しりのだるさを繰り返さないためのセルフケア

「ストレッチをすると少し楽に感じるけれど、また仕事をするとだるくなる……」そんな方もいるのではないでしょうか。
おしりのだるさが気になる場合、ストレッチだけではなく、普段の過ごし方にも目を向けることが大切だと言われています。長時間座り続ける生活や運動不足などが重なると、体を動かす機会そのものが減ってしまいます。
とはいえ、「毎日しっかり運動しないと」と難しく考える必要はありません。仕事の合間に立つ、少し歩く、入浴後にストレッチするなど、生活のなかで続けやすい方法から始めてみましょう。
引用元:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/
長時間座り続けずこまめに立ち上がる
デスクワークをしていると、「気づいたら午前中ずっと座っていた」ということもありますよね。
厚生労働省の情報では、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう、できるだけ頻繁に中断することが推奨されています。つまり、仕事中だからといって同じ姿勢をずっと続けるのではなく、ときどき立ち上がることがポイントです。
たとえば、飲み物を取りに行く、コピーを取りに立つ、休憩時間に少し歩くなどでも構いません。「運動する時間を作らなきゃ」と考えるより、日常生活のなかで座る時間をこまめに区切るほうが取り入れやすいでしょう。
おしりがだるくなってから動くのではなく、座りっぱなしを避ける習慣を意識してみてください。
引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット「座位行動」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/e-05-007.html
ウォーキングなどで適度に体を動かす
「運動不足は気になるけれど、ジムに通う時間まではない」という方も多いでしょう。そんな場合は、まず歩く機会を増やすところから始める方法があります。
参考記事でも、ウォーキングによって足や腰の筋肉を使うことがセルフケアの一つとして紹介されています。
とはいえ、普段あまり運動していない方が、いきなり長距離を歩く必要はありません。「駅まで少し遠回りする」「近所を10分ほど歩いてみる」など、自分が続けられる方法を探してみてください。
おしりや腰に痛みが出る場合は無理をせず、その日の体調に合わせて運動量を調整することも大切です。
引用元:住吉鍼灸院・接骨院
https://sumiyoshishinkyuseikotuin.com/asi-youtsu/
座る姿勢や足を組むクセを見直す
「気づくといつも同じ足を組んでいる」ということはありませんか? クセになっている姿勢は、自分では意外と気づきづらいものです。
腰痛には、姿勢や動作などさまざまな要因が関係すると言われています。ただし、「足を組んだから骨盤がゆがむ」「姿勢だけがおしりのだるさの原因」と単純に判断することはできません。
まずは、椅子に座ったときに足裏が床についているか、長時間同じ姿勢になっていないかなどを確認してみましょう。
「ずっと正しい姿勢を保たないと」と力を入れすぎるより、適度に姿勢を変えながら同じ場所への負担を続けないよう意識することがポイントです。
引用元:日本整形外科学会「腰痛」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
入浴などでおしりまわりを温める
「仕事が終わると、おしりや腰がこわばっている感じがする」という日は、お風呂でゆっくり過ごしたくなりますよね。
温熱には血管を広げ、血液循環を促す作用などがあると言われており、医療現場でも温熱療法が用いられる場合があります。ただし、温めればどのようなおしりのだるさでも改善する、というわけではありません。
また、腫れや熱感がある場合など、症状によっては温めることが適さないケースも考えられます。
入浴はあくまでも日常生活で取り入れられる方法の一つとして考え、痛みやしびれなど気になる症状が続く場合は自己判断だけで対応しないようにしましょう。
引用元:日本整形外科学会「リハビリテーション」
https://www.joa.or.jp/public/about/rehabilitation.html
ストレッチを無理のない範囲で習慣にする
おしりのストレッチは、「だるくなった日に一度だけやる」というより、生活のなかに取り入れやすいタイミングを決めておくと続けやすくなります。
「毎日長時間やらないと意味がないの?」と思うかもしれませんが、大切なのは無理をしないこと。ストレッチでは、反動をつけずゆっくり伸ばす、呼吸を止めない、痛みを感じるほど伸ばさないことなどがポイントだと言われています。
たとえば「お風呂のあと」「仕事が終わったあと」など、自分が忘れづらい時間に行うのも一つの方法でしょう。
ただし、ストレッチ中に痛みやしびれが強くなる場合は中止してください。無理なく続けられる範囲で習慣にしていきましょう。
引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレッチング」
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/e-03-005.html
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ストレッチしてもおしりのだるさが続くときは?

「ストレッチを続けているのに、おしりのだるさがなかなか気にならなくならない」と不安になる方もいるでしょう。
おしりのだるさは、座りっぱなしや筋肉への負担だけでなく、腰や神経などが関係して現れる場合もあると言われています。とくに、足のしびれや力の入りづらさなどを伴っているときは、「疲れているだけだろう」と決めつけないことが大切です。
「もう少しストレッチを続ければ大丈夫かな?」と思うかもしれませんが、症状によっては無理に続けないほうがよいケースもあります。ここでは、ストレッチを中止したほうがよい症状や、医療機関への来院を考えたい目安について紹介します。
引用元:日本整形外科学会「腰痛」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbago.html
ストレッチを中止したほうがよい症状
おしりがだるいと、「しっかり伸ばせば楽になるかも」と考えて、つい強めにストレッチしたくなりますよね。
しかし、ストレッチ中におしりや足の痛みが強くなる、しびれが広がるといった変化がある場合は、無理に続けないようにしましょう。下肢の痛みやしびれ、力が入りづらいといった症状には、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが関係する場合もあると言われています。
「痛いほうが伸びている証拠」と考える必要はありません。ストレッチをして明らかに症状が強くなる場合は一度中止し、状態を確認することが大切でしょう。
引用元:日本整形外科学会「ぎっくり腰」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/acute_low_back.html
おしりから足にしびれや痛みがある場合
「おしりだけではなく、太ももやふくらはぎまでしびれる」という場合は、症状がどこまで広がっているのか確認してみてください。
足のしびれにはさまざまな原因がありますが、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなど、脊椎に関連する病気でも生じることがあると言われています。
そのため、おしりのだるさと足のしびれが同時にあるからといって、単純に「おしりの筋肉が硬いだけ」と判断するのは避けたいところです。
しびれが繰り返す、範囲が広がっている、痛みも伴うといった場合は、ストレッチだけで対応しようとせず、医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:日本整形外科学会「しびれ(病気によるもの)」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/paralysis.html
腰の痛みを一緒に感じる場合
「おしりがだるいと思っていたら、腰も痛くなってきた」という方もいるかもしれません。
腰痛にはさまざまな原因があり、腰だけでなく下肢に症状が現れる場合もあると言われています。とくに、安静にしていても痛みが軽くならない、症状が徐々に強くなる、下肢のしびれや力の入りづらさなどを伴う場合は注意が必要です。
「腰もおしりもストレッチすればいい」と自己判断するのではなく、症状の変化を確認しましょう。
腰痛が続いている場合や、普段とは違う強い痛みを感じるときには、整形外科などで相談することも選択肢の一つです。
引用元:日本整形外科学会「腰椎の症状」
https://www.joa.or.jp/public/sick/body/waist.html
筋力低下や歩きづらさがある場合
「最近、足に力が入りづらい」「歩いていると足がもつれる感じがする」といった症状がある場合は、単なるおしりの疲労とは決めつけないようにしましょう。
神経が関係する病気のなかには、下肢のしびれだけではなく、筋力低下や歩行への影響が現れるものもあると言われています。
また、腰椎の病気では、立ったり歩いたりしているとおしりや太ももに症状が出て、休むと再び歩けるようになるケースも紹介されています。
「年齢のせいかな」「運動不足だから」と判断せず、足に力が入りづらい、歩き方が以前と違うなどの変化があれば、早めに医療機関へ相談してください。
引用元:日本整形外科学会「腰椎変性すべり症」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spondylolisthesis.html
症状が長引く場合は医療機関への相談を検討する
おしりのだるさが一時的なものであれば、休息や生活習慣の見直しによって気にならなくなることもあるでしょう。一方、「何日も続いている」「以前より強くなっている」という場合は、そのままにしないことも大切です。
とくに、安静にしていても痛みが軽くならない、症状が徐々に悪化する、発熱を伴う、下肢がしびれる、力が入りづらい、排尿に異常を感じるといった場合には、速やかに整形外科へ相談することがすすめられています。
「ストレッチで様子を見ればいいかな」と迷ったときほど、ほかの症状が出ていないか確認してみてください。気になる状態が長引く場合は、医療機関への来院を検討しましょう。
引用元:日本整形外科学会「腰部脊柱管狭窄症」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_spinal_stenosis.html
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