こめかみの左が痛いのはなぜ?まず知っておきたい原因
片側だけに痛みが出ると、不安になりますよね。こめかみの左が痛い場合、まず考えられるものの一つが頭痛です。ただし、頭痛にもいくつか種類があり、痛む場所だけで原因を判断するのは難しいと言われています。
片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛など、それぞれ痛み方や一緒に現れやすい症状に違いがあります。まずは「どこが痛いか」だけではなく、「どんなふうに痛むのか」に注目してみましょう。
左のこめかみだけ痛くなることは珍しくない?
「右は平気なのに、なぜ左だけ痛いんだろう?」
実は、頭痛によっては片方のこめかみ周辺に痛みを感じるケースもあると言われています。参考記事でも、頭痛にはさまざまなタイプがあり、片側または両側のこめかみに痛みを感じる場合があると紹介されています。
そのため、「左だけ痛い=特定の病気」と決めつけるのは避けたいところです。痛みの強さや続く時間、繰り返しているかなども一緒に確認しておくと、自分の状態を整理しやすくなります。
引用元:薮下整骨院 https://www.krm0730.net/blog/3125/
ズキズキするなら片頭痛の可能性
「脈を打つようにズキズキするんだけど……」
そんな左のこめかみの痛みでは、片頭痛も原因の一つとして考えられると言われています。日本頭痛学会によると、片頭痛は片側性で、ズキズキと脈打つような痛みが特徴とされています。
また、歩いたり階段を上ったりすると痛みが強くなったり、光や音を不快に感じたりすることもあるようです。一方、片頭痛でも両側が痛むケースがあるため、痛む場所だけでは判断できません。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html
締めつけられるように痛む緊張型頭痛
「ズキズキではなく、ギューッと締めつけられている感じがする」
このような場合は、緊張型頭痛も考えられると言われています。済生会では、頭全体や後頭部を中心に、鈍い締めつけ感や圧迫感が現れることが特徴として紹介されています。
さらに、首や肩の筋肉の緊張を伴うケースもあるようです。デスクワークやスマホを見る時間が長い方なら、「今日は首や肩もガチガチだな」と感じることもあるでしょう。こめかみだけではなく、首や肩の状態にも目を向けてみてください。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/tension_headache/
目の奥まで激しく痛む群発頭痛
「左のこめかみだけじゃなく、目の奥まで強く痛い」
こうした強い痛みでは、群発頭痛なども考慮する必要があると言われています。国際頭痛分類では、片頭痛や緊張型頭痛とは別に、群発頭痛を含む「三叉神経・自律神経性頭痛」が分類されています。
ただし、強い頭痛を「いつもの頭痛だろう」と自己判断するのは注意が必要です。突然これまで経験したことのない痛みが現れた場合や、手足の動かしづらさ、言葉が出づらい、意識がおかしいといった症状を伴う場合には、速やかに医療機関へ相談することが大切です。
引用元:日本頭痛学会 国際頭痛分類第3版 https://www.jhsnet.net/kokusai_new_2019.html
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左のこめかみが痛むときに考えられる頭痛以外の原因
「頭痛だと思っていたけど、頭以外に原因があることもあるんですか?」
はい。左のこめかみが痛いときは頭痛だけでなく、首や肩、顎、目、鼻周辺の不調が関係しているケースもあると言われています。
特に「パソコンを使ったあとに痛む」「朝起きると顎が疲れている」「鼻づまりと一緒に痛くなる」など、痛み以外の症状は原因を考えるヒントになります。普段の生活を振り返りながら確認してみましょう。
首こり・肩こりや姿勢の崩れとの関係
「左のこめかみが痛い日は、首や肩もガチガチなんですよね」
こうした方は少なくありません。長時間パソコンなどを使用して同じ姿勢が続くと、首や肩の筋肉が疲れやすくなると言われています。
また、目の疲れが続いた場合にも、頭痛や首・肩のこりなどが現れることがあるようです。こめかみが気になるからといって、その部分だけを見るのではなく、「最近座りっぱなしになっていないかな?」と生活を振り返ることも大切でしょう。
引用元:日本眼科医会 https://www.gankaikai.or.jp/health/42/ (日本眼科医会)
食いしばり・歯ぎしり・顎関節の負担
「朝起きたとき、顎も疲れている気がする……」
そんな場合は、歯ぎしりや食いしばり、顎関節周辺への負担も確認したいところです。顎を動かす筋肉の一つである側頭筋はこめかみ付近にあり、使いすぎによってこめかみに痛みを感じるケースがあると言われています。
日本歯科医師会でも、顎の痛みには就寝中の歯ぎしり・食いしばりや、日中に無意識で歯を接触させる習慣などが関係する場合があると紹介されています。朝に症状が出やすい方は、顎の状態にも目を向けてみてください。
引用元:日本歯科医師会 https://www.jda.or.jp/consultation/vol-25.html (日本デザイン協会)
眼精疲労やスマホ・パソコンの使いすぎ
「夕方になると目が重くなって、そのあとこめかみも気になるんです」
仕事でパソコンを使い、休憩時間や帰宅後にはスマホを見る。こうした生活が続いている方も多いですよね。
画面を長時間見続けることは目の負担になり、眼精疲労では目の症状だけでなく、頭痛や首・肩のこり、吐き気などが現れる場合もあると言われています。こめかみの左が痛いときに目の疲れも感じるなら、画面を見る時間や休憩の取り方を見直してみるのも一つです。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/eyestrain/
副鼻腔炎などによって痛みが出ることもある
「頭が痛いだけじゃなく、鼻も詰まっているんだけど関係ある?」
その場合、副鼻腔の炎症が関係している可能性も考えられると言われています。副鼻腔炎では、鼻づまりや鼻水だけでなく、頬・鼻の周囲・額などに痛みを感じたり、頭が重く感じたりする場合があります。
特に鼻の症状と顔周辺の痛みが同時に続いている場合は、単なる肩こりや頭痛と思い込まないことが大切です。症状が長引く場合には、耳鼻咽喉科などの医療機関へ相談しましょう。
引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 https://www.jibika.or.jp/modules/disease/index.php?content_id=21 (耳鼻科.jp)
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左のこめかみの「痛み方」から原因をチェック
こめかみの痛みは、ズキズキする、押すと痛い、目の奥まで痛むなど、人によって感じ方が違います。実際、頭痛を考える際には痛む場所だけでなく、痛み方や一緒に現れる症状を確認することが大切だと言われています。
「左だから○○」と決めつけるのではなく、自分の痛みがどんなときに出るのかを整理してみましょう。
ズキズキ・脈打つように痛い場合
「左のこめかみが、ドクンドクンと脈を打つように痛みます」
このような痛み方では、片頭痛が考えられる原因の一つです。片頭痛は片側性でズキズキと脈打つような痛みが特徴とされ、光や音、においが気になったり、吐き気を伴ったりする場合もあると言われています。
ただし、片頭痛でも両側が痛む場合や、脈打つ感じがないケースもあります。「ズキズキするから片頭痛」と自分だけで判断せず、ほかの症状にも目を向けることが大切でしょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html (日本頭痛学会)
押すと痛い・触ると痛い場合
「普段はそこまで気にならないのに、左のこめかみを押すと痛いんです」
こめかみを押したときに痛みを感じる場合、周辺の筋肉などが関係している可能性もあると言われています。こめかみ付近には、噛むときに働く側頭筋があるため、食いしばりなどによって負担がかかるケースも考えられます。
とはいえ、「押して痛い=筋肉の問題」とは限りません。強く何度も押して確認するのではなく、痛みが続く場合には医療機関へ相談しましょう。
引用元:ほどがや脳神経外科クリニック https://www.hodogaya-nouge.com/temple/ (ほどがや脳神経外科クリニック |)
目の奥やこめかみが強く痛む場合
「左目の奥からこめかみにかけて、かなり強く痛むことがあります」
片側の目の周辺からこめかみに強い痛みが出る場合には、片頭痛だけでなく群発頭痛なども考える必要があると言われています。
一方で、目の激しい痛みを伴う頭痛などには、早めの確認が必要なものもあります。特に突然始まった強い頭痛や、これまでとは明らかに違う痛みの場合、「いつもの頭痛かな」と我慢しないことが重要です。
引用元:京都済生会病院 https://www.kyoto.saiseikai.or.jp/pickup/2026/03/post-102.html (京都済生会)
首や肩のこりと一緒に痛む場合
「こめかみが痛くなるときは、首や肩も重い気がするんですよね」
こうした症状では、緊張型頭痛などが関係しているケースもあると言われています。緊張型頭痛では、頭を締めつけられるような圧迫感に加え、首や肩の筋緊張を伴うことが多いとされています。
パソコンやスマホを長時間使った日は、「首が前に出たままになっていなかったかな?」と振り返ってみるのもよいでしょう。ただ、首こりや肩こりがあるからといって、それだけが左のこめかみの痛みの原因とは限りません。痛みを繰り返す場合は医療機関で相談することも検討してください。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/tension_headache/ (saiseikai.or.jp)
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左のこめかみが痛いときに自分でできる対処法
「左のこめかみが痛くなったら、とりあえず揉めばいいですか?」
実は、むやみに揉んだり温めたりするのが合わないケースもあると言われています。こめかみの左が痛いときは、痛み方や一緒に出ている症状を確認しながら対処することが大切です。
また、頭痛にはさまざまな原因があります。セルフケアを続けても改善がみられない場合や、普段とは違う痛みを感じる場合には、無理をせず医療機関へ相談しましょう。
まずは安静にして光や音などの刺激を避ける
「ズキズキして、部屋の明かりまでつらく感じます」
片頭痛では、光や音に過敏になることがあり、日常的な刺激によってつらさを感じる場合があると言われています。そのため、ズキズキとした痛みがあるときは、できるだけ静かで暗い場所で休む方法が紹介されています。
仕事中で休めない場合もあると思いますが、画面を見る時間を減らしたり、少し目を閉じたりするだけでも刺激を減らせます。無理に動き続けず、その日の体調に合わせて休息を取りましょう。
引用元:大正製薬 https://brand.taisho.co.jp/contents/naron/277/
首・肩・目を休ませて負担を減らす
「夕方になると、首も肩も目も疲れて、こめかみまで気になるんです」
パソコンやスマホを長時間見続けている方なら、一度作業環境を振り返ってみてもよいでしょう。厚生労働省では、情報機器を使った作業について、長時間連続して画面を見続けないことや、適度な休止時間を設けることなどが示されています。
「集中すると何時間も同じ姿勢」という方は要注意です。こまめに画面から目を離したり、姿勢を変えたりして、首・肩・目を休ませる時間をつくってみてください。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/000580827.pdf
温める・冷やすは頭痛のタイプによって使い分ける
「痛いところは温めたほうがいいんですよね?」
必ずしもそうとは限りません。片頭痛の場合、入浴や運動などで痛みが強くなることがあり、冷たいタオルなどで痛む部分を冷やす方法が紹介されています。
一方、緊張型頭痛では、入浴などで首や肩の筋肉をリラックスさせることが対策の一つになると言われています。つまり、「頭痛=温める」と一括りにするのではなく、痛み方を確認することがポイントです。
引用元:第一三共ヘルスケア https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/02_zutsu/
睡眠・水分・食事など生活習慣を見直す
「忙しい日は寝不足だし、水分もあまり取れていないかも……」
頭痛を繰り返しているなら、毎日の生活にも目を向けてみましょう。日本頭痛学会では、片頭痛の誘因として睡眠不足や寝過ぎ、空腹、ストレスなど、さまざまな要素が挙げられています。
まずは「痛くなる前に何をしていたか」を記録してみるのも一つの方法です。睡眠時間や食事、仕事の忙しさなどを書いておくと、自分がどんなタイミングでこめかみの痛みを感じやすいのか整理しやすくなります。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html
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左のこめかみの痛みで病院へ行ったほうがよいサイン
軽い頭痛で休むと落ち着く場合もありますが、なかには早めに医療機関で確認したほうがよい頭痛もあると言われています。特に大切なのは、「いつもの頭痛と違うかどうか」です。
痛みの強さだけで判断せず、突然の発症や手足の異変、発熱など、一緒に現れている症状にも注意しましょう。
突然これまでにない激しい頭痛が出た場合
「さっきまで普通だったのに、急にものすごく痛くなりました」
突然始まる激しい頭痛は、くも膜下出血など緊急性の高い病気でもみられると言われています。これまで経験したことがないほど強い痛みや、急激にピークへ達する頭痛の場合には注意が必要です。
「寝れば改善するかな」と長時間様子を見るのではなく、突然の激しい頭痛では速やかに医療機関へ相談してください。
引用元:日本脳卒中協会 https://www.jsa-web.org/
しびれ・ろれつの回りづらさ・意識の異常などを伴う場合
「こめかみが痛いだけじゃなくて、片方の手もしびれる気がする……」
頭痛とともに、顔や手足のしびれ・動かしづらさ、言葉が出にくい、ろれつが回りづらいといった症状が現れた場合も注意が必要です。こうした症状は脳卒中でみられることがあると言われています。
特に突然症状が出た場合には、自分で原因を判断しないことが重要です。緊急性が疑われる場合は整骨院への来院ではなく、救急車の要請を含め、速やかに医療機関につながるようにしてください。
引用元:国立循環器病研究センター https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/stroke/
発熱・視覚異常・吐き気などを伴う場合
「頭痛だけじゃなくて、見え方もいつもと違うんです」
頭痛に発熱や吐き気、見え方の異常などが伴う場合も、症状の組み合わせを確認することが大切です。頭痛には片頭痛のように吐き気や視覚症状を伴うものがある一方、別の病気が隠れているケースもあると言われています。
いつもと明らかに違う症状が出ている、急に状態が変化したという場合には、我慢せず医療機関へ相談しましょう。
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/06-脳、脊髄、末梢神経の病気/頭痛/頭痛の概要
痛みが何度も繰り返す・長期間続く場合
「ものすごく痛いわけではないけど、最近何度も繰り返しています」
強烈な痛みでなくても、左のこめかみが何度も痛くなる、以前より頻度が増えているといった場合には、一度原因を確認しておくことが大切です。
頭痛の種類を考える際には、痛みが出た日時や続いた時間、痛み方、一緒に出た症状などを記録する「頭痛ダイアリー」が役立つと言われています。繰り返す方はメモしておくと、医療機関へ相談するときにも状態を伝えやすくなるでしょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu.html
何科を受診すればよい?
「左のこめかみが痛い場合、どこへ行けばいいの?」
繰り返す頭痛や原因がわからない頭痛については、脳神経内科や脳神経外科、頭痛外来などへの相談が選択肢になります。目の症状が強ければ眼科、鼻づまりや鼻水などを伴えば耳鼻咽喉科、顎や歯に症状があれば歯科など、症状によって相談先が変わる場合もあります。
ただし、突然の激しい頭痛や意識の異常、手足の麻痺などがある場合は、診療科を自分で探すよりも緊急の対応を優先してください。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu.html
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