噛むとこめかみが痛い・片方だけ痛むのはなぜ?
「食事をすると右のこめかみだけ痛い」「噛んだ瞬間、片方だけズーンと重くなる」。そんな症状があると、頭の問題なのか、顎の問題なのか気になりますよね。
噛むとこめかみが痛い場合、顎を動かす筋肉や顎関節への負担が関係しているケースがあると言われています。また、こめかみの痛みは頭痛だけでなく、歯ぎしりや食いしばりなどによって起こる可能性も紹介されています。
引用元:薮下整骨院 https://www.krm0730.net/blog/3125/
噛むときに働く「側頭筋」はこめかみ周辺にある
「噛んでいるのに、どうして頭の横が痛くなるの?」と不思議に感じるかもしれません。
実は、食べ物を噛むときには「側頭筋」と呼ばれる筋肉が働きます。側頭筋は顎を動かす咀嚼筋のひとつで、こめかみ周辺に位置しています。そのため、噛む動作で側頭筋が活動すると、筋肉の状態によってはこめかみ付近に痛みを感じることがあると言われています。
引用元:慶應義塾大学病院 https://kompas.hosp.keio.ac.jp/disease/000319/
噛む動作によって側頭筋や顎関節に負担がかかることがある
では、「噛むたびに痛む」という場合はどうでしょうか。
顎は食事のたびに何度も動かす部分です。慶應義塾大学病院では、顎関節症の症状として、咀嚼時に顎関節や咬筋・側頭筋などに痛みが生じる場合があると説明しています。
また、硬いものを噛んだことが顎関節症のきっかけになるケースもあると言われています。「最近、硬いものをよく食べたな」という方は、顎周辺にいつも以上の負担がかかっていなかったか振り返ってみるとよいでしょう。
引用元:日本口腔外科学会 https://www.jsoms.or.jp/public/disease/setumei_kansetu/
右・左の片方だけ痛む場合は噛み方の左右差も関係する
「右側だけ痛いから、何か特別な原因があるのかな?」と心配になる方もいるでしょう。ただ、普段の噛み方に左右差がないか確認することも大切です。
たとえば、食事の際にいつも同じ側ばかりで噛む癖があると、片側の筋肉や関節への負担が増えると言われています。
まずは食事中、「自分は右と左、どちらで噛むことが多いかな?」と意識してみてください。無意識の習慣が見つかることもあります。
引用元:慶應義塾大学病院 https://kompas.hosp.keio.ac.jp/disease/000319/
片側噛みや食いしばりが片方への負担につながる場合がある
片側噛みだけでなく、見逃したくないのが「食いしばり」や「歯ぎしり」です。
「気づくと上下の歯をギュッと合わせている」ということはありませんか? 日本口腔外科学会では、歯ぎしりや強い食いしばり、左右どちらか一方ばかりで噛む癖などが、顎関節症に関係する要因として挙げられています。
ただし、噛むとこめかみが痛いからといって、必ず顎関節症とは限りません。こめかみの痛みには複数の原因が考えられるため、痛みが続く、口を開けづらい、顎の痛みが強くなっているといった場合は、自己判断だけで済ませず専門の医療機関へ相談することも大切でしょう。
引用元:日本口腔外科学会 https://www.jsoms.or.jp/public/soudan/gaku/itai/
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噛むと片方のこめかみが痛いときに考えられる原因
「右のこめかみだけ痛い」「食事をすると片側だけズキッとする」となると、何が原因なのか不安になりますよね。噛むとこめかみが痛い場合、側頭筋など噛むときに使う筋肉だけでなく、食いしばりや歯ぎしり、顎関節、歯などが関係している場合もあると言われています。
ここでは、片方のこめかみに痛みを感じるときに考えられる代表的な原因を順番に見ていきましょう。
側頭筋など噛むときに使う筋肉の疲労・緊張
「噛んでいるだけなのに、どうしてこめかみが痛くなるの?」と思う方もいるでしょう。
食べ物を噛むときには、側頭筋や咬筋といった「咀嚼筋」が働きます。特に側頭筋はこめかみ付近にあるため、この筋肉に負担がかかると、顎ではなくこめかみ周辺に痛みを感じる場合があると言われています。
硬い食べ物を続けて食べた日や、長時間ガムを噛んだあとなどに違和感が出る場合は、顎周辺を使いすぎていなかったか振り返ってみることも大切です。
引用元:日本口腔外科学会 https://www.jsoms.or.jp/public/disease/setumei_kansetu/
食いしばりや歯ぎしりによる負担
「硬いものを食べていないのに痛む」という場合は、食いしばりや歯ぎしりにも目を向けてみましょう。
たとえば、パソコン作業やスマホに集中しているとき、「気づいたら奥歯をグッと噛んでいた」ということはありませんか? また、睡眠中の歯ぎしりは自分では気づきにくいですよね。
歯ぎしりや食いしばりなどは、顎関節症に関係する要因の一つとして挙げられています。朝起きたときに顎やこめかみが重い、疲れた感じがするといった方は、普段の癖も確認してみるとよいでしょう。
引用元:慶應義塾大学病院 https://kompas.hosp.keio.ac.jp/disease/000319/
顎の痛みや開けづらさを伴う顎関節症
「こめかみだけでなく顎も痛い」「口を大きく開けづらい」という場合はどうでしょうか。
顎関節症では、顎を動かしたときの痛みや口の開けづらさなどがみられると言われています。噛むときに痛む場合もあるため、こめかみだけを見るのではなく、顎の動きも一緒に確認することがポイントです。
「あくびをすると痛い」「以前より口が開かない」と感じる場合には、無理に顎を動かさず、歯科や口腔外科などへ相談することも検討しましょう。
引用元:日本顎関節学会 https://kokuhoken.net/jstmj/general/about_tmd.html
歯や歯ぐきのトラブルから痛みを感じる場合もある
「右側で噛んだときだけ痛い」という場合、こめかみや顎だけが原因とは限りません。歯や歯ぐきなど、口の中に問題がないか確認することも大切です。
特定の歯で噛んだときに痛む、冷たいものがしみる、歯ぐきが腫れているなど、口の中にも変化がある場合は注意したいところ。
「こめかみが痛いから筋肉の問題だろう」と自己判断せず、歯そのものに違和感がある場合には、歯科で状態を確認してもらうことが選択肢になります。
引用元:日本歯科医師会 https://www.jda.or.jp/
三叉神経痛や片頭痛など顎以外が関係する可能性もある
片方のこめかみが痛む場合には、顎や歯とは別の原因が関係している可能性も考えておきたいところです。
たとえば三叉神経痛では、食事や会話、歯磨きなどをきっかけとして、片側の顔に発作的な強い痛みが現れる場合があると言われています。
「噛んだ瞬間に電気が走ったように痛む」「短い時間の強い痛みを何度も繰り返す」といった場合は、筋肉の疲労だけとは限りません。いつから、どこが、どのように痛むのかを確認し、症状が続く場合は医療機関へ相談することが大切でしょう。
引用元:国立循環器病研究センター https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/trigeminal-neuralgia_facial-spasm/
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痛み方や一緒に出る症状から考えられる原因を確認しよう
「噛むと右のこめかみだけ痛い」「朝になると顎まで重く感じる」など、同じ“片方のこめかみの痛み”でも、症状の出方は人によって違います。
大切なのは、こめかみだけを見るのではなく、「いつ痛むのか」「顎や歯にも違和感があるのか」「頭痛や吐き気はないか」といった点も一緒に確認することです。噛むとこめかみが痛い場合、側頭筋や顎関節、歯、頭痛など複数の原因が関係する可能性があると言われています。
噛んだときだけこめかみが痛い場合
「普段はなんともないのに、ご飯を食べると片方のこめかみが痛む」という方もいるでしょう。
食べ物を噛むときには、顎関節だけでなく、こめかみ周辺にある側頭筋などの咀嚼筋も働きます。顎関節症では、噛む動作によって顎関節や周辺の筋肉に痛みが生じる場合があると言われています。
「硬いものを噛んだときほど痛い」「右側で噛むと気になる」など、痛みが出るタイミングを確認しておくと原因を考える手がかりになります。
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/
口を開けると痛い・顎がカクカク鳴る場合
「噛むだけでなく、あくびをすると痛い」「口を開けると顎がカクッと鳴る」という場合は、顎関節の状態にも目を向けてみましょう。
顎関節症では、顎を動かしたときの痛み、口の開けづらさ、関節音などがみられると言われています。ただし、顎から音がするだけで、必ず顎関節症というわけではありません。
音だけなのか、それとも「痛い」「口が開けづらい」といった症状も一緒に出ているのか。この違いを確認することが大切です。
引用元:日本歯科医師会 https://www.jda.or.jp/
朝起きるとこめかみや顎が痛い場合
「寝る前は平気なのに、朝起きるとこめかみが痛い」。そんな場合は、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりが関係している可能性も考えられます。
睡眠中の歯ぎしりは、自分ではなかなか気づけませんよね。寝ている間に歯を強く噛み合わせることで、顎を動かす筋肉などへ負担が加わることがあると言われています。
朝の痛みを繰り返す場合は、「家族から歯ぎしりを指摘されていないか」「顎が疲れていないか」なども確認してみるとよいでしょう。
引用元:日本補綴歯科学会 https://www.hotetsu.com/
特定の歯で噛んだときに痛みが出る場合
「右のこめかみが痛いと思っていたけれど、右の奥歯で噛んだときに特に痛む」というケースもあります。
噛んだときの痛みが特定の歯に集中する場合には、顎や筋肉だけでなく、歯そのものが関係していないか確認することも重要です。
「冷たいものがしみる」「歯ぐきが腫れている」「何もしなくても歯が痛む」など、ほかの症状がないかもチェックしてみてください。歯に違和感がある場合は、自己判断せず歯科へ相談することが大切でしょう。
引用元:日本歯内療法学会 https://jea-endo.or.jp/
ズキズキする頭痛や吐き気を伴う場合
「噛んだときだけではなく、何もしていなくても片方のこめかみがズキズキする」という場合は、顎とは別に頭痛が関係している可能性もあります。
片頭痛では、片側に脈を打つような頭痛が現れ、吐き気などを伴う場合があると言われています。そのため、「片方のこめかみが痛い=噛み合わせや顎の問題」と決めつけるのは避けたいところです。
いつもと違う突然の激しい頭痛や、手足のしびれ、力が入りづらいなどの症状がある場合には、早めに医療機関へ相談しましょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/
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噛むとこめかみが痛いときの対処法と避けたい行動
「食事のたびに片方のこめかみが痛むと、どうしたらいい?」と困ってしまいますよね。まず意識したいのは、痛みがある状態で顎やこめかみにさらに負担をかけないことです。
硬い食べ物を控える、食いしばりに気づいたら力を抜くなど、普段の生活を少し見直すことが対策につながる場合があると言われています。ただし、痛みの原因によって適した対応は異なるため、無理なセルフケアを続けないことも大切です。
硬い食べ物や長時間のガムを一時的に控える
「顎を休ませるには、何をすればいいの?」という方は、まず食事を振り返ってみましょう。
硬いものを何度も噛んだり、ガムを長時間噛み続けたりすると、顎関節や咀嚼筋を繰り返し使うことになります。顎関節症の症状がある場合には、硬い食べ物を避けるなど、顎への負担を減らすことがセルフケアの一つになると言われています。
痛みが気になる時期は、無理に硬いものを噛まず、顎を休ませる意識を持ってみるとよいでしょう。
引用元:MSDマニュアル家庭版 https://www.msdmanuals.com/
日中に食いしばっていないか確認する
「歯ぎしりはしていないから大丈夫」と思っていても、日中に無意識で食いしばっていることがあります。
本来、リラックスしているときは上下の歯が常に接触しているわけではありません。ところが、仕事やスマホ操作などに集中すると、知らないうちに歯を合わせ続けてしまう方もいます。
「今、歯がくっついていないかな?」と、ときどき確認してみてください。食いしばりに気づいて力を抜くことが、顎周辺への負担を減らすきっかけになると言われています。
引用元:日本顎関節学会 https://kokuhoken.net/
痛みがあるときは顎を無理に大きく動かさない
「動かしたほうがほぐれそう」と、痛みがあるのに大きく口を開けたり、顎を左右に動かしたりしていませんか?
顎関節症では、症状に応じて顎関節や筋肉への負担を減らすことが大切だと言われています。そのため、痛みを我慢しながら無理に動かすことは避けたいところです。
特に大きなあくびや、一口では入りづらい大きな食べ物などには注意しましょう。「痛いけれど動かしておこう」と自己流で無理をせず、症状が続く場合は専門家へ相談することも大切です。
引用元:日本口腔外科学会 https://www.jsoms.or.jp/
痛いこめかみを強く揉み続けない
「こめかみが痛いから、強く揉めば楽になるのでは?」と考える方もいるでしょう。ただ、痛い場所を力任せに刺激することが、すべてのケースに適しているとは限りません。
こめかみの痛みには、咀嚼筋への負担だけでなく、片頭痛などが関係する場合もあると言われています。原因がわからない状態で強い刺激を繰り返すのではなく、まずは痛み方や一緒に現れている症状を確認してみてください。
特にズキズキする頭痛や吐き気などがある場合は、単純な筋肉疲労と決めつけないことが重要でしょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/
睡眠・ストレス・スマホ姿勢など日常生活も見直す
「顎の問題なのに、生活習慣も関係するの?」と思いますよね。
顎関節症には一つだけではなく、複数の要因が関係すると考えられています。歯ぎしりや食いしばりだけでなく、日常的な習慣や心理的なストレスなどが影響する可能性もあると言われています。
だからこそ、顎だけに注目するのではなく、睡眠時間を確保する、長時間同じ姿勢を続けない、食いしばっていることに気づいたら力を抜くなど、日々の過ごし方も振り返ってみましょう。
引用元:慶應義塾大学病院 https://kompas.hosp.keio.ac.jp/
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片方のこめかみの痛みが続くときは何科?来院の目安
「噛むとこめかみが痛いけれど、歯科でいいの?」「頭痛なら別の科?」と迷う方もいるでしょう。相談先を考えるときは、こめかみの痛みだけではなく、顎・歯・頭痛など、一緒に出ている症状を見ることが大切です。
痛みが長引く、徐々に強くなるなどの場合は、セルフケアだけで様子を見続けないことも重要と言われています。ここでは症状ごとに相談先の目安を確認していきます。
顎の痛み・開けづらさ・関節音がある場合は歯科や口腔外科へ
「噛むと痛いし、最近は口も開けづらい」という場合は、顎関節の状態を確認する必要があるかもしれません。
顎関節症では、顎を動かしたときの痛み、口の開けづらさ、関節から音がするなどの症状がみられると言われています。こめかみの痛みと一緒にこうした変化がある場合は、歯科や歯科口腔外科への相談が選択肢になります。
「そのうち改善するだろう」と無理に顎を使い続けず、症状が続いている場合には一度相談してみるとよいでしょう。
引用元:日本顎関節学会 https://kokuhoken.net/
歯の痛みや歯ぐきの腫れがある場合は歯科へ
「右側で噛むとこめかみが痛いけれど、右の奥歯も気になる」。このような場合には、歯や歯ぐきの状態にも目を向けてみてください。
歯の痛みは、むし歯だけでなく歯の内部や歯を支える組織など、さまざまな問題によって現れる場合があると言われています。
特定の歯を噛んだときに痛む、冷たいものがしみる、歯ぐきが腫れているなどの変化があれば、こめかみだけをケアするのではなく、歯科で確認してもらうことが大切です。
引用元:日本歯内療法学会 https://jea-endo.or.jp/
頭痛が中心の場合は脳神経内科・脳神経外科などを検討する
「顎よりも頭の痛みのほうが気になる」という方もいるでしょう。
片側のこめかみがズキズキする、吐き気がある、光や音がつらく感じるといった症状は、片頭痛などでみられる場合があると言われています。
噛むことがきっかけに見えても、実際には頭痛が中心となっているケースも考えられます。「いつもの顎の疲れとは違うな」と感じたら、脳神経内科や脳神経外科、頭痛を専門とする医療機関などへの相談も検討しましょう。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/
電気が走るような強い顔面痛を繰り返す場合は医療機関へ
「噛んだ瞬間、顔にビリッと電気が走ったように痛む」という場合は、単純な筋肉の疲れとは違う可能性があります。
三叉神経痛では、片側の顔に短時間の強い痛みが現れ、食事や会話、歯磨きなどをきっかけに痛みが誘発される場合があると言われています。
数秒程度でも強い痛みを何度も繰り返すなど、特徴的な症状がある場合は「こめかみを揉んでおけば大丈夫」と判断せず、医療機関へ相談することが重要でしょう。
引用元:国立循環器病研究センター https://www.ncvc.go.jp/
突然の激しい頭痛やしびれ・麻痺などを伴う場合は早めの対応が必要
「今まで経験したことがないほど突然強く痛くなった」という場合は注意が必要です。
突然発症する激しい頭痛には、くも膜下出血など緊急性の高い病気が含まれる場合があると言われています。また、頭痛とともに手足のしびれや麻痺、ろれつが回りづらい、意識がおかしいといった症状が現れる場合もあります。
このような症状があるときは、「噛みすぎただけだろう」と様子を見続けるのは避けましょう。いつもとは明らかに違う突然の激しい頭痛や神経症状がある場合には、速やかに救急医療につなげることが大切です。
引用元:日本脳卒中学会 https://www.jsts.gr.jp/
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