首が痛い・右側に頭痛があるのはなぜ?まず考えられる原因
「首の右側が痛いと思っていたら、頭までズキズキしてきた……」このような症状があると、首と頭痛が関係しているのか気になりますよね。
首が痛い・右側に頭痛がある場合、痛みを感じる右側だけに原因があるとは限りません。首や肩の筋肉への負担、普段の姿勢、寝ているときの首の状態など、いくつかの要因が関係している場合があると言われています。
首・肩の筋肉が緊張している
まず考えられるのが、首から肩にかけての筋肉への負担です。デスクワークやスマートフォンを長時間続けていると、いつの間にか頭が前へ出て、首や肩に力が入りやすくなります。
「夕方になると右側の首が重い」「肩がこってくると頭までつらい」という方もいるでしょう。参考記事では、肩こりによって肩甲骨周辺の筋肉が硬くなり、首の片側に痛みを感じる場合があると言われています。
引用元:薮下整骨院 https://www.krm0730.net/blog/2450/
姿勢や体の使い方が右側に偏っている
普段何気なく行っている動作にも目を向けてみましょう。
たとえば、パソコン画面が少し右にある、スマホを見るときに首を傾ける、いつも同じ肩にバッグを掛けるなどです。このような習慣が続くことで、首や肩にかかる負担にも左右差が生まれる可能性があります。
長時間同じ姿勢を続けることは首や肩のこりに関係すると言われています。「右側が痛いから右側だけ揉めばいい」と考えず、座り方や作業環境も確認してみることが大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
寝違えによって右側の首が痛んでいる
「昨日までは何ともなかったのに、朝起きたら右側だけ痛い」という場合には、寝違えも考えられます。
寝違えでは、睡眠中に首へ負担がかかることで、起床時に首を動かした際の痛みや動かしづらさを感じることがあると言われています。
「痛いけれど、伸ばしたほうがいいのかな?」と思うかもしれません。無理に首を回したり、強く揉んだりせず、痛みが増える動きを避けることも大切です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/neck_pain.html
首の痛みが頭痛につながることもある
では、「首が痛い」と「頭痛」は関係しているのでしょうか。
頭痛のなかには、首や肩のこりを伴うものがあります。たとえば緊張型頭痛では、頭を締め付けられるような痛みとともに、首や肩のこりを感じることがあると言われています。
ただし、すべての頭痛を首こりや肩こりのせいにするのは避けたいところです。突然強い頭痛が出た、今までにない激しい痛みがある、手足のしびれや力の入りにくさなどを伴う場合は、自己判断で首を揉まず、医療機関へ相談しましょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html
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右側の首の痛みと頭痛から考えられる頭痛の種類
「右側の首が痛いし、頭痛もある。これって肩こり?それとも片頭痛?」と気になる方もいるでしょう。
頭痛にはいくつかの種類があり、痛む場所だけで原因を判断するのは難しいと言われています。ズキズキするのか、締め付けられる感じなのか、首を動かすと変化するのか。こうした症状の違いにも目を向けてみましょう。
緊張型頭痛
首や肩がこっていて、頭まで重く感じる場合には、緊張型頭痛の特徴に当てはまることがあります。
緊張型頭痛では、頭全体や後頭部を中心に締め付けられるような痛みがあり、首や肩の筋肉の緊張を伴うことが多いと言われています。「仕事をしていると夕方になるにつれて首も頭もつらい」という方は、長時間同じ姿勢になっていないか振り返ってみてください。
ただし、右側が痛むからといって緊張型頭痛と決めつけることはできません。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/tension_headache/
片頭痛
「右側の頭がズキズキする」という場合に考えられるものの一つが片頭痛です。
片頭痛という名前から「必ず片側だけが痛む」と思われがちですが、両側に痛みが出る場合もあります。また、頭痛だけではなく、吐き気や光・音への過敏などを伴うことがあると言われています。
「首も痛いから肩こりだろう」と自己判断せず、頭痛がどのように出ているのかを確認することが大切です。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/symptom/headache/
頚性頭痛(頸原性頭痛)
「首を動かしたときに頭まで痛む」「右側の首から後頭部に痛みが広がる」といった場合は、首と頭痛の関係にも目を向ける必要があります。
頭痛のなかには、首の構造や状態に関連して生じる頸原性頭痛もあると言われています。とはいえ、首が痛いという理由だけで頸原性頭痛と判断することはできません。
片頭痛など別の頭痛と似ているケースもあるため、痛みを繰り返す場合は医療機関で相談しましょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf
後頭神経痛
「右の首から後頭部にかけてズキッとする」「一瞬、電気が走ったように痛む」という場合には、後頭神経痛の特徴に当てはまることがあります。
後頭神経痛では、数秒から数分程度の刺すような鋭い痛みが現れることがあり、首周辺の筋肉の緊張や姿勢不良などが関係する場合もあると言われています。
単なる首こりと思って強く揉むのではなく、痛みが繰り返す場合には状態を確認することが大切です。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/occipital_neuralgia/
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首が痛い・右側に頭痛があるときに考えられる病気
首が痛い・右側に頭痛があると、「肩こりだろう」と考えてしまう方も多いかもしれません。
実際には筋肉への負担だけでなく、頚椎や神経の問題などが関係しているケースもあると言われています。また、頭痛の出方によっては早めの対応が必要な場合もあるため、「いつもの痛みと違う」と感じたときは注意が必要です。
頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア
首の痛みに加えて、肩から腕にかけての痛みや手指のしびれがある場合は、頚椎周辺の問題も考える必要があります。
たとえば頚椎症性神経根症では、肩から腕の痛みや手指のしびれが現れることがあり、首を後ろへ反らすと症状が強くなる場合もあると言われています。
「ただの首こりだから」と我慢せず、腕や手まで症状が広がっているかも確認してみましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_radiculopathy.html
発熱や首の腫れ・しこりを伴う場合
首が痛いときは、筋肉や関節だけに目を向けないことも大切です。
発熱がある、首に腫れやしこりを感じる、強い倦怠感があるなど、首の痛み以外の症状が出ている場合には、感染症など別の原因が隠れている可能性もあります。
「揉めば楽になるかな?」と自己判断するのではなく、発熱や腫れなど普段と違う変化があれば医療機関へ相談しましょう。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/symptom/fever/
突然の激しい頭痛には注意する
特に気をつけたいのが、突然起こる強い頭痛です。
済生会では、突然発症した激しい頭痛や、これまで経験したことがないような頭痛では、脳卒中など緊急性の高い病気が隠れている可能性があると紹介しています。
「右側の首も痛いから肩こりだろう」と決めつけて様子を見るのは避けたいところです。突然の激痛などがある場合には、速やかに救急要請を含めた対応を検討してください。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/symptom/headache/
しびれ・力が入りにくい・ろれつが回らない場合
頭痛と一緒に、片方の手足がしびれる、力が入りにくい、顔がゆがむ、ろれつが回らないといった症状が出た場合にも注意が必要です。
こうした症状は脳卒中などでみられることがあると言われています。「少し休めば大丈夫」と様子を見たり、首を揉んだりする状況ではありません。
症状が突然現れた場合には、早急な対応が重要です。首の右側の痛みだけを見るのではなく、体全体に普段と違う変化が出ていないか確認してください。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/stroke/
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首の右側が痛くて頭痛がするときの対処法
「首の右側が痛くて頭痛もする。今はどうしたらいい?」と悩む方もいるでしょう。
首の痛みと頭痛が同時にあると、つい痛い場所を強く揉みたくなります。しかし、原因がわからない段階で無理に刺激するのは避けたいところです。まずは痛みの程度や、しびれ・発熱など別の症状がないかを確認しながら対応しましょう。
まず首を無理に動かさない
急に首の右側が痛くなった場合は、「ほぐしたほうがいいかも」と無理に首を回したり、強く伸ばしたりしないことが大切です。
特に寝違えのように動かすと痛みが強くなる場合には、痛む方向へ繰り返し動かすことで負担が増える可能性もあります。まずは楽に感じる姿勢を探し、痛みが出る動作を控えながら様子をみましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/neck_pain.html
デスクワークやスマホの姿勢を見直す
「仕事をしていると右側の首がだんだん重くなる」という方は、作業姿勢を確認してみてください。
長時間同じ姿勢でいることや、前かがみの姿勢は首や肩への負担につながると言われています。パソコン画面を体の正面に置く、スマホを極端に下へ向いて見続けない、こまめに姿勢を変えるなど、小さな工夫から始めるとよいでしょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
首ではなく肩甲骨周辺も軽く動かす
首がつらいと、首だけを何度もストレッチしたくなりますよね。ただ、首と肩周辺の筋肉はそれぞれ関係しながら動いています。
痛みが強くない場合には、肩をゆっくり回したり、肩甲骨を寄せるように動かしたりする方法もあります。ポイントは「気持ちいいから」と強くやりすぎないこと。頭痛や首の痛みが増す場合には中止しましょう。
引用元:厚生労働省 https://kokoro.mhlw.go.jp/ps/tokyo_stretch.html
温める・冷やすは症状を見ながら判断する
「首が痛いときは温める?それとも冷やす?」と迷うところです。
首や肩のこりでは温める方法が取り入れられることがありますが、外傷直後などでは対応が異なる場合があります。そのため、すべての首の痛みに同じ方法が合うとは限りません。
痛みが強い、原因がはっきりしないといった場合は、自己判断だけで長時間温めたり冷やしたりせず、専門家へ相談しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
マッサージやストレッチを控えたほうがよいケース
首が痛いからといって、いつでもマッサージやストレッチを行えばよいわけではありません。
突然の激しい頭痛、発熱、手足のしびれ、力が入りにくい、ろれつが回らないなど、普段と違う症状がある場合には注意が必要です。
「首こりだと思うから少し揉んでみよう」と考えず、このような症状が急に現れた場合には速やかに医療機関へ相談してください。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/symptom/headache/
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首の右側の痛みと頭痛が続くときは何科?来院の目安
「首の右側が痛くて頭痛も続いているけど、何科へ行けばいいの?」と迷う方もいるでしょう。
一時的な首の疲れなら休むことで落ち着く場合もありますが、痛みが長引く、何度も繰り返す、しびれなど別の症状がある場合は注意が必要です。症状に合わせて相談先を選ぶことが大切と言われています。
首を動かすと痛い・腕や手にしびれがある場合
首を動かしたときに痛みが強くなる、肩から腕に痛みが広がる、手指がしびれるといった場合には、整形外科への来院を検討しましょう。
頚椎症性神経根症では、首から肩、腕にかけて痛みやしびれが現れる場合があると言われています。「肩こりがひどいだけかな」と我慢せず、手や腕にも症状が出ていないか確認してみてください。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/cervical_radiculopathy.html
頭痛が強い・いつもと違う場合
「いつもの頭痛と何か違う」と感じたときは、痛み方にも注意しましょう。
突然起こった激しい頭痛、これまで経験したことのない強い頭痛などは、緊急性の高い病気が関係している可能性もあると言われています。
特に、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、意識がおかしいなどの症状を伴う場合は、様子を見ず速やかな対応が必要です。
引用元:済生会 https://www.saiseikai.or.jp/medical/symptom/headache/
数日経っても首の右側の痛みが改善しない場合
「少し休めば改善するだろう」と思っていても、首の右側の痛みが続くと不安になりますよね。
首の痛みには筋肉への負担だけでなく、頚椎などが関係している場合もあります。痛みが続く、徐々に強くなる、日常生活に支障が出ているときは、我慢を続けず整形外科などで相談しましょう。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/neck_pain.html
痛みを繰り返している場合は生活習慣も確認する
一度落ち着いても、右側の首の痛みや頭痛を何度も繰り返す場合は、普段の過ごし方にも目を向けてみましょう。
長時間のデスクワークや同じ姿勢は、首や肩への負担につながると言われています。パソコンの位置、座り方、スマホを見る姿勢など、「なぜ右側に負担が集中しているのか」を振り返ることが予防を考える第一歩です。
引用元:日本整形外科学会 https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html
首の痛みと頭痛は原因を整理して対処することが大切
首の右側が痛く、さらに頭痛があるからといって、必ずしも原因が一つとは限りません。
筋肉の緊張や姿勢だけでなく、頭痛そのものの種類や頚椎の状態など、さまざまな可能性があります。「いつもの首こり」と決めつけず、痛み方や続いている期間、しびれなどの症状を整理しておくことが大切です。
不安な症状が続いている場合には、医療機関で状態を確認したうえで、自分に合った対応を考えていきましょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/
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監修者みやがわ整骨院 院長 宮川 晃司 |







