両方のこめかみが痛いのはなぜ?まず知っておきたい原因
「片方ではなく、両方のこめかみが痛い……これって何が原因なんだろう?」と気になる方も多いですよね。
両方のこめかみが痛い場合、緊張型頭痛や片頭痛などが関係していることがあると言われています。また、長時間のデスクワークやスマホ操作などで首・肩まわりに負担がかかっているケースも考えられます。
ただし、「両側が痛む=この原因」と痛む場所だけで判断するのは難しいものです。ズキズキするのか、締め付けられる感じなのか、首や肩のこりを伴うのかなど、ほかの症状にも目を向けてみましょう。
両方のこめかみが痛くなる仕組みとは?
「どうして左右同時に痛くなるの?」という疑問がありますよね。
こめかみの痛みは、頭痛だけでなく、こめかみ周辺にある筋肉などが関係する場合もあると言われています。たとえば、顎を動かすときに使われる側頭筋はこめかみ付近にあり、この筋肉に負担がかかることで頭痛のような痛みを感じるケースもあるようです。
そのため、こめかみだけを見るのではなく、「いつから痛い?」「顎や首にも違和感はない?」と体全体の状態を振り返ることも大切でしょう。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/temporomandibular_disorder/ (済生会)
緊張型頭痛で左右のこめかみが痛むことがある
「仕事をしていると、両側からギューッと締め付けられる感じがする」という場合はどうでしょうか。
緊張型頭痛では、頭の両側に圧迫感や締め付け感が現れることがあると言われています。参考記事でも、長時間のスマホ操作やパソコン作業などによるストレスや疲労に伴って、肩こりと両方のこめかみの痛みが出るケースが紹介されています。
特にデスクワークが続いた日の夕方などに痛みを感じる方は、普段どれくらい同じ姿勢を続けているか確認してみるのも一つです。
引用元:薮下整骨院 https://www.krm0730.net/blog/3125/ (薮下整骨院)
片頭痛は片側だけでなく両側に出ることもある
「片頭痛なら、片方だけが痛むんじゃないの?」と思いますよね。
名前からそう思われやすいのですが、片頭痛は必ず片側だけに起こるわけではありません。済生会によると、前兆のない片頭痛では頭部の片側に痛みが出るケースが約60%、両側に出るケースも約40%あるとされています。
また、ズキズキと脈打つような痛みや吐き気、光や音がつらく感じるなどの症状を伴うこともあると言われています。「両方だから片頭痛ではない」と決めつけないことが大切ですね。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/migraine/ (済生会)
首・肩のこりや筋肉の緊張との関係
「そういえば、こめかみが痛いときは首や肩もパンパンかも」という方もいるかもしれません。
長時間のパソコン作業や無理な姿勢が続くと、頭から肩にかけての筋肉が緊張し、緊張型頭痛につながることがあると言われています。特にスマホを見る時間が長い方は、気づかないうちにうつむいた姿勢が続いていることもありますよね。
両方のこめかみが痛いときは、頭だけではなく首・肩の張りや普段の姿勢についても振り返ってみるとよいでしょう。
引用元:頭痛オンライン https://zutsu-online.jp/factor/smartphone.shtml (zutsu-online.jp)
#こめかみ痛い両方
#こめかみの痛み
#緊張型頭痛
#片頭痛
#首肩こり
痛み方から考える両方のこめかみの痛み
「両方のこめかみが痛い」といっても、痛み方は人によってさまざまです。
「ギューッと締め付けられる」「ズキズキする」「押したときだけ痛い」など、感じ方によって考えられる背景も変わってくると言われています。また、目の疲れや首・肩のこりなど、頭以外の症状が一緒に出ることもあります。
大切なのは、痛む場所だけで原因を決めつけないこと。「どんな痛み?」「いつ強くなる?」と振り返りながら、症状の特徴を整理してみましょう。
締め付けられる・重いように痛む場合
「両方のこめかみをギューッと押さえられている感じがする……」
このような圧迫感や重苦しい痛みは、緊張型頭痛でみられる特徴の一つと言われています。大森赤十字病院によると、緊張型頭痛は圧迫されるような非拍動性の痛みで、多くは両側に現れるとされています。
長時間のパソコン作業や同じ姿勢が続いたあとに感じる場合もあるため、首や肩の状態も一緒に確認しておきたいですね。
引用元:大森赤十字病院 https://omori.jrc.or.jp/department/neurology/headache/
ズキズキ・脈打つように痛む場合
「こめかみが心臓の鼓動に合わせるようにズキズキする」という場合は、片頭痛の特徴と重なることがあります。
東邦大学医療センター大橋病院では、片頭痛はズキンズキンと脈打つような痛みが特徴で、片側だけでなく両側に痛みを感じるケースもあると言われています。
さらに、体を動かすとつらくなったり、吐き気が出たり、光や音をいつもより不快に感じたりすることもあるようです。痛み方だけでなく、一緒に現れる症状にも目を向けてみましょう。
引用元:東邦大学医療センター大橋病院 https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/ohashi/neurology/
押すとこめかみが痛い場合
「普段はそれほど気にならないけど、こめかみを押すと痛い」という方もいますよね。
こめかみ付近には、食べ物を噛むときに働く側頭筋があります。そのため、押したときの痛みだけで頭痛の種類を判断することは難しく、噛むと痛い、顎を動かすと違和感があるといった症状も確認する必要があります。
参考記事でも、歯ぎしりや食いしばりによってこめかみ周辺に負担がかかる可能性があると言われています。「朝起きると顎が疲れている」という方は、顎まわりにも目を向けてみるとよいでしょう。
引用元:薮下整骨院 https://www.krm0730.net/blog/3125/
目の奥や目の疲れも一緒に感じる場合
「こめかみだけじゃなくて、目の奥まで重い気がする……」
長時間パソコンやスマホを見続けている方では、目の疲れと頭痛が一緒に現れる場合もあると言われています。特に画面を集中して見続けていると、「少し休もう」と思いながら、つい何時間も経っていることがありますよね。
目の疲れだけでなく、頭痛や肩こりなどが続く場合には眼精疲労が関係しているケースもあるため、作業環境や休憩の取り方を振り返ることも大切です。
引用元:日本眼科学会 https://www.nichigan.or.jp/public/disease/name.html
首や肩のこりを伴っている場合
「こめかみが痛い日は、首や肩まで重い」というケースも珍しくありません。
ふれあい町田ホスピタルでは、緊張型頭痛に肩こりや眼精疲労などが伴う場合があり、ストレスや睡眠不足、不良姿勢なども悪化に関係すると言われています。
特にデスクワークでは、気づかないうちに頭が前へ出たり、肩に力が入ったりしがちです。両方のこめかみが痛いときは頭だけに注目せず、首・肩の張りや日頃の姿勢も一緒に振り返ってみてください。
引用元:ふれあい町田ホスピタル https://www.fureai-g.or.jp/machida-hp/
#こめかみ痛い両方
#こめかみの痛み
#緊張型頭痛
#片頭痛
#首肩こり
頭痛以外にもある?両方のこめかみが痛くなる原因
「頭痛だと思っていたけれど、ほかにも原因があるの?」と気になる方もいるでしょう。
両方のこめかみが痛いときは、頭痛だけに目を向けるのではなく、目の使い方や歯の食いしばり、顎まわりの筋肉、普段の姿勢なども確認しておきたいところです。特にスマホやパソコンを長時間使う生活では、目だけでなく首や肩にも負担がかかりやすいと言われています。
「最近仕事が忙しかったな」「朝起きると顎が疲れているかも」など、普段の生活を振り返ると気づくことがあるかもしれません。
長時間のスマホやパソコンによる眼精疲労
「パソコンを使っていると、夕方になるにつれて目も頭も重くなる……」という経験はありませんか?
日本眼科医会によると、パソコンやスマホなどの画面を長時間見続けることで眼精疲労が起こりやすくなり、目の症状だけでなく、頭痛や首・肩のこりなどを感じることもあると言われています。(日本眼科医会)
両方のこめかみが痛いときに目の疲れも感じるなら、画面を見る時間や休憩の取り方を一度振り返ってみてもよいでしょう。
引用元:日本眼科医会 https://www.gankaikai.or.jp/health/42/
歯ぎしり・食いしばりによる側頭部への負担
「朝起きたとき、こめかみや顎がなんとなくだるい」という場合は、歯ぎしりや食いしばりが関係している可能性もあると言われています。
参考記事では、睡眠中などに無意識で歯ぎしりや食いしばりをすると、筋肉が緊張し、こめかみ周辺に痛みが現れる場合があると紹介されています。(薮下整骨院)
自分では気づいていなくても、朝に顎が疲れている、家族から歯ぎしりを指摘されたことがあるといった方は、頭痛以外の可能性にも目を向けてみてください。
引用元:薮下整骨院 https://www.krm0730.net/blog/3125/
顎関節や噛む筋肉の緊張との関係
「食事中に噛んでいると、こめかみまで疲れる気がする」という方もいるかもしれません。
こめかみ付近には、顎を動かすときに使われる側頭筋があります。済生会では、顎関節症の一つとして咬筋や側頭筋などの使いすぎがあり、側頭筋の場合にはこめかみに痛みを感じることがあると言われています。(済生会)
口を開けづらい、顎を動かすと音がする、噛むとこめかみ周辺がつらいなど、顎の症状が一緒にないか確認することも大切です。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/temporomandibular_disorder/
姿勢の乱れや首まわりの負担
「スマホを見ていると、いつの間にか頭が前に出ている」ということはありませんか?
長時間のデスクワークやスマホ操作などで同じ姿勢が続くと、首や肩まわりの筋肉が緊張しやすくなると言われています。特に前かがみや猫背のような姿勢では、首・肩への負担が増え、緊張型頭痛につながる可能性もあるようです。(平尾病院|脳神経外科・内科・頭痛専門外来)
両方のこめかみが痛いと感じるときは、頭だけではなく「普段どんな姿勢で過ごしているか」もチェックしてみましょう。
引用元:平尾病院 https://www.hirao-hp.jp/disease/detail/25
日常生活でこめかみの痛みを招きやすい習慣
「特別なことはしていないのに、なぜかこめかみが痛くなる」というケースもありますよね。
緊張型頭痛では、首や肩の筋肉の緊張だけでなく、睡眠不足やストレス、長時間の同じ姿勢なども関係すると言われています。済生会でも、長時間のうつむき姿勢を避けることや、座りっぱなしの際にはこまめに休憩することなどが紹介されています。(済生会)
仕事やスマホに集中すると、休憩を忘れてしまうこともあるものです。「最近寝不足だった」「ずっと座っていた」など、何気ない習慣から見直してみるのも一つでしょう。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/tension_headache/
#こめかみ痛い両方
#眼精疲労
#歯ぎしり食いしばり
#顎関節
#首肩こり
両方のこめかみが痛いときに自分でできる対処法
「両方のこめかみが痛いけど、まず何をすればいい?」と迷うこともありますよね。
こめかみの痛みは原因によって対処の仕方が異なると言われています。そのため、やみくもに揉んだり温めたりするのではなく、まずは目や首・肩を休ませ、自分の頭痛がどのようなときに起こりやすいのか確認することが大切です。
また、睡眠不足や水分不足など、普段の生活が影響している場合もあります。「最近無理をしていなかったかな?」と一日の過ごし方を振り返ってみましょう。
まずは目・首・肩を休ませる
「パソコンをずっと見ていたら、両方のこめかみが重くなってきた……」という場合、まずは作業を中断して休憩を取ってみましょう。
厚生労働省では、パソコンなどを使った作業について、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、次の作業までに10〜15分の作業休止時間を設けることなどが示されています。
集中していると、気づけば何時間も同じ姿勢ということがありますよね。目を休ませるだけでなく、立ち上がったり姿勢を変えたりして、首や肩を休める時間も意識するとよいでしょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/000539604.pdf
首や肩を無理のない範囲で動かす
「肩がガチガチだから、強く揉んだほうがいいのかな?」と思う方もいるかもしれません。
緊張型頭痛では、同じ姿勢を長時間続けないことや、適度に体を動かすことが予防につながると言われています。首や肩の張りを感じたときは、痛みを我慢して強く動かすのではなく、肩をゆっくり回すなど無理のない範囲から始めてみましょう。
ただし、動かしたときに頭痛が強くなる場合は無理をせず、休むことも大切です。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/tension_headache/
温める?冷やす?頭痛のタイプに合わせて考える
「こめかみが痛いときって、温めるの?それとも冷やすの?」と悩みますよね。
頭痛は種類によって対処法が異なると言われています。緊張型頭痛では入浴などで体を温める方法が紹介される一方、片頭痛では入浴や運動によって痛みが強くなるケースもあるとされています。
そのため、「頭痛ならとりあえず温める」と決めてしまうのはおすすめできません。ズキズキするのか、締め付けられる感じなのかなど、痛みの特徴を確認しながら対応しましょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html
スマホ・パソコンを使う姿勢を見直す
「気づいたら、画面に顔を近づけて猫背になっていた」ということはありませんか?
東京医科大学病院では、緊張型頭痛について、パソコン作業などで長時間同じ姿勢を取ることが誘因になる場合があると言われています。
スマホを見るときも、うつむいた状態を長く続けないように意識したいところです。大切なのは「良い姿勢をずっと維持しよう」と力むことより、同じ姿勢を続けすぎず、こまめに体勢を変えることです。
引用元:東京医科大学病院 https://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/zutsu/
睡眠・水分・食事など生活習慣を整える
「忙しくて睡眠時間がバラバラ」「朝食を抜くことが多い」という生活が続いていませんか?
片頭痛では、寝不足や寝過ぎ、空腹などが誘因になる場合があると言われています。また、脱水によって頭痛などの症状が現れることもあるため、日頃から適度な水分補給を意識することも大切です。
こめかみが痛くなってから対策するだけではなく、「何をした日に痛くなったか」を記録して、自分なりの傾向を探してみるのもよいでしょう。
引用元:日本成人病予防協会 https://www.japa.org/tips/kkj_0105/
#こめかみ痛い両方
#こめかみの痛み
#頭痛対策
#首肩こり
#生活習慣
両方のこめかみの痛みで病院へ行ったほうがよいケース
「両方のこめかみが痛いけど、このまま様子を見ても大丈夫?」と不安になりますよね。
こめかみの痛みには緊張型頭痛や片頭痛などが関係する一方で、なかには早めの来院が必要な頭痛もあると言われています。特に、今まで経験したことがない強い痛みや、突然始まった頭痛には注意が必要です。
「いつもの頭痛だから」と我慢するのではなく、痛みの強さや続く期間、頭痛以外の症状も確認しておきましょう。
突然これまでにない強い頭痛が出た場合
「さっきまで普通だったのに、急にものすごく頭が痛くなった」という場合は注意が必要です。
日本脳卒中協会では、くも膜下出血について、突然の激しい頭痛が特徴的な症状の一つだと言われています。吐き気や嘔吐、意識がもうろうとするなどの症状を伴うケースもあるようです。
こめかみが両方痛いか片方痛いかにかかわらず、「突然」「今までにないほど強い」と感じる頭痛が現れた場合は、自己判断で様子を見続けず、速やかに医療機関へ相談することが大切です。
引用元:日本脳卒中協会 https://www.jsa-web.org/citizen/85.html
頭痛が何日も続く・繰り返している場合
「痛みは強くないけれど、最近何度もこめかみが痛くなる」という方もいるでしょう。
頭痛を繰り返している場合は、「いつから」「どのくらいの時間」「どこが」「どんなふうに痛むのか」を記録しておくと、医療機関へ相談するときの手がかりになると言われています。
また、市販の鎮痛薬を頻繁に使用している場合、薬の使い過ぎによる頭痛につながることもあるため注意が必要です。痛みを繰り返す場合は我慢を続けず、一度専門家へ相談してみましょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_05.html
発熱・吐き気・しびれなどを伴う場合
「頭痛だけじゃなくて、吐き気やしびれまで出てきた」という場合も、そのままにしないことが大切です。
頭痛のなかには、脳や血管などの病気に伴って起こるものもあると言われています。特に、手足のしびれや力が入りづらい、ろれつが回りづらい、意識がおかしいといった症状は、脳卒中でもみられることがあります。
このような症状が突然現れた場合には、通常の来院を待つのではなく、救急車を呼ぶことも含めて速やかな対応を検討してください。
引用元:国立循環器病研究センター https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/stroke/
50歳以降に新しく強いこめかみの痛みが出た場合
「今まで頭痛はほとんどなかったのに、最近こめかみが痛むようになった」という50歳以上の方は注意したいところです。
日本リウマチ学会によると、巨細胞性動脈炎は50歳以上に発症し、新しく起こった頭痛や側頭動脈の異常、視覚症状などがみられる場合があると言われています。
もちろん、50歳を過ぎてこめかみが痛いからといって、この病気とは限りません。ただ、新しく続く頭痛や物が見えづらいなどの変化がある場合は、自己判断せず医療機関へ相談することが大切です。
引用元:日本リウマチ学会 https://www.ryumachi-jp.com/general/casebook/giant-cell-arteritis/
何科に行けばいい?
「こめかみが痛い場合、結局どこに行けばいいの?」と迷いますよね。
頭痛を専門的に扱う医療機関として、脳神経内科や脳神経外科、頭痛外来などがあります。日本神経学会でも、頭痛は脳神経内科で扱う主な症状の一つとして紹介されています。
また、目の症状が強い場合や顎の痛みを伴う場合などは、症状に応じて別の診療科での検査が必要になることもあります。原因がわからないまま両方のこめかみの痛みが続くときは、まず医療機関へ相談してみてください。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/headache.html
#こめかみ痛い両方
#こめかみの痛み
#頭痛の危険サイン
#頭痛外来
#頭痛の来院目安
監修者
|







