の痛みを繰り返している場合には、筋肉や関節などの状態について整骨院へ相談する選択肢もあります。みやがわ整骨院では、痛む場所だけを見るのではなく、普段の姿勢や体の動かし方なども確認しながら、一人ひとりの状態に合わせた施術をご提案しています。
引用元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000034et4.html
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監修者みやがわ整骨院 院長 宮川 晃司日体柔整専門学校 卒業
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