こめかみが痛い頭痛とは?まず知っておきたい主な原因
「こめかみが痛い頭痛が続いているけど、何が原因なんだろう?」と気になりますよね。こめかみ周辺に出る頭痛にはいくつか種類があり、痛む場所だけで原因を決めることは難しいと言われています。
大切なのは、ズキズキするのか、締め付けられるのか、片側だけなのかといった「痛み方」も一緒に見ることです。まずは代表的な頭痛の特徴から確認していきましょう。
こめかみが痛くなる代表的な頭痛とは
こめかみが痛いとき、「これって片頭痛?」と考える方は少なくありません。
実際には、片頭痛だけでなく、緊張型頭痛や群発頭痛などでも側頭部周辺に痛みを感じる場合があります。日本頭痛学会では、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などは一次性頭痛に分類されています。
痛む場所だけではなく、痛みの強さや続く時間、吐き気など別の症状がないかも確認することが大切だと言われています。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_01.html
片頭痛でこめかみがズキズキする場合
「脈を打つようにズキズキする」という場合は、片頭痛の特徴と重なることがあります。
片頭痛という名前から「必ず頭の片側が痛む」と思われがちですが、こめかみだけでなく、頭の両側や後頭部に痛みが現れるケースもあると言われています。
また、片頭痛が起こる仕組みについては、まだすべてが明らかになっているわけではありません。そのため、ズキズキするから片頭痛だと自己判断せず、症状全体を見ることが重要です。
引用元:茅ヶ崎徳洲会病院 https://www.chigasakitokushukai.jp/department/internal/migraine/
緊張型頭痛で締め付けられるように痛む場合
一方、「ズキズキというより、頭をギューッと締め付けられている感じがする」という方もいるでしょう。
このような痛み方は、緊張型頭痛でみられる特徴のひとつと言われています。首や肩のこり、精神的なストレス、長時間のデスクワークなどが関係する場合もあるようです。
特にパソコンやスマホを見る時間が長い方は、同じ姿勢が続いていないか振り返ってみることも大切でしょう。
引用元:湘南メディカル記念病院 https://www.sbc-hospital.jp/care/internal/headache/
群発頭痛で片側に激しい痛みが出る場合
「片方の目の奥からこめかみにかけて、かなり強く痛む」というケースでは、群発頭痛の特徴と重なる場合があります。
群発頭痛では片側の目の奥や周囲、前頭部から側頭部にかけて強い痛みが出て、同じ側の目の充血や涙、鼻水などを伴うことがあると言われています。
また、一定の期間に繰り返し頭痛が起こることも特徴のひとつです。いつもの頭痛とは明らかに違うと感じたら、我慢し続けないようにしましょう。
引用元:平尾病院 https://www.hirao-hp.jp/disease/detail/5
頭痛は「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられる
「頭痛なら少し休めば大丈夫」と考えてしまうこともありますが、ここは注意したいところです。
頭痛は大きく、片頭痛や緊張型頭痛などの「一次性頭痛」と、何らかの病気などに伴って現れる「二次性頭痛」に分けられています。
二次性頭痛には、脳出血やくも膜下出血、髄膜炎などが関係する場合もあると言われています。突然強い頭痛が出た、手足の麻痺や言葉の出づらさ、意識の異常などを伴う場合には、整骨院ではなく速やかに医療機関へ相談することが大切です。
引用元:八重洲クリニック脳神経外科 https://www.yaesu-noushinkeigeka.jp/medical-guide/headache01.html
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こめかみが痛い場所・痛み方から考えられること
「右だけ痛い」「両方のこめかみが重い」「押すと痛い」など、同じこめかみの頭痛でも感じ方は人によって違います。
ただ、痛む場所や感覚だけで原因を決めることは難しいと言われています。どこが痛むのかだけでなく、痛み方や続く時間、目や首などに症状がないかも合わせて確認することが大切です。
右または左のこめかみだけが痛い場合
「なぜか右のこめかみだけ痛いんだけど…」と心配になることがありますよね。
片側に現れる頭痛では、片頭痛などが関係している場合があると言われています。ただし、片頭痛だから必ず片側、右側だからこの原因、と単純に判断できるものではありません。
痛みが繰り返される場合は、左右だけで判断せず、ズキズキするか、動くとつらくなるか、吐き気などを伴っていないかまで確認しておくとよいでしょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html
両方のこめかみが痛い場合
「両方からギューッと押されている感じがする」という場合もあります。
両側に起こる頭痛のひとつとして、緊張型頭痛が挙げられます。緊張型頭痛では、頭の両側を締め付けられるような痛みが特徴としてみられると言われています。
仕事や家事で同じ姿勢が続いている、首や肩がこっていると感じる方もいるでしょう。ただし、両側が痛いから緊張型頭痛と決めつけず、ほかの症状も含めて考える必要があります。
引用元:MSDマニュアル https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/09-脳-脊髄-末梢神経の病気/頭痛/緊張型頭痛
ズキズキと脈打つように痛む場合
「ドクンドクンと脈に合わせて、こめかみが痛む気がする」。そんな症状は、片頭痛でみられることがあると言われています。
片頭痛では拍動するような痛みに加えて、吐き気がしたり、普段なら気にならない光や音を不快に感じたりするケースもあります。
また、階段の上り下りなど日常的な動作によって痛みが強くなることもあるとされています。「ズキズキする」という特徴だけでなく、その前後の症状にも目を向けてみましょう。
引用元:厚生労働省 e-ヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-071.html
押すと痛い・触ると痛い場合
「頭痛というより、こめかみを指で押したときに痛い」という方もいます。
こめかみ周辺には側頭筋と呼ばれる筋肉があり、食べ物を噛んだり顎を動かしたりするときに働いています。食いしばりや歯ぎしりなどによって、顎周辺の筋肉に負担がかかる場合もあると言われています。
ただし、こめかみの圧痛にはさまざまな原因が考えられるため、「筋肉が硬いだけ」と自己判断しないことも大切です。
引用元:日本顎関節学会 https://kokuhoken.net/jstmj/general/
目の奥やこめかみまで一緒に痛む場合
「目の奥からこめかみまで痛い」となると、目そのものが悪いのかな?と考える方もいるでしょう。
目の奥からこめかみにかけての痛みは、片頭痛や群発頭痛などでみられることがあると言われています。また、群発頭痛では片側の目の周囲に強い痛みが出て、涙や目の充血、鼻水などを伴う場合もあります。
目の症状を伴う頭痛にはさまざまな原因があるため、強い痛みが続く場合や、見え方に異常を感じる場合は医療機関へ相談することが大切です。
引用元:日本眼科学会 https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html
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頭痛以外にもある?こめかみが痛くなる原因
「頭痛の種類だけが原因なの?」と思う方もいるかもしれません。実際には、こめかみ周辺の痛みには首や肩、目、顎、鼻などが関係するケースもあると言われています。
特に、長時間のデスクワークやスマホ操作、目を酷使する生活が続いている方は、頭だけに目を向けないことも大切です。「最近、首もつらいな」「朝起きると顎が疲れているな」など、ほかの症状も振り返ってみましょう。
首こり・肩こりや長時間のデスクワーク
「夕方になると首や肩が重くなって、こめかみまで痛くなる」という経験はありませんか?
緊張型頭痛では、頭を締め付けられるような痛みが特徴とされ、肩こりを伴うケースもあると言われています。長時間パソコンに向かっていると、姿勢が固定されて首や肩周辺に負担を感じる方も少なくありません。
ただし、肩がこっているから頭痛の原因も肩こりだ、と決めつけないことが大切です。痛みが続く場合には、ほかの症状も合わせて確認してみましょう。 (J-STAGE)
引用元:日本頭痛学会誌 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjho/50/1/50_94/
スマホを見る姿勢と首まわりの負担
「気づいたら30分以上、下を向いたままスマホを見ていた」ということもありますよね。
スマホやパソコンを使っていると、画面を見るために同じ姿勢が長く続きがちです。こうした生活習慣によって首や肩に負担を感じ、それと同時に頭の重さやこめかみ周辺の違和感を訴える方もいます。
スマホそのものがこめかみの頭痛を直接引き起こす、と一律に考えることはできません。ただ、「スマホを長く見たあとに痛くなる」など一定の傾向がないか確認してみるとよいでしょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/
眼精疲労とこめかみの痛み
「目が疲れてくると、こめかみまで重く感じる」という方もいるでしょう。
パソコンやスマホなどで目を使う時間が長くなると、目の疲れを感じることがあります。眼精疲労では、目の痛みやかすみなどの眼症状だけでなく、頭痛や肩こりなど体の症状が現れることもあると言われています。
休んでも目の疲れが改善しづらい、見え方がおかしいと感じる場合は、単なる疲れと考えず眼科などの医療機関へ相談することも大切です。
引用元:日本眼科医会 https://www.gankaikai.or.jp/
食いしばり・歯ぎしり・顎関節との関係
「朝起きたとき、顎と一緒にこめかみも疲れている」。そんな場合は、顎周辺にも目を向けてみましょう。
こめかみには、物を噛むときに使われる側頭筋があります。顎関節症では、顎関節や顎を動かす咀嚼筋に痛みが出たり、口を開けづらくなったりすることがあると言われています。
そのため、こめかみの痛みに加えて「口を開けると痛い」「噛むとつらい」といった症状がある場合は、顎周辺の状態も確認する必要があります。 (こくほけん)
引用元:日本顎関節学会 https://kokuhoken.net/jstmj/publication/guideline_2020.html
副鼻腔炎などが原因となる場合
「鼻づまりもあるし、頭まで重い」という場合はどうでしょうか。
副鼻腔炎では、鼻づまりや鼻汁だけでなく、頬や鼻の周囲、額の痛み、頭重感などが現れることがあると言われています。炎症が起きている副鼻腔の場所によって、感じる痛みの位置にも違いがあります。 (耳鼻科.jp)
そのため、こめかみが痛い頭痛と鼻づまりなどが同時に続いている場合は、頭痛だけの問題とは限りません。鼻の症状が長引くときは、耳鼻咽喉科などの医療機関へ相談することも検討しましょう。
引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=21
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こめかみが痛い頭痛が起きたときの対処法
「こめかみが痛くなったら、とりあえず揉めばいい?」と思う方もいるかもしれません。ただ、頭痛は種類によって適した対応が異なると言われています。
たとえば、片頭痛と緊張型頭痛では特徴そのものが違います。そのため、むやみに刺激するのではなく、まずは痛み方や体調を確認することが大切です。日頃から頭痛が起きるタイミングを把握しておくと、自分の傾向にも気づきやすくなります。
まずは無理をせず休んで症状を確認する
「仕事中だけど、少しくらいなら我慢できそう」と無理を続けてしまうこともありますよね。
片頭痛では、歩行や階段の上り下りといった日常的な動作によって痛みが強くなったり、光や音を不快に感じたりする場合があると言われています。
こめかみがズキズキしてつらいときは、無理に動き続けず、まず症状を確認してみましょう。普段とは違う強い頭痛の場合は、自己判断だけで済ませないことも重要です。 (日本頭痛学会)
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html
片頭痛と緊張型頭痛では対処が異なる
「頭痛なら肩や首を揉んでおけばいい」というわけではありません。
緊張型頭痛は、圧迫されるような締め付け感が特徴で、ストレスマネジメントやリラクセーション、理学療法、頭痛体操などが用いられる場合があると言われています。一方、片頭痛では体を動かすことで痛みが強くなるケースもあります。
同じこめかみが痛い頭痛でも特徴が違うため、「頭痛=同じ対処」と考えないようにしたいところです。 (日本頭痛学会)
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_03.html
首・肩の負担を減らして同じ姿勢を続けない
「パソコンを見ていたら、いつの間にか首も肩もガチガチ」という方は少なくないでしょう。
頭痛にはさまざまなタイプがあり、緊張型頭痛では頭部の圧迫感や締め付け感がみられると言われています。特にデスクワークが長い方は、首や肩に負担を感じていないか確認してみてください。
こまめに姿勢を変えたり、休憩を入れたりして、長時間同じ姿勢にならないよう意識することも一つの方法です。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/
睡眠・水分・食事など生活習慣を見直す
「忙しくて寝不足」「朝食を抜くことが多い」という生活が続いていませんか?
片頭痛では、睡眠不足や空腹、脱水、天候の変化、強い光や音、ストレスなどが発作に関係する場合があると言われています。
だからといって、生活習慣を整えればすべての頭痛が改善するとは限りません。ただ、睡眠や食事、水分など普段の生活を振り返ることは、自分にとって何が頭痛のきっかけになっているのかを探るヒントになるでしょう。 (京都済生会)
引用元:京都済生会病院 https://www.kyoto.saiseikai.or.jp/pickup/2026/03/post-102.html
頭痛を繰り返さないために記録しておきたいこと
「病院で頭痛について聞かれても、いつ痛かったか思い出せない」。そんな経験がある方もいるのではないでしょうか。
日本頭痛学会では、頭痛が起こった日時、痛み方、続いた時間、吐き気、光や音への過敏、薬の使用などを記録する「頭痛ダイアリー」が紹介されています。
「雨の日に起きやすい」「寝不足の翌日に多い」など、自分では気づかなかった傾向が見えてくることもあると言われています。こめかみが痛い頭痛を繰り返している方は、簡単なメモから始めてみるのもよいでしょう。 (日本頭痛学会)
引用元:日本頭痛学会 https://jhsnet.net/dr_medical_diary.html
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こんなこめかみの頭痛は注意|病院へ行く目安
「こめかみが痛いけど、少し休めば大丈夫かな?」と迷うこともありますよね。頭痛の多くは一次性頭痛に分類されますが、なかには別の病気に伴って起こる二次性頭痛もあると言われています。
特に、突然起こった激しい頭痛や、手足の動かしづらさなどを伴う場合は注意が必要です。「いつもの頭痛と違う」と感じたときは、我慢を続けず医療機関への相談を優先しましょう。
突然これまでにない激しい頭痛が起きた場合
「さっきまで普通だったのに、突然ものすごく頭が痛くなった」。このような頭痛は、見過ごさないことが大切です。
くも膜下出血では、突然の激しい頭痛が代表的な症状として知られています。これまで経験したことがないほど強い頭痛が急に現れた場合には、緊急性の高い病気が隠れている可能性もあると言われています。
「少し様子を見よう」と自己判断せず、突然の激しい頭痛では速やかに医療機関へ相談することが重要です。
引用元:日本脳卒中学会 https://www.jsts.gr.jp/
手足のしびれ・麻痺・意識の異常などを伴う場合
「頭が痛いだけじゃなくて、片方の手に力が入りづらい」。こうした症状にも注意が必要です。
脳卒中では、片側の手足や顔の麻痺・しびれ、言葉が出づらい、相手の話を理解しづらいといった症状が突然現れることがあると言われています。
こめかみが痛い頭痛と同時に、このような神経症状や意識の異常がみられる場合は、整骨院で様子を見る状況ではありません。速やかに救急要請を含めた対応を検討しましょう。
引用元:国立循環器病研究センター https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/stroke/
頭痛が徐々に強くなっている・何度も繰り返す場合
「最初は軽かったのに、最近は頭痛が強くなってきた」という変化がある場合も、一度立ち止まって考える必要があります。
頭痛には片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛だけでなく、何らかの病気が背景にある二次性頭痛もあると言われています。
特に、これまでと頭痛のパターンが変わった、徐々に強くなっている、頻度が増えてきたといった場合は、「いつものこと」と決めつけないことが大切です。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu.html
50歳以降に初めてこめかみの痛みが出た場合
「50歳を過ぎてから、初めてこめかみが痛むようになった」という場合には、年齢も重要な情報になります。
50歳以上で新しく起こった頭痛では、巨細胞性動脈炎などを考える必要があると言われています。巨細胞性動脈炎では、新しく起こった頭痛のほか、頭皮の痛み、噛んでいると顎が疲れたり痛くなったりする症状、視覚症状などがみられる場合があります。
特に見え方の異常を伴う場合は放置せず、早めに医療機関へ相談することが大切です。
引用元:難病情報センター https://www.nanbyou.or.jp/entry/43
こめかみの頭痛は何科へ行けばいい?
「病院へ行ったほうがよさそう。でも何科に行けばいいの?」と迷いますよね。
頭痛を繰り返している場合は、脳神経内科や脳神経外科、頭痛外来などが相談先の候補になります。頭痛の種類を判断する際には、いつから痛いのか、どこが痛むのか、どのくらい続くのか、吐き気やしびれなどを伴うのかといった情報が重要だと言われています。
突然の激痛や麻痺、意識の異常などがある場合は診療科を迷って待つのではなく、救急車を呼ぶなど緊急の対応を優先してください。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_01.html
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