腰と股関節が痛い病気とは?考えられる主な原因
「腰だけでなく股関節まで痛いけど、何かの病気なのかな?」と不安になることはありませんか。
腰と股関節が同時に痛む場合、筋肉の疲労だけでなく、関節や神経の問題が関係していることもあると言われています。
腰に原因があっても股関節周辺に痛みを感じたり、股関節の不調が腰への負担につながったりする場合もあります。
ここでは、腰と股関節が痛いときに考えられる代表的な5つの病気について紹介します。
変形性股関節症|足の付け根や腰周辺に痛みが出る
変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減ることで、痛みや動かしにくさが現れる病気です。
「立ち上がると足の付け根が痛い」「歩き始めがつらい」といった症状が特徴と言われています。
股関節をかばう動きが続くと、腰にも負担がかかる場合があります。特に歩行時や階段の上り下りで痛みを感じる方は注意が必要です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html
腰椎椎間板ヘルニア|腰からお尻・股関節周辺に痛みが広がる
腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板の一部が飛び出し、神経を刺激することで痛みやしびれが現れる病気です。
腰だけでなく、お尻や太ももまで痛みが広がることもあると言われています。
「長時間座ると痛い」「前かがみになるとつらい」と感じる場合は、腰の神経が関係している可能性も考えられます。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_disc_herniation.html
腰部脊柱管狭窄症|歩くと腰や足が痛くなる
「少し歩くと足が痛くなるけど、休むと楽になる」という場合、腰部脊柱管狭窄症が関係している可能性があります。
神経の通り道が狭くなることで、お尻や足に痛みやしびれが現れると言われています。
特に中高年の方に多く見られ、前かがみになると症状が和らぐ場合もあります。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_spinal_stenosis.html
大腿骨頭壊死症|股関節に強い痛みが出ることがある
大腿骨頭壊死症は、太ももの骨の先端部分への血流が不足し、骨の組織が傷んでしまう病気です。
初期には自覚症状がないこともありますが、進行すると足の付け根に痛みが現れる場合があります。
歩くときの痛みが続いたり、股関節を動かしにくくなったりする場合は、整形外科で検査を受けることが大切です。
引用元:難病情報センター https://www.nanbyou.or.jp/entry/160
仙腸関節障害|腰やお尻・股関節周辺に痛みを感じる
仙腸関節は、背骨の下にある仙骨と骨盤をつなぐ関節です。
この部分に問題が起こると、腰やお尻、股関節周辺に痛みを感じることがあると言われています。
「寝返りをすると痛い」「椅子から立つときにつらい」といった症状が見られる場合もあります。
ただし、痛む場所だけで原因を判断するのは難しいため、症状が続く場合は医療機関で確認しましょう。
引用元:日本仙腸関節研究会 https://www.sentyo-kansetsu.com/
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腰と股関節が同時に痛むのはなぜ?痛みの場所と症状から考える原因
「腰も股関節も痛いけど、どちらが原因なんだろう?」と悩んでいませんか。
腰と股関節は骨盤を介してつながっており、歩く・座る・立ち上がるといった動作で互いに影響し合っています。
そのため、腰に問題があっても股関節周辺に痛みを感じたり、股関節の動きが悪くなることで腰に負担がかかったりする場合があると言われています。
ここでは、痛みの場所や症状の違いから考えられる原因について紹介します。
腰と股関節は骨盤を介して連動している
腰と股関節は、それぞれ独立して動いているわけではありません。
例えば、股関節の動きが制限されると、前かがみになるときに腰の動きで補おうとする場合があります。
こうした動作が繰り返されると、腰の筋肉や関節に負担が集中することも考えられます。
また、腰に原因がある痛みを股関節周辺に感じる場合もあるため、両方の状態を確認することが大切です。
引用元:Lincolnshire Community Health Services NHS Trust https://www.lincsphysio.nhs.uk/self-care/specific-conditions/hip-pain
右側・左側だけが痛い場合に考えられる原因
「右の腰と股関節だけが痛い」「左側だけ違和感がある」という方もいるでしょう。
片側だけに痛みが出る場合、股関節周辺の筋肉や関節の問題、腰の神経への刺激などが関係している可能性があります。
ただし、右側だからこの病気、左側だから別の病気と判断できるわけではありません。
痛む場所だけでなく、どの動作で痛みが強くなるのかを確認することが大切です。
引用元:NHS https://www.nhs.uk/symptoms/hip-pain/
腰からお尻・足の付け根まで痛みが広がる場合
腰からお尻、太ももにかけて痛みが広がる場合は、腰の神経が関係していることもあると言われています。
例えば、坐骨神経痛では腰からお尻、足にかけて痛みやしびれが現れる場合があります。
一方、足の付け根を中心に痛む場合は、股関節そのものの問題も考えられるでしょう。
痛みが広がる範囲やしびれの有無も、原因を調べるうえで大切な情報になります。
引用元:Mayo Clinic https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/sciatica/symptoms-causes/syc-20377435
歩くと痛い・立ち上がると痛い・寝ていても痛い場合
腰と股関節の痛みは、どの動作で強くなるかによって考えられる原因が異なります。
歩くと足が痛くなり、休むと楽になる場合は、腰部脊柱管狭窄症などが関係することがあります。
また、立ち上がるときや歩き始めに足の付け根が痛む場合は、変形性股関節症なども考えられます。
寝ていても強い痛みが続く場合は、早めに整形外科へ来院しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html
痛みだけでなくしびれや足の動かしにくさがある場合
「腰と股関節が痛いだけでなく、足までしびれる」という場合は注意が必要です。
腰の神経が圧迫されると、痛みだけでなく、しびれや筋力の低下が現れることもあると言われています。
特に、足に力が入りにくい、歩きづらさが強くなっている場合は、早めに整形外科で検査を受けることが大切です。
急な麻痺や排尿・排便の異常がある場合は、救急での対応が必要になることもあります。
引用元:MedlinePlus https://medlineplus.gov/ency/article/007422.htm
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腰と股関節が痛いときは病院へ行くべき?受診の目安と検査
「腰と股関節が痛いけど、病院に行くほどではないかな?」と迷うことはありませんか。
腰と股関節の痛みは、筋肉や関節への負担によって起こることもありますが、骨や神経の病気が隠れている場合もあると言われています。
特に、痛みが強くなっている、歩くのが難しい、足にしびれがあるといった場合は注意が必要です。
ここでは、医療機関へ来院する目安や、整形外科で行われる検査について紹介します。
急に激しく痛む・歩けない場合は早めに受診する
「急に股関節が痛くなって、足をつくのもつらい」という場合は、無理に歩こうとしないことが大切です。
転倒後の強い痛みや、足に体重をかけられない状態では、骨折などが関係している可能性もあります。
特に高齢の方は、軽い転倒でも股関節周辺を骨折する場合があると言われています。
急に歩けなくなった場合は、早急に医療機関で検査を受けましょう。
引用元:NHS https://www.nhs.uk/conditions/hip-pain/
足の麻痺・排尿障害・発熱を伴う場合は注意する
腰と股関節の痛みに加えて、足に力が入らない、排尿や排便がうまくできないといった症状がある場合は注意が必要です。
こうした症状は、神経が強く圧迫されている場合などに現れることがあると言われています。
また、発熱を伴う強い痛みでは、感染症などが関係している可能性も考えられます。
急な麻痺や排尿・排便の異常がある場合は、様子を見ずに救急での評価を受けることが大切です。
引用元:MSDマニュアル https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
腰と股関節の痛みは何科を受診すればよい?
「腰と股関節の両方が痛い場合、何科に行けばいいの?」と迷う方もいるでしょう。
このような場合、まずは整形外科への来院が一般的です。
整形外科では、腰椎や股関節の状態、神経症状の有無などを確認し、必要に応じて画像検査を行います。
整骨院で体の動きや筋肉の状態を確認することもありますが、病気が疑われる場合は医療機関での評価を優先しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/about/index.html
レントゲンやMRIなどで確認すること
腰と股関節が痛い場合、症状に応じてレントゲンやMRIなどの検査が行われることがあります。
レントゲンは骨の形や関節の変化を確認するために使われ、MRIは椎間板や神経、骨の内部などを詳しく調べる際に役立つと言われています。
ただし、すべての方にMRIが必要なわけではありません。
痛みの経過や体の動き、神経症状などを踏まえて、医師が必要な検査を判断します。
引用元:RadiologyInfo https://www.radiologyinfo.org/en/info/lowbackpain
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腰と股関節が痛いときの対処法|日常生活でできる負担の減らし方
「腰と股関節が痛いときは、なるべく動かない方がいいのかな?」と迷うことはありませんか。
腰と股関節の痛みは、姿勢や日常生活での動き方によって強くなる場合があると言われています。
ただし、安静にしすぎることで筋力が低下したり、関節が動かしにくくなったりすることもあります。
大切なのは、痛みの原因や程度に合わせて無理のない範囲で体を動かすことです。ここでは、自宅で取り入れやすい対処法を紹介します。
痛みが強いときは無理な運動やストレッチを控える
「股関節が痛いけど、ストレッチをした方がいいのかな?」と考える方もいるでしょう。
しかし、痛みが強いときに無理に筋肉を伸ばすと、かえって症状が悪化する場合があります。
特に、足の付け根に鋭い痛みがあるときや、動かすたびに痛みが強くなる場合は注意が必要です。
まずは痛みが増す動作を避け、楽に動かせる範囲を確認しましょう。
引用元:NHS https://www.nhs.uk/conditions/hip-pain/
腰と股関節に負担をかけにくい座り方・立ち方
長時間同じ姿勢で座っていると、腰や股関節の筋肉がこわばり、痛みにつながる場合があると言われています。
椅子に座るときは、足裏を床につけ、腰を無理に反らさない姿勢を意識してみましょう。
また、立ち上がる際は足を少し引き、体を前に移動させてから立つと、動きやすくなる場合があります。
一つの姿勢にこだわらず、こまめに体勢を変えることも大切です。
引用元:MedlinePlus https://medlineplus.gov/backpain.html
寝るときの姿勢やクッションの使い方を工夫する
「横になると腰や股関節が痛くて眠れない」という方もいるのではないでしょうか。
寝るときは、痛みが強くならない姿勢を探すことが大切です。
例えば、横向きで寝る場合は膝の間にクッションを挟むと、股関節が安定して楽に感じることがあります。
仰向けでは膝の下にクッションを置く方法もありますが、無理に姿勢を固定する必要はありません。
引用元:Cleveland Clinic https://health.clevelandclinic.org/best-sleeping-positions-for-pain
温める・冷やすは症状に合わせて判断する
腰や股関節が痛いとき、「温めた方がいいの?それとも冷やすべき?」と迷いますよね。
筋肉のこわばりが気になる場合は、温めることで楽に感じることがあります。
一方、運動後などに痛みが強くなった場合は、タオルで包んだ保冷剤などで短時間冷やす方法もあります。
ただし、熱感や腫れが強い場合は、自己判断で対処を続けず、医療機関で確認しましょう。
引用元:Johns Hopkins Medicine https://www.hopkinsmedicine.org/health
痛みが落ち着いてから運動を少しずつ再開する
痛みが和らいできたら、無理のない範囲で体を動かしていくことも大切です。
長期間動かさずにいると、筋力や柔軟性が低下し、腰や股関節に負担がかかりやすくなる場合があります。
まずは短い距離の歩行や、痛みの出ない範囲での軽い運動から始めてみましょう。
ただし、骨折や大腿骨頭壊死症などが疑われる場合は、運動よりも医療機関での確認を優先してください。
引用元:AAOS OrthoInfo https://orthoinfo.aaos.org/en/recovery/hip-conditioning-program/
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腰と股関節の痛みを繰り返さないために|予防と体づくりのポイント
「腰と股関節の痛みが落ち着いても、また痛くなるのが心配」という方もいるのではないでしょうか。
腰と股関節は、立つ・歩く・座るといった日常動作で繰り返し使われる部分です。そのため、筋力の低下や体の動かし方によって、負担が集中することもあると言われています。
ただし、痛みの原因が病気の場合は、運動だけで改善するとは限りません。
ここでは、腰と股関節の負担を減らし、痛みを繰り返さないために意識したいポイントを紹介します。
腰や股関節に負担が集中しやすい生活習慣を見直す
普段の生活で、長時間座りっぱなしになっていませんか。
同じ姿勢が続くと、腰や股関節の筋肉がこわばり、動き始めに痛みを感じる場合があります。
デスクワーク中は適度に立ち上がったり、無理のない範囲で歩いたりすることを意識してみましょう。
また、重い物を持つときは腰だけを曲げず、膝や股関節も使うことが大切です。
引用元:MedlinePlus https://medlineplus.gov/backpain.html
お尻や体幹の筋肉を無理なく鍛える
腰と股関節の負担を減らすためには、お尻やお腹周りの筋肉を維持することも大切だと言われています。
特にお尻の筋肉は、歩くときや片足で立つときに骨盤を支える役割があります。
例えば、椅子からゆっくり立ち上がる運動なども、筋力を維持する方法の一つです。
ただし、痛みが強い場合は無理をせず、体の状態に合った運動を選びましょう。
引用元:AAOS OrthoInfo https://orthoinfo.aaos.org/en/recovery/hip-conditioning-program/
股関節の柔軟性と動かしやすさを維持する
「股関節が硬いから、しっかり伸ばした方がいいのかな?」と考える方もいるでしょう。
股関節の動きが制限されると、日常動作で腰などの別の部分に負担がかかる場合があります。
そのため、痛みのない範囲で股関節を動かし、柔軟性を維持することが大切です。
ただし、無理に開脚したり、強い痛みを我慢して伸ばしたりすることは避けましょう。
引用元:Versus Arthritis https://versusarthritis.org/about-arthritis/exercising-with-arthritis/
痛みを繰り返す場合は原因に合わせた検査を受ける
「一度楽になったのに、また腰と股関節が痛くなった」という経験はありませんか。
痛みを繰り返す場合、筋肉への負担だけでなく、股関節や腰椎の病気が関係している可能性もあります。
特に、歩くと痛みが強くなる、足にしびれがある、股関節を動かしにくいといった場合は注意が必要です。
自己判断でストレッチを続けず、整形外科で原因を確認することが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/body/waist.html
腰と股関節の状態を理解して再発予防につなげる
腰と股関節の痛みを繰り返さないためには、自分の体の状態を知ることも大切です。
例えば、左右の股関節の動きに違いがないか、どの姿勢で痛みが出やすいのかを確認してみましょう。
また、普段の歩き方や立ち方を見直すことで、負担のかかり方に気づける場合もあります。
病気の有無を確認したうえで、自分に合った運動や生活習慣を取り入れることが、長期的な体の管理につながると考えられます。
引用元:NHS https://www.nhs.uk/conditions/hip-pain/
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監修者みやがわ整骨院 院長 宮川 晃司 |








