首を横に倒すと痛い原因とは?
「首を横に倒すと痛いけれど、何が原因なんだろう?」と気になりますよね。首の痛みには、首・肩の筋肉の緊張や普段の姿勢、寝違えなど、いくつかの要因が関係すると言われています。特に「動かしたときだけ痛い」という場合は、どの方向で痛むのか、いつから症状が出たのかを振り返ることも大切です。
首を横に倒す「側屈」で痛みが出る仕組み
首を右や左へ傾ける動作は「側屈」と呼ばれます。「正面を向いていると平気なのに、横に倒した瞬間だけ痛い」という方もいるでしょう。首を傾ける際には、首まわりの筋肉や関節が動きます。そのため、筋肉の緊張や頸椎周辺への負担があると、特定の方向へ動かした際に痛みが出る場合があると言われています。痛いからといって、無理に首を倒し続ける必要はありません。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/
首・肩まわりの筋肉が硬くなっている
「夕方になると首も肩もガチガチ」という経験はありませんか?首の後ろから肩、背中にかけては僧帽筋などの筋肉があり、首や背中が緊張する姿勢や長時間同じ姿勢を続けることは、肩こりの原因になると言われています。こうした筋肉の緊張があると、首を横に倒したときに張るような感覚や痛みを感じることも考えられます。
引用元:公益社団法人 日本理学療法士協会 https://www.japanpt.or.jp/
デスクワークやスマホによる姿勢の乱れ
「パソコンに集中すると、いつの間にか顔が画面へ近づいている」という方は注意したいところです。厚生労働省の情報機器作業に関するガイドラインでは、頭の前傾が大きくなるほど、首のこりや痛みが増加すると言われています。デスクワークやスマホを見る時間が長い方は、首が前へ出た姿勢が続いていないか確認してみましょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/
寝違えや枕・寝姿勢が影響している
「昨日までは何ともなかったのに、朝起きたら首が痛い」。そんなときは寝違えが関係している可能性があります。睡眠中に不自然な姿勢が続くことで、一部の筋肉への血流が不足したり、筋肉の疲労や関節周辺の炎症が起こったりすることが原因として考えられると言われています。朝から急に痛みが出た場合は、無理に動かさず様子を見ることも大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/
肩甲骨や背中の動きが悪く首に負担が集中している
「首が痛いのだから、首だけに原因がある」とは限りません。首から肩、背中にかけては複数の筋肉が関係しており、同じ姿勢を続ける作業では、特定の筋肉や関節などに負担がかかると言われています。そのため、首を横に倒すと痛い場合には、首だけでなく肩や背中の動き、日頃の姿勢なども含めて確認していくことが重要でしょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/
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首を横に倒したときの「痛む場所」から考えられる原因
「右に倒すと右が痛い」「左に倒したのに反対側が突っ張る」など、首の痛み方は人によって異なります。首を横に倒すと痛い場合は、単に左右だけを見るのではなく、どこが痛むのか、しびれを伴っていないかなども確認することが大切です。痛む場所によって考えられる原因を見ていきましょう。
倒した側の首が詰まるように痛い場合
「右へ倒したら右側が詰まる感じがする」というケースがあります。首を横に倒す動きでは、倒した側の頸椎周辺は近づき、反対側は離れる方向に動きます。加齢などによって頸椎に変化が起こると、首の痛みや動かしづらさが現れる場合があると言われています。ただし、痛む場所だけで原因を判断するのは難しいため、強い痛みが続く場合は専門家へ相談しましょう。
引用元:MSDマニュアル https://www.msdmanuals.com/ja-jp/
倒した方向と反対側の首筋が痛い・突っ張る場合
「右に倒すと左の首筋が伸ばされて痛い」という方もいるでしょう。首を横に倒すと、反対側にある筋肉は引き伸ばされます。首から肩に広がる筋肉に緊張や疲労がある場合、伸ばされた際に張りや痛みを感じることがあると言われています。無理に伸ばせばよいとは限らないため、痛みが強くなるストレッチは控えたほうがよいでしょう。
引用元:日本理学療法士協会 https://www.japanpt.or.jp/
首から肩にかけて痛みが出る場合
「首を倒すと肩までズーンと痛む」という症状もあります。首から肩にかけては僧帽筋をはじめとする筋肉が広がっており、姿勢の悪さや運動不足、長時間同じ姿勢を続けることなどが肩こりに関係すると言われています。デスクワークが多い方なら、首だけではなく肩周辺の張りや動かしづらさも一緒に確認してみるとよいでしょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/
首の付け根や肩甲骨まで痛む場合
「首の付け根から肩甲骨あたりまで痛い」という場合、首周辺だけでなく肩や背中の筋肉も関係している可能性があります。パソコン作業などで同じ姿勢を長く続けると、首や肩の筋肉に負担がかかりやすくなると言われています。「首だけほぐせば大丈夫」と考えず、肩甲骨や背中を含めた姿勢を見直すことも一つの方法です。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/
右だけ・左だけなど片側に痛みが出る理由
「なぜ右だけ痛いの?」と心配になる方もいるかもしれません。片側だけに痛みが出る背景には、筋肉への負担だけでなく、寝違えや頸椎周辺の問題など複数の原因が考えられると言われています。また、首の神経が圧迫されると、肩から腕にかけて痛みやしびれが現れる場合もあります。腕や手まで症状が広がるときは、自己判断せず医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:慶應義塾大学病院 https://kompas.hosp.keio.ac.jp/
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首を横に倒すと痛いときに考えられる病気・注意したい症状
「ただの首こりだと思って放っておいて大丈夫?」と心配になることもありますよね。首を横に倒すと痛い場合、筋肉の緊張だけでなく、寝違えや頸椎の変化などが関係しているケースもあると言われています。特に、手や腕のしびれ、力の入りづらさなどを伴う場合は、痛みだけで判断せず、ほかの症状にも目を向けることが大切です。
寝違えによる急性の首の痛み
「朝起きたら突然、横を向けなくなった」という場合に考えられるものの一つが寝違えです。寝違えは、睡眠中に不自然な姿勢が続くことで、一部の筋肉への血流不足や疲労、関節周辺の炎症などが起こっている可能性があると言われています。首を横に倒したり振り向いたりすると痛むこともあるため、「伸ばせば楽になるかも」と無理に動かすのは控えましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/
頸椎症によって首の動きで痛みが出る場合
「最近、首を動かせる範囲が狭くなった気がする」という場合は、頸椎の変化が関係していることも考えられます。頸椎は加齢などによって椎間板や骨に変化が生じることがあり、首や肩の痛みにつながる場合があると言われています。さらに神経への影響が加わると、腕や手に症状が現れるケースもあるため、首以外の変化にも注意しておきたいところです。
引用元:日本脊髄外科学会 https://www.neurospine.jp/original24.html
頸椎椎間板ヘルニアによる痛みやしびれ
「首だけではなく、肩や腕まで痛い」という場合には、頸椎椎間板ヘルニアなども原因の一つとして考えられると言われています。頸椎の椎間板が後方へ突出することで、神経根や脊髄が圧迫され、首・肩・腕の痛みやしびれなどが現れることがあります。ただし、症状だけで判断することはできません。気になる状態が続くときは医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:日本脊髄外科学会 https://www.neurospine.jp/original23.html
腕や手のしびれ・力が入りにくい場合は要注意
「首を横に倒すと痛いだけでなく、指までしびれる」という場合は注意が必要です。頸椎周辺で神経が圧迫されると、肩から腕、手指にかけて痛みやしびれが生じたり、筋力が低下したりすることがあると言われています。物を持ちづらい、ボタンを留めづらいなど、普段とは違う変化がある場合も、早めに医療機関へ相談することが大切です。
引用元:慶應義塾大学病院 https://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000264.html
発熱・激しい頭痛・事故後の痛みなど来院を急いだほうがよいケース
「いつもの肩こりとは明らかに違う」と感じたら、その感覚を軽く考えないことも大切です。首の痛みに高熱や強い頭痛が伴う場合や、転倒・交通事故などのあとに強い痛みが出た場合には、筋肉のこり以外の原因も考える必要があります。また、手足の麻痺や歩きづらさなどがある場合も、速やかな医療機関への相談が必要になることがあると言われています。
引用元:MSDマニュアル https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/
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首を横に倒すと痛いときの対処法とセルフケア
「首を横に倒すと痛いけど、家では何をすればいい?」と迷いますよね。首の痛みは原因や症状の程度によって対応が変わると言われています。特に痛みが強い時期に、無理やり首を伸ばしたり何度も動かしたりするのは避けたいところです。まずは痛みの出方を確認しながら、首への負担を減らすことから始めましょう。
痛みが強いときは無理に首を伸ばさない
「硬いならストレッチしたほうがいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、寝違えなどで強い痛みがある場合、無理に首を動かすことで症状が悪化する可能性があると言われています。痛い方向へ何度も倒したり、勢いをつけて伸ばしたりするのは控えましょう。楽な姿勢を探し、痛みが強くならない範囲で日常生活を送ることが一つの考え方です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/
急に痛くなった場合と慢性的なこりで対処を分ける
「冷やすの?それとも温めるの?」と悩む方も多いでしょう。首の痛みは、突然発生したものと、肩こりなどに伴って続いているものでは状態が異なると言われています。そのため、一律に冷却や温熱を行うのではなく、いつから痛むのか、腫れや熱感がないかなどを確認することが重要です。判断に迷うほど痛みが強い場合は、自己流のケアを続けず専門家へ相談しましょう。
引用元:日本スポーツ協会 https://www.japan-sports.or.jp/medicine/
首・肩の負担を減らすストレッチ
「少し動かしたほうが楽」という状態なら、痛みが出ない範囲で体を動かす方法もあります。厚生労働省では、肩こり対策としてストレッチングなどを取り入れる方法が紹介されています。ただし、首を強く引っ張ったり、痛みを我慢して横へ倒したりする必要はありません。「気持ちいい」と感じられる程度を目安に、無理なく行うことがポイントと言われています。
引用元:厚生労働省 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
肩甲骨を動かして首への負担を減らす
「首が痛いのに肩甲骨を動かすの?」と思いますよね。首から肩にかけて広がる僧帽筋は肩甲骨の動きにも関係しており、デスクワークなどで同じ姿勢が続くと筋肉に負担がかかると言われています。肩をすくめて下ろす、肩甲骨を寄せるなど、首を大きく動かさない方法から始めるのも一つです。痛みが増える動作は無理に続けないようにしましょう。
引用元:日本理学療法士協会 https://www.japanpt.or.jp/
痛みが改善しない場合は整形外科などへ相談する
「何日か様子を見ているけど変わらない」という場合は、そのまま我慢し続けないことも大切です。首の痛みには筋肉だけでなく、頸椎や神経などが関係するケースもあると言われています。特に腕や手のしびれ、力の入りづらさ、歩きづらさなどを伴う場合には注意が必要です。症状が続く場合や徐々に強くなる場合は、整形外科などの医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:日本脊髄外科学会 https://www.neurospine.jp/original.html
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首を横に倒したときの痛みを繰り返さないための予防法
「痛みが落ち着いても、また同じことになったら嫌だな」と感じますよね。首を横に倒すと痛い状態を繰り返さないためには、首だけに目を向けるのではなく、普段の姿勢や仕事環境、睡眠などを見直すことも大切だと言われています。特にスマホやパソコンを使う時間が長い方は、知らないうちに首へ負担をかけている場合があります。
スマホを見るときの頭と首の位置を見直す
「気づいたらスマホを下向きで見続けていた」という経験はありませんか?画面を見るために頭が前へ傾いた姿勢を長く続けると、首や肩まわりの筋肉に負担がかかりやすいと言われています。スマホを極端に低い位置で持たず、できるだけ顔を下げすぎないことがポイントです。短い時間でも姿勢を変えながら使うことを意識してみましょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/
デスクワーク中に同じ姿勢を続けない
「仕事に集中すると、1時間以上ほとんど動かない」という方もいるでしょう。情報機器を使った作業では、長時間同じ姿勢を続けないことや、適度に休止時間を設けることが重要だと言われています。座りっぱなしになっていると感じたら、一度立つ、肩を動かすなど、こまめに姿勢を変えてみてください。毎日の小さな工夫が首への負担を減らすきっかけになります。
引用元:東京労働局 https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/
肩がすくむ・猫背になる姿勢を改善する
「パソコン作業をしていると、だんだん背中が丸くなる」という状態も珍しくありません。前かがみの姿勢や肩をすくめた姿勢が続くことは、首や肩の筋肉に負担をかける要因になると言われています。無理に胸を張り続ける必要はありませんが、画面や椅子の高さを調整し、力まず座れる環境を作ることも大切です。
引用元:中央労働災害防止協会 https://www.jisha.or.jp/
枕の高さや寝る姿勢を見直す
「朝になると首が痛い」という方は、日中だけでなく睡眠環境にも目を向けてみましょう。枕が高すぎたり低すぎたりすると、寝ている間の首の姿勢に影響する可能性があると言われています。ただし、すべての人に適した枕の高さが決まっているわけではありません。寝たときに首へ強い違和感がないか、起床時に痛みが繰り返されていないか確認してみるとよいでしょう。
引用元:日本睡眠学会 https://jssr.jp/
首だけでなく肩甲骨や背中まで動かす習慣をつける
「首が気になるから首ばかりストレッチしている」という方もいるかもしれません。しかし、肩こりには首から肩、背中に広がる筋肉が関係すると言われています。仕事の合間に肩を回したり、肩甲骨を寄せたりするなど、首以外も無理のない範囲で動かしてみましょう。痛みを我慢して大きく動かすのではなく、毎日少しずつ続けることがポイントです。
引用元:日本健康運動研究所 https://www.jhei.net/
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監修者みやがわ整骨院 院長 宮川 晃司 |







