股関節と腰が痛いのはなぜ?同時に痛む主な原因
「股関節が痛いと思っていたら、腰まで痛くなってきた」「腰と股関節が同時に痛むのはどうして?」そんな疑問を感じたことはありませんか?
股関節と腰は骨盤を介して関係しており、片方の動きが悪くなると、もう片方に負担がかかることがあると言われています。
ただし、原因は筋肉の硬さや姿勢だけとは限りません。関節や神経の問題が関係している場合もあるため、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。
股関節と腰は骨盤を通じて連動している
股関節は骨盤と太ももの骨をつなぎ、腰はその骨盤の上に位置しています。
例えば、歩いたりしゃがんだりするとき、股関節だけが動いているわけではありません。骨盤や腰も一緒に動くことで、スムーズな動作を支えていると言われています。
そのため、股関節の動きが制限されると、腰がその動きを補おうとして負担が増える場合もあります。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html
股関節が硬くなると腰への負担が増えることがある
「前かがみになると腰が痛い」という方は、股関節の動きにも目を向けてみましょう。
股関節が十分に曲がらない場合、その動きを補うために腰を大きく曲げてしまうことがあります。
こうした動作が繰り返されると、腰の筋肉や関節に負担がかかりやすくなると言われています。ただし、股関節が硬いからといって、必ず腰痛が起こるわけではありません。
引用元:日本理学療法士協会 https://www.japanpt.or.jp/
腰の神経が原因で股関節周辺に痛みが出る場合がある
股関節周辺が痛くても、必ずしも股関節そのものに原因があるとは限りません。
腰の神経が刺激されると、お尻や太ももに痛みやしびれが現れることがあると言われています。
「腰だけでなく、お尻から脚にかけても痛む」という場合は、腰椎の問題が関係している可能性も考えられます。痛む場所だけで判断しないことが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spondiyolysis.html
筋肉の緊張や姿勢の崩れが両方の痛みに関係する
長時間のデスクワークや同じ姿勢での作業が続くと、腰やお尻周辺の筋肉に負担がかかりやすくなります。
「立ち上がると腰が重い」「歩き始めに股関節が痛む」といった経験はありませんか?
筋肉の緊張や動き方の偏りが、腰と股関節の痛みに関係する場合もあると言われています。痛みが続く場合は、姿勢だけが原因と決めつけないようにしましょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31158.html
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股関節と腰が痛いときに考えられる病気
「股関節と腰が同時に痛いけれど、何かの病気なのかな?」と不安になる方もいるのではないでしょうか。
股関節と腰の痛みには、関節の変化や神経への圧迫など、さまざまな原因が関係していると言われています。特に、足の付け根が痛むのか、お尻から脚にかけて痛むのかによって、考えられる病気も異なります。
ここでは、股関節と腰が痛いときに考えられる代表的な5つの病気を紹介します。
変形性股関節症|足の付け根や腰に痛みが出る
変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、関節に変化が生じる病気です。
初期には立ち上がりや歩き始めに足の付け根が痛み、進行すると歩行や日常動作にも影響することがあると言われています。
股関節をかばう歩き方が続くことで、腰に負担がかかる場合もあります。靴下を履く動作がしづらい場合なども、股関節の状態を確認する目安になります。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html
腰椎椎間板ヘルニア|腰からお尻・脚に痛みやしびれが広がる
腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板の一部が飛び出し、神経を刺激することがある病気です。
腰痛だけでなく、お尻や太もも、ふくらはぎなどに痛みやしびれが現れる場合があります。
「股関節が痛いと思っていたけれど、脚までしびれる」という方は、腰の神経が関係している可能性も考えられます。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_disc_herniation.html
腰部脊柱管狭窄症|歩くと痛みやしびれが強くなる
腰部脊柱管狭窄症は、腰の神経が通る空間が狭くなり、神経が圧迫されることで症状が現れる病気です。
特徴的なのは、歩いているとお尻や脚に痛み、しびれが出て、少し休むと楽になることがある点です。
「長く歩けないけれど、前かがみで休むと楽になる」という場合は、この病気が関係している可能性もあります。
引用元:日本脊椎脊髄病学会 https://www.jssr.gr.jp/
仙腸関節障害|骨盤周辺やお尻に痛みが出る
仙腸関節は、骨盤の仙骨と腸骨をつなぐ関節です。
この関節に負担がかかると、腰の下やお尻周辺に痛みが現れることがあると言われています。
「椅子から立ち上がると痛い」「片側のお尻がズキッとする」という場合は、仙腸関節が関係している可能性もあります。ただし、腰椎の病気と症状が似ているため、痛む場所だけで判断することはできません。
引用元:日本仙腸関節研究会 https://www.sentyo-kansetsu.com/
大腿骨頭壊死症|股関節の痛みが続く場合に注意したい病気
大腿骨頭壊死症は、太ももの骨の先端にある大腿骨頭への血流が低下し、骨の組織が壊死する病気です。
初期には症状がない場合もありますが、骨の一部が潰れると、股関節に急な痛みが現れることがあると言われています。
また、股関節だけでなく、腰やお尻、膝に痛みを感じるケースもあります。急に痛みが出た場合や歩行が難しい場合は、整形外科での検査が大切です。
引用元:難病情報センター https://www.nanbyou.or.jp/entry/160
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股関節と腰が痛いときの見分け方|痛む場所・動作をチェック
「股関節と腰が痛いけれど、どちらに原因があるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
股関節と腰の痛みは、痛む場所や動作によって、ある程度の特徴が見られると言われています。例えば、足の付け根が痛む場合と、お尻から脚にかけて痛む場合では、考えられる原因が異なります。
ただし、症状だけで病気を判断することはできません。ここでは、痛みの特徴を整理するための5つのポイントを紹介します。
足の付け根が痛い場合は股関節の問題を確認する
足の付け根に痛みがある場合は、股関節そのものに問題が生じている可能性があります。
特に、歩き始めや椅子から立ち上がるとき、靴下を履くときに痛みを感じる場合は、股関節の動きが関係していることもあると言われています。
ただし、腰の神経が原因で足の付け根周辺に痛みが現れる場合もあるため、痛む場所だけで判断しないことが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html
お尻や太ももまで痛む場合は腰の神経症状にも注意する
腰だけでなく、お尻や太ももまで痛みが広がる場合は、腰の神経が関係している可能性も考えられます。
例えば、腰椎椎間板ヘルニアでは、お尻から脚にかけて痛みやしびれが現れることがあると言われています。
「股関節が痛いと思っていたら、脚までしびれてきた」という場合は、無理にストレッチをせず、整形外科で状態を確認しましょう。
引用元:日本脊椎脊髄病学会 https://www.jssr.gr.jp/
立ち上がるときや歩き始めに痛む場合の特徴
「座っていると平気なのに、立ち上がる瞬間に股関節が痛い」という経験はありませんか?
変形性股関節症では、立ち上がりや歩き始めに足の付け根が痛むことがあると言われています。
また、股関節の動きが制限されていると、立ち上がる際に腰へ負担がかかる場合もあります。痛みが出る動作を確認しておくと、原因を調べる際の手がかりになります。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/pdf/joa_010.pdf
座っているときや前かがみで痛む場合の特徴
長時間座っていると腰や股関節が痛くなる場合は、座る姿勢や腰椎への負担が関係している可能性があります。
特に、前かがみで痛みが強くなる場合は、腰の筋肉や椎間板などに負担がかかっていることも考えられます。
ただし、痛みの出方には個人差があります。無理に前屈を繰り返して確認するのではなく、普段の生活でどのような動作がつらいのかを把握しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/lumbar_disc_herniation.html
左右どちらかだけ痛い場合と両側が痛い場合の違い
「右の股関節と腰だけが痛い」「左右両方に違和感がある」など、痛みの出方は人によって異なります。
片側だけ痛む場合は、股関節や周辺組織の問題が考えられます。一方、両側に痛みがある場合は、腰椎の神経や複数の関節が関係している可能性もあります。
ただし、左右の違いだけで原因を特定することはできません。痛みが続く場合は、整形外科で必要な検査を受けることが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/spondylolisthesis.html
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股関節と腰が痛いときの対処法|自宅でできるセルフケア
「股関節と腰が痛いけれど、自分で何かできることはないかな?」と考える方も多いのではないでしょうか。
股関節と腰の痛みは、普段の姿勢や動作を見直すことで、負担を軽減できる場合があると言われています。ただし、痛みの原因によって適切な対処法は異なります。
特に、強い痛みやしびれがある場合は、無理にストレッチを行わないことが大切です。ここでは、自宅で取り入れやすい5つの対処法を紹介します。
痛みが強いときは無理な運動を避けて負担を減らす
股関節と腰が強く痛むときは、無理に動かそうとせず、痛みが増す動作を控えることが大切です。
例えば、深くしゃがむ動作や重い荷物を持ち上げる動作は、股関節や腰への負担が大きくなる場合があります。
ただし、長期間動かずにいることが必ずしもよいわけではありません。無理のない範囲で日常動作を続けることも大切だと言われています。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/low_back_pain.html
股関節とお尻の筋肉を無理なく動かすストレッチ
股関節やお尻周辺の筋肉が硬くなると、日常動作で腰に負担がかかることがあると言われています。
痛みが落ち着いている場合は、仰向けで片膝を軽く抱えるなど、無理のない動きから始めてみましょう。
ただし、股関節の曲げ伸ばしで痛みが強くなる場合や、脚にしびれがある場合は中止してください。ストレッチがすべての症状に適しているわけではありません。
引用元:日本理学療法士協会 https://www.japanpt.or.jp/
腰と股関節に負担をかけにくい座り方・立ち方
長時間座っていると、腰や股関節に負担がかかりやすくなる場合があります。
椅子に座るときは足裏を床につけ、無理に背筋を伸ばしすぎない姿勢を意識してみましょう。
また、立ち上がる際は足を少し引き、上半身を軽く前に倒してから立つと、動作がしやすくなる場合があります。痛みが増す場合は無理をしないでください。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31158.html
寝るときの姿勢やクッションの使い方を工夫する
「横になると股関節が痛い」「朝起きると腰が重い」という方は、寝る姿勢を見直してみましょう。
仰向けでは膝の下にクッションを入れ、横向きでは膝の間に枕を挟むと、腰や股関節が楽になる場合があります。
ただし、心地よい姿勢には個人差があります。特定の寝方にこだわらず、痛みが少なく、リラックスできる姿勢を探すことが大切です。
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
痛みを悪化させる可能性があるNG行動
股関節と腰が痛いとき、早く改善させようとして強く揉んだり、無理にストレッチしたりしていませんか?
痛みを我慢して関節を大きく動かすと、症状が強くなる場合があります。
また、痛みが続いているのに自己判断で放置することも避けたいところです。特に、歩けないほどの痛みや脚の力が入りにくい場合は、早めに整形外科へ来院しましょう。排尿・排便の異常や会陰部のしびれが新たに出た場合は、緊急の医療評価が必要です。
引用元:日本医師会 https://www.med.or.jp/
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股関節と腰の痛みが改善しないときは?来院の目安と再発予防
「股関節と腰がずっと痛いけれど、このまま様子を見ても大丈夫?」と悩んでいませんか?
股関節と腰の痛みは、筋肉の緊張や姿勢の影響だけでなく、関節や神経の問題が関係している場合もあると言われています。
一時的に痛みが軽くなっても、同じ症状を繰り返すことがあるため、原因を確認することが大切です。ここでは、医療機関へ相談する目安や検査方法、再発予防について紹介します。
股関節と腰の痛みは何科に行けばよい?
股関節と腰の痛みが続く場合は、まず整形外科への来院を検討しましょう。
整形外科では、痛みの場所や動作、関節の動き、神経症状などを確認し、必要に応じて画像検査を行うと言われています。
「股関節が原因なのか、腰が原因なのかわからない」という場合も、自己判断せずに相談することが大切です。
引用元:日本臨床整形外科学会 https://www.jcoa.gr.jp/
強い痛み・しびれ・歩行困難など注意すべき症状
股関節と腰の痛みに加えて、脚のしびれや筋力低下がある場合は注意が必要です。
特に、急に歩けなくなった場合や、排尿・排便の異常、股の周辺の感覚低下が現れた場合は、重い神経障害が関係している可能性があると言われています。
こうした症状がある場合は、セルフケアよりも救急外来などでの速やかな医療評価を優先してください。
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home
整形外科で行われる検査と主な施術方法
整形外科では、問診や関節の動き、筋力、感覚などを確認し、必要に応じてレントゲンやMRIなどの画像検査を行います。
その結果をもとに、運動療法や薬物療法などが検討されると言われています。
股関節と腰の痛みは原因によって対応が異なるため、すべての方に同じ方法が適しているわけではありません。
引用元:日本脊椎脊髄病学会 https://www.jssr.gr.jp/
股関節と腰の痛みを繰り返さないための運動習慣
痛みが落ち着いてきたら、無理のない範囲で体を動かす習慣を取り入れてみましょう。
例えば、短時間のウォーキングや股関節周辺の筋力を保つ運動は、体の機能を維持するうえで役立つと言われています。
ただし、運動中に痛みが強くなる場合は注意が必要です。今の状態に合った運動を選び、少しずつ続けることが大切になります。
引用元:厚生労働省 https://kennet.mhlw.go.jp/
痛みの原因を理解して再発しにくい体づくりを目指す
股関節と腰の痛みを繰り返さないためには、痛む場所だけでなく、普段の体の使い方にも目を向けることが大切です。
例えば、長時間同じ姿勢を続けたり、片側の脚ばかりに体重をかけたりする習慣が、負担に関係している場合もあります。
「なぜ痛みが出るのか」を理解し、自分に合った運動や生活習慣を取り入れることが、再発予防につながると考えられています。
引用元:日本運動器科学会 https://www.jsmr.org/








