四十肩で脇の下が痛くなることはある?

四十肩というと「肩だけが痛くなる症状」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし実際には、肩の前側や腕だけでなく、脇の下まで痛みを感じるケースもあると言われています。
「肩ではなく脇の下が痛いから四十肩ではないのでは?」と不安になる方もいますが、肩関節の炎症や周囲の筋肉の影響によって痛みが広がることがあるため、一概には判断できません。また、四十肩以外にも腱板断裂や首の神経、リンパ節などが関係している場合もあるため、痛みが長引くときは原因を確認することが大切です。
ここでは、四十肩の基本的な特徴や、なぜ脇の下まで痛みが広がるのか、時期によって症状が変わる理由についてわかりやすく紹介します。
四十肩(肩関節周囲炎)とはどんな病気?
四十肩は、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれる症状です。40代から60代に多くみられ、肩関節の周囲に炎症が起こることで痛みや動かしにくさが現れると言われています。
「腕を上げようとすると痛い」「服を着替える動作がつらい」「髪を結ぶのが大変になった」など、日常生活の中で不便さを感じる方も少なくありません。
患者さんから「急に肩が痛くなったのですが、これも四十肩ですか?」と質問をいただくことがあります。もちろん別の病気が隠れている可能性もありますが、年齢や症状の経過などから四十肩が疑われるケースもあると言われています。
ただし、肩の痛みには腱板断裂や石灰沈着性腱板炎など似た症状もあるため、自分だけで判断するのはおすすめできません。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
肩だけでなく脇の下まで痛みが広がる理由
「肩が痛いはずなのに、脇の下までズーンと痛む…。」そんな経験をする方もいます。
これは、肩関節の周囲には多くの筋肉や靱帯、関節包があり、それぞれがつながっているためです。炎症が起こると、その影響が肩甲下筋など脇の下に近い組織へ及び、痛みを感じることがあると言われています。
また、肩を動かさない期間が長くなると筋肉が硬くなり、肩甲骨の動きも制限されやすくなります。その結果、脇の下や腕の付け根にまで違和感や張りを感じるケースもあるようです。
「脇の下だけ痛いから肩とは関係ない」と思い込まず、肩全体の状態を確認することが大切と言われています。
引用元:KRM整体 https://www.krm0730.net/blog/2430/
炎症期・拘縮期・回復期で痛み方は変わる
四十肩は、同じ痛みがずっと続くわけではありません。一般的には「炎症期」「拘縮期」「回復期」の3つの段階をたどると言われています。
炎症期は、安静にしていてもズキズキ痛んだり、夜中に目が覚めるほど痛みが強くなることがあります。
次に拘縮期へ入ると、強い痛みは少し落ち着く一方で、「腕が上がらない」「後ろへ回せない」といった動きの制限が目立つようになります。
そして回復期になると、少しずつ肩の動きが戻り、痛みも軽くなっていくことが多いと言われています。
患者さんから「昨日より動くようになりました」と聞くこともありますが、改善のスピードには個人差があります。焦って無理に動かすよりも、その時期に合った対応を続けることが大切です。
引用元:国立長寿医療研究センター https://www.ncgg.go.jp/
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四十肩以外にも脇の下が痛くなる原因

脇の下に痛みがあると、「四十肩だから様子を見れば大丈夫」と考えてしまう方もいるかもしれません。しかし、脇の下の痛みは四十肩だけが原因とは限らないと言われています。
肩の筋肉や腱のトラブルだけでなく、首の神経やリンパ節、まれに内科的な病気が関係している場合もあります。そのため、痛む場所や痛み方、腕の動かしやすさなどを総合的に確認することが大切です。
「肩を動かすと痛いのか」「何もしなくても痛いのか」「しびれはあるのか」など、症状の特徴によって考えられる原因は変わります。ここでは、四十肩と間違えやすい代表的な原因について紹介します。
腱板断裂との違い
四十肩とよく似た症状として知られているのが腱板断裂です。腱板とは肩を支える筋肉と腱の集まりで、転倒や加齢による変化などで傷つくことがあると言われています。
どちらも腕を上げると痛みが出ることがありますが、腱板断裂では力が入りにくくなったり、腕を持ち上げられなくなったりすることが特徴の一つです。また、夜間に痛みが強くなる点は四十肩と共通しているため、自分で見分けるのは難しい場合があります。
「肩を動かそうとしても力が入らない」「急に肩が上がらなくなった」という場合は、四十肩だけではない可能性も考えられると言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
筋肉や腱の炎症・肉離れ
脇の下には、広背筋や大胸筋、肩甲下筋など多くの筋肉が集まっています。そのため、スポーツや重い荷物を持つ作業をきっかけに筋肉や腱へ負担がかかり、炎症や軽い損傷が起こることがあります。
「最近、腕をよく使った覚えはありませんか?」と伺うと、「引っ越しで荷物を運んだ」「久しぶりにゴルフをした」という方も少なくありません。
筋肉が原因の場合は、特定の動きだけで痛みが出ることが多く、安静にすると少し楽になるケースもあると言われています。ただし、痛みが続く場合は無理に動かさず、状態を確認することが大切です。
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/
頚椎疾患や神経の影響
肩や脇の下の痛みは、肩そのものではなく首から出ている神経が関係していることもあります。
例えば頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアでは、首の神経が刺激されることで、肩から腕、脇の下にかけて痛みやしびれが現れることがあると言われています。
このような場合は、首を動かしたときに症状が変化したり、指先までしびれが広がったりすることがあります。
「肩が原因だと思っていたら首だった」というケースも珍しくありません。肩だけを見るのではなく、首や腕全体の状態も確認することが大切と言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
リンパ節・乳房・内科疾患など注意が必要なケース
脇の下にはリンパ節が集まっているため、感染症や炎症などによって腫れや痛みが出ることがあります。また、乳房の病気や帯状疱疹、まれに肺や心臓などの病気が関連して痛みを感じるケースも報告されています。
特に、肩を動かしても痛みが変わらない場合や、発熱、腫れ、しこり、息苦しさなどを伴う場合は、四十肩とは異なる原因が隠れている可能性も考えられます。
「脇の下が痛いだけだから」と自己判断せず、症状が続くときや普段と違う違和感がある場合は、早めに医療機関へ相談することが安心につながると言われています。
引用元:ユビー https://ubie.app/
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