腰椎椎間関節炎症の症例概要
来訪者
今回ご紹介するのは、神奈川県旭区にお住まいの44歳男性で、約3か月前にゴルフをしたことをきっかけとして腰部に痛みを感じるようになり、みやがわ整骨院へご来院されました。もともと仕事をしながらゴルフを続けていましたが、腰を動かすたびに痛みを感じるようになったことで、仕事中の動作だけでなく趣味を続けられるのかという不安も抱えていたとのことです。
痛みが出てからすぐに落ち着く状態ではなく、約3か月にわたって動作時の違和感や痛みが続いていたため、身体の状態を一度確認したいと考えて来院されています。特に「仕事で痛みを気にせず動けるようになりたい」「これからもゴルフを続けたい」という希望があり、症状だけでなく日常生活や趣味への影響まで含めて身体の状態を確認することになりました。
症状
主な症状は腰部の痛みで、身体を前に倒す前屈や後ろへ反らす後屈、左右へひねる体幹回旋といった動作を行った際に痛みが出やすい状態でした。腰椎椎間関節は腰の骨である腰椎の後方にある関節であり、身体を反らしたりひねったりする動作にも関係するため、その周辺に負担が重なると日常的な動作でも腰に違和感を覚える場合があります。
今回の場合はゴルフをした後から症状が始まっており、スイングで必要となる体幹の回旋動作だけでなく、前後屈でも腰部の痛みを感じているという状態でした。そのため、腰だけを確認するのではなく、ゴルフのスイングにも関係する股関節や骨盤、脊柱の動きまで含め、どこに負担が集中しやすくなっているのかを確認していく必要があると考えました。
来院時の状態
来院時には、体幹をひねる動作に加えて前屈や後屈でも腰部に痛みがあり、仕事中を含めた日常生活の動作にも支障を感じていました。特定の姿勢だけで痛むというよりも、身体を動かす場面で腰への負担を感じやすくなっていたため、無意識に腰をかばいながら動く場面も増えていたと考えられます。
実際に身体を確認すると、骨盤の歪みだけでなく、股関節と脊柱の柔軟性低下やインナーマッスルの筋力低下など、腰以外にも複数の特徴がみられました。こうしたことから、腰部だけにアプローチするのではなく、骨盤・股関節・脊柱の動きと身体を支える筋力を総合的に確認しながら進める方針としています。
改善目標
患者様が特に希望されていたのは、「仕事で感じている腰の痛みをなくしたい」ということと、「今後もゴルフを続けていきたい」という2つの目標でした。痛みが一時的に楽になったとしても、仕事やゴルフをするたびに腰への不安が残る状態では、患者様が望んでいる生活に十分戻れたとは考えにくいため、日常動作まで見据えた改善を目指しました。
そこで、まずは前後屈や回旋時の腰部への負担を軽減しながら、股関節や脊柱の柔軟性を高め、体幹を支える筋力を補っていくことを目標としています。そのうえで、仕事中の動作を不安なく行える状態を目指すとともに、身体の状態を確認しながら無理のない強度でゴルフを再開できることを長期的な目標としました。
初回の状態と確認したこと
来院時の症状
初回来院時には、腰部の痛みだけを見るのではなく、どのような動きで症状が出るのかを詳しく確認したところ、体幹の回旋・前屈・後屈で痛みが生じていました。特にゴルフでは腰だけで身体をひねるのではなく、股関節や骨盤、胸郭などが連動する必要がありますが、股関節と脊柱の柔軟性が低下していたため、腰部へ負担が集中しやすい状態になっている可能性が考えられました。
加えて、骨盤の歪みやインナーマッスルの低下も確認され、身体を安定させながら動かす力が十分に発揮されにくい状態でした。こうした複数の要素が重なることで、仕事中の姿勢や身体をひねる動作でも腰に負担を感じやすくなっていると考え、局所だけに限定せず全身のバランスを確認しています。
状態のチェック内容
初回は病態検査と整体検査を行ったうえで、姿勢の歪み、関節の可動域、筋力などを確認し、腰部にどのような負担がかかっているのかを多角的にチェックしました。可動域テストでは前屈・後屈・回旋といった腰部に関係する動作だけでなく、股関節や脊柱が十分に動いているかについても確認しています。
筋力テストでは、姿勢を維持したり身体の動きを安定させたりするために重要となるインナーマッスルの状態を確認しました。インナーマッスルとは身体の深い位置にある筋肉の総称で、体幹を安定させる働きがあるため、この機能が低下すると身体を動かした際に腰部など一部の場所へ負担が偏りやすくなることがあります。
同時に姿勢や左右のバランスについても確認し、静止した状態だけでなく実際に身体を動かしたときの変化も見ながら評価しました。その結果を患者様にも共有し、ご自身の身体が現在どのような状態になっているのかを理解していただいたうえで、施術方針を組み立てています。
検査の所見
検査では、筋肉の柔軟性低下、関節可動域の低下、筋力低下、姿勢不良、バランス力の低下が確認されました。腰部の痛みが主訴ではありましたが、腰だけに問題が集中しているというより、骨盤や股関節、脊柱の動きと身体を支える筋力のバランスが崩れた結果として、腰部に負担が集まりやすい状態になっていると考えられます。
なかでも股関節と脊柱の柔軟性が低下すると、本来は複数の関節に分散されるはずの動きを腰部が補いやすくなり、ゴルフのような大きな回旋動作では負担が増える可能性があります。一方でインナーマッスルの低下もみられたため、柔軟性を高めるだけではなく、動きやすくなった身体を安定させるための筋力を補っていくことも必要と判断しました。
腰椎椎間関節炎症へのアプローチ方法
提案した改善方法
今回の状態に対しては、筋肉へのアプローチと骨格へのアプローチを基本としながら、神経へのアプローチ、ストレッチ指導、生活指導を組み合わせて進めました。腰部だけを施術するのではなく、骨盤や股関節、脊柱など腰の動きに関係する部位を確認しながら、身体全体で動きを分担できる状態を目指しています。
加えて、低下していた体幹機能に対してはEMSを活用し、インナーマッスルの強化にも取り組みました。EMSは電気刺激によって筋肉の収縮を促す機器であり、施術によって動きやすさを整えることと並行して身体を支える力を高めることで、仕事やゴルフなどの動作に対応しやすい身体づくりを進めています。
アプローチの回数と頻度
施術は1回約30分を目安として、身体の状態を確認しながら週1〜2回の頻度で進めました。3か月ほど続いていた腰部の痛みがあり、仕事でも日常的に身体を使うことから、施術後の変化だけではなく次回来院時までの状態も確認しながら頻度を調整しています。
施術を受けた直後だけの変化で判断するのではなく、仕事をした後に腰がどう感じるのか、前屈や後屈、回旋の動きがどの程度行いやすくなっているのかを継続的に確認しました。その結果を次の施術内容へ反映させながら、身体への負担が大きくなりすぎない範囲で段階的にアプローチを進める形としています。
期待される改善内容
まず目指したのは、体幹の前屈・後屈・回旋を行った際に感じていた腰部の痛みや張り感を軽減し、仕事中の日常動作を行いやすくすることでした。そのためには腰部だけではなく、股関節や脊柱の可動域を確保しながら骨盤周囲のバランスを整え、腰だけに動きが集中しない状態をつくることが重要になります。
同時にインナーマッスルを強化することで、身体を動かした際にも体幹を安定させやすくし、将来的なゴルフ再開につなげることも目標としました。症状の変化を確認しながら運動強度を調整し、いきなり元の運動量へ戻すのではなく、無理のない範囲から段階的に活動量を増やしていく方針です。
施術内容と経過
施術の詳細
施術では、腰部周辺の筋肉だけに集中するのではなく、初回検査で確認された骨盤の歪み、股関節と脊柱の柔軟性低下、筋力低下などを踏まえて、筋・骨格の両面からアプローチしました。身体をひねる際に腰だけへ負担が集まらないよう、股関節や脊柱の動きを引き出しながら、骨盤を含めた全体のバランスを確認しています。
あわせて、神経へのアプローチも取り入れながら、動作時に過度な緊張が生じている部分や身体の使い方について確認しました。特にゴルフでは下半身から骨盤、体幹へと動きが連動するため、腰部だけの柔軟性を高めるのではなく、複数の部位が協調して動ける状態を目指しています。
体幹の筋力低下に対してはEMSによるインナーマッスルへの刺激を取り入れ、身体を内側から支える機能の強化を図りました。さらに、ご自宅でも身体の状態を維持できるようストレッチ方法をお伝えし、仕事中の姿勢や日常生活で気をつけたい身体の使い方についても生活指導を行っています。
患者様の反応
初回の施術後には腰部の可動域に変化がみられ、来院時に感じていた張り感についても軽減がみられました。施術前には前屈・後屈・回旋で腰部に痛みを感じていましたが、施術後に同じ動作を確認したところ、身体を動かせる範囲が広がり、動作に対する不安にも変化がみられています。
ただし、初回施術後に動きやすさが出たからといって、それだけで身体の状態が安定したとは判断せず、仕事や日常生活を送った後に症状がどのように変化するかも確認することにしました。約3か月続いていた症状であることに加えて、股関節や脊柱の柔軟性、体幹筋力など複数の課題が確認されていたため、継続して身体の反応を見る必要があると考えています。
その後も週1〜2回を目安に施術を継続したところ、仕事中に感じていた腰部の痛みも徐々に軽減するようになりました。身体を動かすことへの不安が少なくなるにつれて日常動作にも変化がみられ、患者様自身も身体の変化を実感されるようになっています。
経過の確認
施術を継続するなかでは、毎回同じ内容を繰り返すのではなく、その日の腰部の状態や仕事後の痛み、前屈・後屈・回旋時の動きなどを確認しながら施術内容を調整しました。初回にみられた腰部の張り感や可動域制限は徐々に軽減し、それに伴って仕事中に感じていた痛みにも変化が表れています。
具体的には、骨盤や股関節、脊柱の動きを確認しながら筋肉の柔軟性を高めるアプローチを継続するとともに、EMSによる体幹強化を組み合わせ、動きやすさと身体を支える力の両方を整えていきました。セルフケアとしてストレッチや姿勢への意識も続けていただいたことで、施術時間以外にもご自身で身体を管理する習慣につながっています。
その結果、仕事で感じていた腰部の痛みは減少し、日常生活でも腰を気にせず動ける場面が増えていきました。一方で、ゴルフは腰部への回旋負荷が大きくなりやすいため、症状が軽減した段階ですぐに以前と同じ強度へ戻すのではなく、身体の状態を確認しながら無理のない範囲で再開する方針としています。
施術経過とともに腰部の症状は落ち着き、最終的には痛みを感じない状態へ変化していきました。仕事での動作も行いやすくなったことから、患者様が目標としていたゴルフについても無理のない強度から再開できる段階となっています。
結果と改善状況
最終的な状態
施術を継続して身体の変化を確認していったところ、当初みられていた体幹の前屈・後屈・回旋時の腰部痛は徐々に軽減し、最終的には症状を感じることなく日常生活を送れる状態になりました。来院当初は、約3か月前にゴルフをした後から腰部の痛みが続いており、仕事中の動作にも支障が出ていましたが、身体を動かす際の不安も少なくなっています。
特に、初回に確認された骨盤の歪みや股関節・脊柱の柔軟性低下に対して筋・骨格へのアプローチを行いながら、EMSによる体幹強化を並行して進めたことで、腰だけに頼らず身体全体を使って動くための準備を重ねてきました。その結果、仕事中に腰部の痛みを意識する場面も減り、日常的な動作を以前より行いやすくなったとのことです。
一方で、症状が軽減したからといって、急に以前と同じ運動量へ戻すことは身体への負担につながる可能性があります。そこで、ゴルフについては身体の反応を確認しながら無理のない強度から再開していただき、現在は腰の状態を確認しつつ趣味を楽しめる段階になっています。
患者様の感想
患者様からは、施術を継続するなかで仕事中の腰部の痛みが減ってきたことに加え、再びゴルフへ取り組める状態になってきたことについて、「ゴルフが続けられる兆しが見え嬉しいです」とのお話がありました。来院時には、仕事への影響だけでなく「今後もゴルフを続けられるのか」という不安も抱えていたため、趣味を再開できたことは大きな変化の一つと考えられます。
実際に、腰椎椎間関節炎症による動作時の痛みが続くと、痛みそのものだけでなく、「動いたらまた痛くなるのではないか」という不安から身体を動かす機会が少なくなる場合もございます。今回のケースでは、身体の状態を確認しながら段階的に活動量を戻したことで、仕事とゴルフの両方に前向きに取り組めるようになっています。
ただし、今回の経過や感じ方は患者様個人のものであり、同じような腰部症状がある方でも身体の状態や生活環境によって経過は異なるものです。今後も無理を重ねるのではなく、その日の腰の状態を確認しながら仕事やゴルフを続けていただくことが大切になるでしょう。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません
生活の質の向上
今回の患者様にとって重要だったのは、腰部の症状だけを軽減することではなく、仕事を続けながら好きなゴルフにも取り組める生活へ戻していくことでした。初回来院時には前屈・後屈・回旋という日常的に行う動作でも腰に痛みがあり、仕事にも支障を感じていたため、身体的な負担だけでなく精神的にも不安を感じやすい状態だったと考えられます。
施術を続けるにつれて仕事中の痛みが軽減し、身体を動かすことへの不安も少なくなったことで、日常生活において腰を気にする場面は徐々に減っていきました。加えて、ゴルフについても無理のない強度から再開できるようになり、痛みを理由に趣味そのものを諦めるのではなく、身体と相談しながら続けられる状態につながっています。
こうした変化を維持するためには、症状がない時期にも身体の状態へ目を向けることが重要です。仕事の忙しさやゴルフの頻度によって身体への負担は変化するため、姿勢や柔軟性、体幹筋力などを継続的に確認することが、今後の身体づくりにもつながると考えています。
総括とアドバイス
改善方法の総括
今回の腰椎椎間関節炎症のケースでは、腰部だけに原因を限定するのではなく、骨盤の歪み、股関節と脊柱の柔軟性低下、インナーマッスルの筋力低下、姿勢や身体のバランスなどを確認したうえでアプローチを進めました。特にゴルフのような回旋動作では、腰だけではなく股関節や脊柱が連動して動く必要があるため、一部分だけではなく身体全体の動きを確認することが重要になります。
具体的には、筋肉や骨格へのアプローチによって身体の動きやすさを整えながら、神経へのアプローチやストレッチを組み合わせ、EMSを用いて体幹を支えるインナーマッスルの強化も進めています。施術は1回約30分、週1〜2回を基本とし、その日の状態や仕事後の腰部の反応を確認しながら内容を調整しました。
その結果、仕事中に感じていた痛みが徐々に軽減するとともに、無理のない範囲からゴルフを再開できる状態へ変化しています。身体の柔軟性と筋力の両面へ目を向けたことが、患者様が希望されていた生活へ近づくための一つの要素になったと考えています。
再発防止のためのセルフケアアドバイス
腰の状態を維持していくためには、施術を受けることだけではなく、普段の生活のなかで身体に負担をため込みにくい習慣をつくることも大切です。今回の患者様には、姿勢の改善を意識していただきながら、股関節や腰部周辺の柔軟性を維持するためのストレッチと、身体を支えるための筋力強化を継続していただくようお伝えしています。
特に仕事で同じ姿勢が続いたり、疲労がたまった状態でゴルフを行ったりすると、知らないうちに身体の動きが小さくなり、腰部へ負担が集中することも考えられます。そのため、忙しい日ほど短時間でも身体を動かす時間を設け、股関節や背中を無理のない範囲で動かす習慣を取り入れることが一つの方法になります。
あわせて、睡眠や食事、日々の活動量などの生活習慣にも目を向けながら、身体の疲労を翌日に残しにくい生活を意識することも大切でしょう。来院頻度についても固定するのではなく、仕事の忙しさやゴルフの頻度、その時々の身体の状態を考慮しながら調整していく方針です。
横浜市旭区で腰椎椎間関節炎症にお悩みの方へ
引き続きのケア提案
腰椎椎間関節周辺に負担がかかっている場合、腰を反らしたりひねったりしたときに痛みを感じることがありますが、腰だけをケアすればよいとは限りません。股関節や脊柱の柔軟性が低下していたり、骨盤周辺のバランスが崩れていたりすると、本来は身体全体に分散される動きが腰部へ集中し、仕事やスポーツで負担を感じやすくなる場合があります。
みやがわ整骨院では、現在感じている腰部の症状だけでなく、姿勢や関節の可動域、筋力、身体の使い方などを確認しながら、一人ひとりの状態に合わせた身体づくりを考えていきます。特に今回の症例のように「仕事を痛みなく続けたい」「ゴルフをこれからも楽しみたい」という目標がある場合には、症状の軽減だけを目的とせず、その先にある生活や趣味まで見据えることが重要です。
一方で、強い痛みが続いている場合や、足のしびれ・筋力低下など普段とは異なる症状がある場合には、状態に応じて医療機関での確認が必要になることもあります。身体の状態を把握したうえで、無理なくできることから始めていくことが大切です。
再発予防の方法
症状が落ち着いた後も、仕事の忙しさや運動量によって身体の状態は変化するため、「痛くなくなったから何もしなくてよい」と考えるのではなく、ご自身で身体を管理する習慣を続けることが再発予防を考えるうえで重要になります。特に今回確認された股関節や脊柱の柔軟性、インナーマッスルの筋力については、日常的なストレッチや運動を続けながら状態を維持していくことが望まれます。
ゴルフを行う際には、いきなり強いスイングを繰り返すのではなく、ウォーミングアップで股関節や背中を動かしてから徐々に身体を慣らし、その日の疲労や腰部の違和感に応じて運動量を調整してください。仕事についても、長時間同じ姿勢が続く場合には途中で姿勢を変えたり、身体を軽く動かしたりすることで、一部分に負担が集中し続けることを避けやすくなります。







