目がチカチカして頭痛が起こる主な原因

「目がチカチカするのは、疲れているだけ?」「頭痛まであるけれど何が原因なんだろう」と気になりますよね。目のチカチカと頭痛が一緒に起こる背景には、片頭痛をはじめ、睡眠不足やストレスなどさまざまな要因が関係すると言われています。また、パソコンやスマホを長時間見る生活では、目や首・肩にも負担がかかりやすくなります。まずは、どのような原因が考えられるのか整理していきましょう。
片頭痛の前兆として起こる閃輝暗点
目がチカチカして頭痛が起こる場合、まず考えられるもののひとつが片頭痛です。
片頭痛では、頭痛が始まる前に「光がチカチカする」「視界にギザギザしたものが見える」といった閃輝暗点が現れる場合があると言われています。チカチカがおさまったあとに頭痛が始まることもあるため、症状が出た順番も確認しておきたいポイントです。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf
睡眠不足やストレスなどが片頭痛の誘因になることがある
「忙しい時期になると頭痛が増える気がする」という方もいるのではないでしょうか。
片頭痛は、ストレスや睡眠不足だけでなく、疲労、寝過ぎなどをきっかけに起こる場合があると言われています。ただし、何が誘因になるかは人によって異なります。「昨日は何時間寝た?」「忙しさはどうだった?」と振り返り、頭痛が起きた日の状況を記録しておくのもおすすめです。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu_detail.html
パソコン・スマホ使用時に症状が気になるケース
長時間スマホを見たあとに、「目が重いし、頭まで痛くなってきた」と感じることもありますよね。
厚生労働省では、情報機器を使った作業について、眼の疲労や首・肩のこりなど心身の負担を軽減するため、作業環境や作業時間への配慮が必要としています。画面を見続ける時間が長い方は、適度に休憩を入れて目を休ませることも意識してみましょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/000580827.pdf
眼精疲労やドライアイによる見え方との違い
「目が疲れてチカチカするのも閃輝暗点なの?」と疑問に感じるかもしれません。
眼精疲労では、目の痛みやかすみ、まぶしさなどに加えて、頭痛や肩こりを伴う場合があると言われています。一方、閃輝暗点ではギザギザした光が広がるなど特徴的な視覚症状がみられることがあります。似ているようでも原因が異なる可能性があるため、症状が続く場合には眼科への来院も検討してください。
引用元:日本眼科学会 https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=10
首や肩のこりと頭痛はどのように関係する?
「肩がガチガチになると頭まで重くなる」という経験がある方も多いでしょう。
頭痛にはいくつか種類があり、緊張型頭痛では首や肩のこりを伴うことがあると言われています。ただし、首や肩のこりがあるからといって、目のチカチカや閃輝暗点の原因がそこにあるとは限りません。
まずは頭痛や視覚症状に注意し、そのうえで首・肩の状態や姿勢なども確認していくことが大切です。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf
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目がチカチカする頭痛で注意したい病気と危険なサイン

「目がチカチカするけれど、いつもの頭痛だろう」と考えてしまう方もいるでしょう。ただ、目のチカチカや視野の異常は、片頭痛以外でもみられることがあると言われています。特に、片目だけに症状が出る、視野が突然欠ける、手足のしびれなどを伴う場合は注意が必要です。「普段と違う」と感じたときに慌てないためにも、確認しておきたい症状を知っておきましょう。
片目だけチカチカするときは目の病気にも注意
「右目だけ光がチカチカする」という場合、すべてを閃輝暗点だと考えないことが大切です。
閃輝暗点は脳の視覚に関係する部分の変化によって起こると考えられており、一般的には両目の視野に影響すると言われています。一方、片目だけに光が見える場合には、目そのものに原因がある可能性も考えられます。片方ずつ目を隠して見え方を確認するのもひとつの方法です。
引用元:日本眼科学会 https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=13
光視症・網膜裂孔・網膜剥離などとの違い
「暗い場所でもピカッと光が見える」「急に黒い点が増えた」といった症状にも注意しましょう。
光視症は、実際には光がないのに光を感じる症状と言われています。また、飛蚊症が急に増えたり、光が見えたりする症状の背景に、網膜裂孔や網膜剥離などが隠れている場合もあります。目のチカチカだけで自己判断せず、急な変化があれば眼科への来院を検討することが大切です。
引用元:日本眼科学会 https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=13
視野が突然欠ける場合は注意が必要
「カーテンがかかったように見えない」「視界の一部分が突然欠けた」という場合は、そのまま様子を見ないほうがよいケースがあります。
網膜剥離では、進行すると視野が欠けたり、視力が低下したりすることがあると言われています。特に、突然の飛蚊症や光視症に続いて視野の異常が現れた場合には、早めに眼科などの医療機関へ来院しましょう。
引用元:日本眼科学会 https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=13
しびれ・ろれつが回らないなどを伴う場合
目のチカチカだけでなく、「片方の手足がしびれる」「言葉が出にくい」といった変化が一緒に現れたら注意が必要です。
脳卒中では、突然、片側の手足や顔に麻痺・しびれが出たり、ろれつが回らなくなったり、視野に異常が現れたりすることがあると言われています。このような症状が突然現れた場合は、通常の来院を待つのではなく、救急車を呼ぶなど速やかな対応が必要です。
引用元:国立循環器病研究センター https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/stroke/
突然の激しい頭痛やいつもと違う頭痛は早めに医療機関へ
「今まで経験したことがないほど急に頭が痛くなった」という場合も、いつもの片頭痛と決めつけないようにしましょう。
くも膜下出血では、突然起こる激しい頭痛が特徴のひとつと言われています。目のチカチカに加えて、突然の強い頭痛、意識の変化、吐き気などがある場合には緊急性の高い病気も考えられます。普段とは明らかに違う症状なら、救急要請を含めて速やかに医療機関につながることが大切です。
引用元:国立循環器病研究センター https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/cerebral-aneurysm/
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目がチカチカして頭痛が起きたときの対処法

「急に目がチカチカしてきた。どうすればいい?」と焦ってしまいますよね。閃輝暗点のような視覚症状が出ている間は、普段より周囲が見えづらくなることがあります。まずは無理に動かず、安全を確保することが大切です。また、症状が起きた時間や見え方、その後に頭痛が出たかを記録しておくと、医療機関へ来院した際にも状況を伝えやすくなります。
まず安全な場所で安静にする
目がチカチカして視界が見えづらいときは、いったん作業を中断しましょう。
片頭痛の前兆である閃輝暗点は、一般的に5〜60分程度続くことがあると言われています。症状が出ている間に車を運転したり、階段を急いで移動したりすると危険を伴います。「すぐ戻るだろう」と無理をせず、安全な場所で落ち着いて過ごしてください。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf
強い光やスマホ・パソコンなどの刺激を避ける
「チカチカしているのにスマホを見ると、余計につらい」と感じる方もいるでしょう。
片頭痛では、光に対して過敏になる「光過敏」を伴うことがあると言われています。症状が出ているときはスマホやパソコンをいったん閉じ、明るすぎない静かな環境で休むのもひとつです。無理に仕事や家事を続けず、体を休ませましょう。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu_detail.html
症状が出た時間・見え方・頭痛の経過を記録する
「病院で説明しようとしたけど、うまく思い出せなかった」ということは意外とあります。
いつ症状が始まったのか、何分続いたのか、片目か両目か、頭痛はいつ始まったのかなどを記録しておくと、症状の経過を整理しやすくなります。頭痛の頻度や持続時間、生活との関係を記録する「頭痛ダイアリー」も役立つと言われています。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/pdf/headache_diary.pdf
繰り返す場合は生活リズムや頭痛の誘因を確認する
「なぜか忙しい時期になると繰り返す」という場合は、症状が起きる前の生活も振り返ってみましょう。
片頭痛は、睡眠不足や寝過ぎ、ストレス、疲労などが誘因になることがあると言われています。ただし、きっかけは人それぞれです。睡眠時間や食事、仕事の忙しさなども一緒に記録すると、自分にとっての傾向が見えてくる場合があります。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu_detail.html
自己判断で「いつもの片頭痛」と決めつけない
何度か経験していると、「またいつもの目のチカチカだろう」と考えてしまいがちです。
しかし、突然見えなくなった、片目だけに異常がある、手足のしびれや言葉の出にくさを伴うなど、いつもと違う症状には注意が必要です。目や脳の病気が関係している可能性もあると言われているため、症状が初めて出た場合や普段と様子が違う場合は、眼科や脳神経内科など医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:国立循環器病研究センター https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/stroke/
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目がチカチカする頭痛は何科?来院する目安

「目がチカチカして頭痛もあるけれど、眼科?それとも脳神経内科?」と迷いますよね。目のチカチカは片頭痛の前兆として現れることがある一方、目そのものの病気が関係するケースもあると言われています。そのため、症状の出方によって相談先を考えることが大切です。また、首や肩のこりが強い方は、危険な病気がないことを確認したうえで、普段の姿勢や体の使い方にも目を向けてみましょう。
繰り返す頭痛や閃輝暗点は脳神経内科・頭痛外来などへ
「チカチカしたあとに毎回頭痛がくる」という場合は、脳神経内科や頭痛外来などへの来院を検討しましょう。
片頭痛では、頭痛が始まる前に視界にギザギザした光が現れる閃輝暗点などの前兆を伴うことがあると言われています。何度も繰り返しているからと自己判断せず、症状の頻度や持続時間、頭痛の特徴を医療機関で相談することが大切です。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu_detail.html
片目だけの光や視野異常は眼科で確認する
「片方の目だけピカピカする」「黒い点が急に増えた」という場合は、眼科への来院も考えてください。
網膜裂孔や網膜剥離などでは、飛蚊症や光視症といった症状がみられる場合があると言われています。特に急に見え方が変わった場合や、視野が欠けているように感じるときは、単なる目の疲れと決めつけないほうがよいでしょう。
引用元:日本眼科学会 https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html?pdid=13
初めて起きた・症状が長く続く場合は医療機関へ
「初めて目がチカチカしたけど、そのうち改善するかな?」と様子を見たくなるかもしれません。
典型的な片頭痛の前兆は5〜60分程度続くとされています。そのため、初めて経験した症状や、普段より長く続く症状については、自己判断だけで済ませないことが大切です。突然の激しい頭痛やしびれ、言葉が出にくいなどの症状を伴う場合には、救急要請を含め速やかな対応が必要です。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf
頭痛や目の症状を繰り返さないために生活習慣も見直そう
医療機関で大きな問題がないことを確認したら、日頃の生活も振り返ってみましょう。
片頭痛は睡眠不足だけではなく、寝過ぎ、ストレス、疲労などが誘因になる場合があると言われています。「どんな日に頭痛が出やすい?」と考えながら、睡眠時間や症状が出たタイミングを記録してみると、自分なりの傾向が見えてくることもあります。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu_detail.html
首・肩のこりや姿勢など体の不調も一緒に確認する
「目のチカチカだけでなく、首や肩もいつもガチガチ」という方もいるでしょう。
頭痛のなかでも緊張型頭痛では、首や肩のこりを伴う場合があると言われています。ただし、首や肩を整えれば閃輝暗点が改善する、と単純に考えることはできません。まず医療機関で目や頭の症状について確認し、緊急性のある病気などが否定されたうえで、姿勢や首・肩の負担についても見直していくことが大切です。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf
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監修者みやがわ整骨院 院長 宮川 晃司
日体柔整専門学校 卒業 柔道整復師| 骨格矯正、運動指導、筋膜リリース、トリガーポイント、Infinityコーチ
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