生理前にぎっくり腰のような痛みが起こるのはなぜ?

「生理前になると腰がズキッとする」「ぎっくり腰になったのかな?」と不安になる方もいるでしょう。生理前の腰痛には、PMSなど月経周期に伴う体の変化が関係する場合があると言われています。ただ、強い腰痛がすべて生理によるものとは限りません。筋肉や関節への負担だけでなく、婦人科系の状態が関係するケースもあります。「いつから痛むのか」「毎月同じ時期なのか」など、まずは症状の出方を振り返ってみましょう。
生理前に腰が重い・痛いと感じる人は少なくない
「生理が近づくと、なんとなく腰が重い」。こうした腰痛は、PMSの身体的な症状として現れる場合があると言われています。日本産科婦人科学会では、PMSについて、月経前3〜10日ほど続く精神的・身体的な症状で、月経が始まると軽くなったり消えたりするものと説明しています。毎月似たタイミングで腰がつらくなるなら、生理周期との関係を確認してみることも大切です。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/PMS_PMDDshishin.pdf
PMS(月経前症候群)と腰痛の関係
「腰痛までPMSなの?」と思いますよね。PMSでは気分の変化だけではなく、腰痛や頭痛、むくみなど、体にもさまざまな症状が現れる場合があると言われています。一方で、PMSが起こる仕組みは完全には明らかになっていません。そのため、生理前に腰が痛いからといって「PMSだから大丈夫」と決めつけず、痛みの強さやほかの症状にも目を向けておきたいところです。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/PMS_PMDDshishin.pdf
月経周期による体の変化が腰まわりに影響することがある
「毎月、生理前になると決まって腰が痛い」という場合は、その周期性が一つの手がかりになります。参考記事では、月経の時期に痛みが強くなる場合、子宮内膜症や子宮筋腫など婦人科系の状態が関係する可能性も紹介されています。痛みが出た日と生理が始まった日をメモしておけば、「いつも同じ時期だな」と気づきやすくなるでしょう。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院 https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/woman-youtsuu/
「ぎっくり腰のような痛み」でも本当のぎっくり腰とは限らない
突然ズキッと痛むと、「ぎっくり腰かも」と思ってしまいますよね。ただ、重い物を持った、腰をひねったといったきっかけがあったのか、それとも何もしていないのに生理前になると繰り返すのかで、考え方は変わると言われています。参考記事でも、女性の腰痛には筋肉や骨格だけでなく、婦人科系の状態が関係するケースが紹介されています。生理前にぎっくり腰のような痛みを何度も繰り返すなら、腰だけの問題と決めつけずに経過を確認しておきましょう。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院 https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/woman-youtsuu/
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生理前にぎっくり腰のような痛みが出るときに考えられる原因

「生理前だから、いつもの腰痛かな」と考えてしまう方も多いでしょう。ただ、生理前にぎっくり腰のような痛みが出る背景は一つとは限りません。PMSなど月経周期に伴う変化だけでなく、普段の姿勢や腰への負担、婦人科系の状態が関係している場合もあると言われています。特に、以前より痛みが強くなった、生理が終わっても腰痛が残るといった場合は、いつもの症状として我慢せず経過を確認することが大切です。
PMSなど月経周期に伴う腰痛
「毎月、生理前になると腰が重くなる」という場合は、まず月経周期との関係を考えてみましょう。PMSでは腰痛を含め、頭痛やむくみ、腹部膨満感などの身体的な症状が現れる場合があると言われています。ポイントは、痛みが出る時期です。生理前になると現れ、生理が始まると軽くなるというパターンを繰り返しているなら、痛みが出た日を記録しておくと自分の傾向を把握しやすくなります。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/PMS_PMDDshishin.pdf
腰の筋肉や関節への負担による腰痛
「生理前に痛くなったから、生理が原因」とは限りません。長時間座っていた、重い荷物を持った、急に腰をひねったなど、腰への負担が重なっている可能性も考えられます。腰痛は原因を一つに特定できないケースも多いと言われているため、生理周期だけを見るのではなく、仕事や家事、運動など痛みが出る前の行動も振り返ってみましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
子宮内膜症・子宮腺筋症など婦人科疾患による痛み
「生理のたびに腰まで強く痛む」という方は、婦人科系の状態にも注意が必要です。子宮内膜症では、強い月経痛のほか、腰痛や排便時の痛みなどがみられることがあると言われています。また、子宮腺筋症でも強い月経痛などが現れる場合があります。年々痛みが強くなっている、日常生活に影響するほどつらいという場合には、単なる腰痛と決めつけないことが大切でしょう。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/citizen/5716/
子宮筋腫などが腰痛に関係するケース
「腰痛と子宮って関係あるの?」と意外に思うかもしれません。参考記事では、女性特有の腰痛に関係するものとして子宮筋腫も紹介されています。子宮筋腫では、月経量の増加や月経痛、下腹部の圧迫感などが現れることがあると言われています。腰痛だけで判断することはできないため、生理の変化や下腹部の違和感など、ほかの症状も一緒に確認しておきましょう。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院 https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/woman-youtsuu/
生理前だけなのか生理後も続くのかを確認する
原因を考えるうえで、「いつまで痛いのか」も見逃したくないポイントです。PMSは一般的に、生理が始まると症状が軽くなったり消えたりすると言われています。それに対して、生理が終わってもぎっくり腰のような痛みが続く、月経とは関係なく腰が痛む場合には、別の原因も考える必要があります。「いつもの生理前の腰痛」と済ませず、痛みの期間や強さを記録しておくと、その後の相談にも役立つでしょう。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/PMS_PMDDshishin.pdf
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生理前の腰痛とぎっくり腰を見分けるポイント

「この腰痛は生理前だから?それともぎっくり腰?」と迷いますよね。実際には、痛み方だけで原因を判断するのは難しいと言われています。ただ、毎月同じ時期に起こるのか、特定の動作をきっかけに突然痛くなったのかなど、症状が出るタイミングには違いがあります。また、腰痛以外の症状を確認することも大切です。生理前にぎっくり腰のような痛みが出たときは、腰だけを見るのではなく、生理周期や下腹部の状態なども一緒に振り返ってみましょう。
毎月同じ時期に痛むなら生理周期との関係を確認する
「そういえば毎月、生理の数日前から腰が痛い」という方は、まず痛みと生理周期の関係を確認してみましょう。PMSは月経前3〜10日ほどの間に症状が現れ、月経が始まると軽くなったり消えたりすると言われています。毎月似たパターンを繰り返しているなら、カレンダーなどに痛みが出た日を残しておくと、自分では気づかなかった周期が見えてくるかもしれません。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/PMS_PMDDshishin.pdf
動いた瞬間に痛くなった場合は腰そのものの問題も考える
「物を持ち上げた瞬間にズキッときた」「腰をひねったら急に動けなくなった」。このように動作をきっかけとして突然腰が痛くなった場合は、いわゆるぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛の可能性も考えられると言われています。ただし、急な腰痛にはさまざまな原因があるため、痛み方だけで判断することはできません。何をしているときに痛みが始まったのか、覚えている範囲で整理しておくとよいでしょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
下腹部痛・不正出血・経血量の変化などにも注意する
腰が痛いと、どうしても腰だけに意識が向きがちです。しかし、「下腹部も痛い」「以前より経血量が増えた」といった変化がある場合は、婦人科系の状態が関係しているケースもあると言われています。参考記事でも、子宮内膜症や子宮筋腫などが女性の腰痛に関係する可能性が紹介されています。いつもの生理と違う変化がないか、一度振り返ってみてください。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院 https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/woman-youtsuu/
足のしびれや力の入りにくさを伴う場合は注意が必要
「腰だけではなく足までしびれる」という場合は、単純な生理前の腰痛と決めつけないほうがよいでしょう。腰痛に足の痛みやしびれなどを伴う場合、腰椎椎間板ヘルニアなど神経に関係する状態が考えられることもあると言われています。特に、足に力が入りにくいなど普段とは違う症状が出ている場合には、我慢を続けず医療機関へ相談することが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/herniated_disc.html
痛みの時期・強さ・生理周期を記録しておく
「病院で説明しようとしても、いつから痛かったか思い出せない」ということもありますよね。そこでおすすめなのが、生理周期と腰痛を一緒に記録しておく方法です。PMSでは症状日誌をつけ、症状が出る時期を把握することも重要と言われています。「生理の何日前から」「痛みは10段階でどのくらい」「生理が始まったらどう変わったか」など、簡単なメモでも構いません。繰り返す腰痛の傾向を整理する材料になるでしょう。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/PMS_PMDDshishin.pdf
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生理前にぎっくり腰のような痛みが出たときの対処法

「腰が痛くて動くのも怖い。どうしたらいい?」と迷いますよね。生理前にぎっくり腰のような痛みが出たときは、無理に腰を動かしたり、自己流で強く揉んだりするのは避けたほうがよいと言われています。一方で、必要以上に長く安静にすることが腰痛の改善につながるとは限りません。まずは痛みが強くならない姿勢を探しながら、無理のない範囲で過ごしましょう。また、毎月繰り返す場合には「生理前だから仕方ない」と我慢し続けないことも大切です。
無理に動かさず楽な姿勢を探す
「痛いから一日中寝ていたほうがいい?」と思う方もいるでしょう。腰痛では、強い痛みがあるときに無理をする必要はありませんが、必要以上の安静を続けることはおすすめされていないと言われています。まずは横向きになる、膝を軽く曲げるなど、自分が楽だと感じる姿勢を探してみましょう。痛みが落ち着いてきたら、できる範囲で普段の生活に戻していくことも一つの考え方です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
温めて楽になる場合は腰や下腹部を冷やさない
「生理前の腰痛は温めてもいいの?」と悩むところですよね。月経に伴う痛みに対しては、温熱療法によって痛みが軽減する可能性が報告されています。ただし、ぎっくり腰のような急な痛みにはさまざまな原因があるため、すべての腰痛を温めればよいとは言い切れません。お風呂や温かいタオルなどで心地よく感じる程度にし、痛みが強くなる場合には中止しましょう。
引用元:Cochrane https://www.cochrane.org/evidence/CD009248_heat-therapy-primary-dysmenorrhea
痛みが強いときに無理なストレッチをしない
「伸ばせば楽になるかも」と、痛い腰を強くストレッチしたくなるかもしれません。しかし、急な腰痛が出ているときは、無理にひねったり伸ばしたりすると、かえって痛みが増す場合もあります。参考記事でも、強い痛みがある状態で無理に動かすのではなく、まず原因を確認することが大切と紹介されています。ストレッチをする場合も、「痛いけれど我慢して伸ばす」のは避けたほうがよいでしょう。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院 https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/woman-youtsuu/
痛み止めは自己判断を続けず用法・用量を守る
「とにかく今の痛みを何とかしたい」というとき、痛み止めを使用する方もいるでしょう。月経に伴う痛みでは、NSAIDsなどの鎮痛薬が使われる場合があると言われています。ただし、市販薬であっても用法・用量を守ることが基本です。ほかの薬を飲んでいる場合や持病がある場合などは、医師や薬剤師に相談しましょう。痛み止めが毎月必要になるほどつらい場合も、一度専門家へ相談することが大切です。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/citizen/5716/
毎月繰り返す場合はセルフケアだけで済ませない
「生理前になると毎回ぎっくり腰みたいになるけど、数日で楽になるから大丈夫」と考えていませんか。生理周期に合わせて強い腰痛を繰り返す場合には、婦人科系の状態が関係しているケースもあると言われています。特に痛みが以前より強くなっている、下腹部痛や月経量の変化などもある場合は、セルフケアだけで済ませず医療機関への相談も検討しましょう。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院 https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/woman-youtsuu/
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生理前のぎっくり腰のような痛みで病院へ行く目安

「生理前だから、そのうち落ち着くかな」と我慢してしまう方もいるでしょう。ただ、生理前にぎっくり腰のような痛みが出る場合でも、すべてがPMSによるものとは限らないと言われています。特に、日常生活に支障が出るほど痛い、以前より症状が強くなっている、生理以外の時期にも痛むといった変化には注意が必要です。腰の状態だけでなく、月経や下腹部の症状も確認しながら、必要に応じて婦人科や整形外科などへ相談しましょう。
日常生活に支障が出るほど痛い場合
「痛くて仕事に行けない」「起き上がるのもつらい」という状態なら、我慢を続けないことが大切です。PMSでは日常生活に影響するほど症状が強くなるケースもあると言われています。一方、強い腰痛には腰そのものの問題など、別の原因が隠れている可能性もあります。「いつもの生理前だから」と判断せず、生活に支障が出るほどの痛みがある場合には、医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/PMS_PMDDshishin.pdf
生理のたびに痛みが強くなっている場合
「前は重だるい程度だったのに、最近は動けないほど痛い」。このように生理のたびに症状が強くなっている場合は、痛みの変化にも目を向けてください。子宮内膜症では月経痛や腰痛などがみられる場合があり、年齢とともに症状が強くなるケースもあると言われています。毎月のことだからと慣れてしまわず、以前と比べてどう変化しているのかを確認しておくことが重要です。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/citizen/5716/
生理以外の時期にも腰痛や下腹部痛が続く場合
PMSは一般的に月経前に症状が現れ、月経が始まると軽くなったり消えたりすると言われています。そのため、「生理が終わったのに腰が痛い」「月経とは関係なく下腹部まで痛む」という場合は、PMSだけでは説明できない可能性も考えておきたいところです。いつから始まり、何日程度続いているのかをメモしておくと、医療機関へ相談するときにも伝えやすくなるでしょう。
引用元:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/PMS_PMDDshishin.pdf
不正出血・経血量の増加・排便痛・性交痛などを伴う場合
「腰痛以外にも、いつもと違う症状がある」という場合は注意しましょう。参考記事では、子宮内膜症や子宮筋腫などでも腰痛がみられる可能性が紹介されています。子宮内膜症では月経痛のほか、排便時の痛みや性交時の痛みなどを伴うことがあると言われています。腰だけに注目せず、出血や下腹部の痛みなども含めて体の変化を確認することが大切です。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院 https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/woman-youtsuu/
婦人科と整形外科のどちらを受診すればよい?
「結局、どこへ行けばいいの?」と迷いますよね。生理周期に合わせて腰痛を繰り返す、月経痛や不正出血などを伴う場合には、婦人科への相談が選択肢になると言われています。一方、重い物を持った直後から痛い、腰を動かすと強く痛む、足のしびれを伴うなどの場合は、整形外科で相談する方法があります。自分だけで原因を決めつけず、症状に合わせて相談先を選びましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
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監修者みやがわ整骨院 院長 宮川 晃司
日体柔整専門学校 卒業 柔道整復師| 骨格矯正、運動指導、筋膜リリース、トリガーポイント、Infinityコーチ
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