肩付け根が痛いときに考えられる主な病気・症状

「肩付け根が痛い状態が続いているけど、何が原因なんだろう?」と不安になることもありますよね。肩周辺の痛みには、いわゆる四十肩・五十肩のほか、腱板や上腕二頭筋の腱などが関係するケースもあると言われています。似たような痛み方でも原因は同じとは限らないため、それぞれの特徴を知っておきましょう。
四十肩・五十肩
「最近、腕が上まで上がらない」という場合に考えられるものの一つが、四十肩・五十肩です。正式には肩関節周囲炎と呼ばれ、肩関節を構成する組織に炎症が起こり、痛みや動かしづらさが現れると言われています。髪を結ぶ、服を着替える、背中に手を回すといった日常動作で気づく方もいるようです。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/frozen_shoulder.html
腱板炎・腱板損傷・腱板断裂
肩には、関節を安定させながら腕の動きを支える「腱板」と呼ばれる組織があります。この部分に負担や損傷が生じると、腕を上げる途中で肩付け根が痛んだり、夜間に痛みを感じたりする場合があると言われています。「動かせるから大丈夫」と自己判断せず、痛みが続くときは状態の確認が大切です。
引用元:日本臨床整形外科学会 https://jcoa.gr.jp/
上腕二頭筋長頭腱炎
「肩の前側から腕の付け根あたりが痛む」という方は、上腕二頭筋の腱が関係している場合もあります。上腕二頭筋長頭腱は肩関節付近を通っているため、繰り返し腕を使うことで負担が加わり、肩の前方に痛みが出ることがあると言われています。スポーツだけでなく、仕事や家事などの動作もきっかけになり得ます。
引用元:日本整形外科スポーツ医学会 https://www.jossm.or.jp/
石灰沈着性腱板炎
「昨日までは平気だったのに、突然肩がものすごく痛くなった」というケースでは、石灰沈着性腱板炎も選択肢の一つとして考えられています。腱板内に石灰が沈着することで炎症が起こり、急に強い痛みが現れる場合があると言われています。夜間に痛みが強くなり、眠れないほどになるケースもあるため注意が必要でしょう。
引用元:日本肩関節学会 https://www.j-shoulder-s.jp/
頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなど首からくる痛み
「肩だけではなく腕まで痛い」「手もしびれる」といった場合には、首から出ている神経が影響している可能性もあります。頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどでは、神経が刺激されることで首から肩、腕、手に痛みやしびれが現れることがあると言われています。肩付け根が痛いからといって、必ずしも肩だけに原因があるとは限りません。
引用元:慶應義塾大学病院 https://kompas.hosp.keio.ac.jp/
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痛む場所・動作から肩付け根の原因をチェック

「肩付け根が痛い」といっても、前側なのか外側なのか、腕を上げたときだけなのかによって症状の出方は異なります。だからこそ、「どこで」「どんな動きをすると」「どのように痛むのか」を整理しておくことが大切だと言われています。ただし、痛む場所だけで原因を特定することは難しいため、あくまで状態を知る目安として確認してみましょう。
肩の前側・鎖骨に近い付け根が痛い
「肩の前あたりがズキッとする」という場合、肩関節周辺の腱などが関係している可能性があると言われています。たとえば上腕二頭筋長頭腱は肩の前側を通っているため、腕を繰り返し使ったときなどに負担がかかることがあります。荷物を持つ、腕を前に上げるといった動作で痛むかも確認してみてください。
引用元:日本整形外科スポーツ医学会 https://www.jossm.or.jp/
肩の外側・腕との境目が痛い
「肩そのものより、少し腕側が痛い気がする」という方もいます。肩の外側に感じる痛みには、腱板など肩関節周辺の組織が関係する場合があると言われています。腕を上げる途中で痛みが強くなるケースもあるため、「何度くらいまで上げると痛むか」を覚えておくと、状態を伝える際にも役立つでしょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rotator_cuff_tear.html
肩の後ろ側・肩甲骨に近い部分が痛い
肩の後ろ側には、肩甲骨を動かしたり肩関節を支えたりする筋肉が集まっています。「パソコン作業のあとに肩甲骨周辺が重い」と感じる場合、長時間同じ姿勢を続けることなどが肩周辺の負担につながると言われています。肩だけを見るのではなく、首や背中を含めて考えることも大切です。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/
腕を上げる・後ろに回すと肩付け根が痛い
「洗濯物を干すと痛い」「背中に手を回しづらい」といった症状はありませんか。腕を上げたり後ろへ回したりした際の痛みや動かしづらさは、肩関節周囲炎などでもみられると言われています。無理に動かして確認するのではなく、普段の生活でどの動作がつらいのかを把握しておきましょう。
引用元:日本臨床整形外科学会 https://jcoa.gr.jp/
何もしていなくてもズキズキ痛い・夜に痛む
肩を動かしていないのにズキズキしたり、寝ていると肩付け根が痛くなったりする場合もあります。肩の疾患では夜間痛がみられることがあり、睡眠に影響するケースもあると言われています。強い痛みが続く場合や日常生活に支障が出ているときは、我慢を続けず医療機関などで相談することも検討しましょう。
引用元:慶應義塾大学病院 https://kompas.hosp.keio.ac.jp/
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肩付け根が痛いときに自宅でできる対処法

「肩付け根が痛いときは、動かしたほうがいい?それとも休ませるべき?」と迷いますよね。肩の痛みは原因や状態によって対応が異なるため、無理にストレッチやマッサージをすることが適しているとは限りません。まずは痛みの強さや出るタイミングを確認しながら、肩に余計な負担をかけないことが大切だと言われています。
痛みが強いときは無理に動かさない
「動かさないと固まりそう」と心配になるかもしれません。ただ、急に強い痛みが出たときや、少し動かすだけでもつらい場合は、無理に肩を動かさないほうがよいケースもあると言われています。重い荷物を持つ、痛みを我慢して腕を上げるなどの動作は控え、まずは肩への負担を減らしてみましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/
冷やす・温めるを痛みの状態によって使い分ける
「冷やすのと温めるの、どっちがいいの?」という疑問も多いところです。一般的に、急な痛みや熱感がある場合と、慢性的な筋肉のこわばりでは対応が異なると言われています。自己判断で長時間冷やしたり、強い痛みがある部分を過度に温めたりせず、症状に合わせて対応することが大切でしょう。
引用元:日本スポーツ協会 https://www.japan-sports.or.jp/
肩甲骨を無理のない範囲で動かす
肩の動きには、肩関節だけでなく肩甲骨も関係しています。「肩を大きく回せばいい」というわけではなく、痛みが出ない範囲でゆっくり動かすことがポイントです。肩をすくめて下ろす、肩甲骨を軽く寄せるなど、負担の少ない動きから始める方法もあると言われています。
引用元:日本理学療法士協会 https://www.japanpt.or.jp/
デスクワークやスマホ使用時の姿勢を見直す
「仕事が終わるころになると肩がつらい」という方は、普段の姿勢にも目を向けてみてください。パソコンやスマホを見る時間が長くなると、同じ姿勢が続きやすく、首や肩周辺に負担がかかると言われています。ときどき姿勢を変える、作業の合間に休憩するなど、小さな工夫を取り入れてみましょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/
ストレッチやマッサージをするときの注意点
「痛いところを強く揉めば楽になるのでは?」と思うかもしれませんが、強い刺激が適しているとは限りません。肩付け根の痛みには腱や関節などが関係するケースもあるため、痛みを我慢して伸ばしたり強く押したりするのは避けたほうがよいと言われています。痛みが増す場合は中止し、専門家に状態を確認してもらうことも検討してください。
引用元:日本肩関節学会 https://www.j-shoulder-s.jp/
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