頭痛でこめかみを押すと楽になるのはなぜ?
「頭痛がすると、ついこめかみを押してしまう」「押している間は少し楽な気がする」という方もいるでしょう。こうした感覚には、こめかみ周辺の筋肉や首・肩の緊張などが関係している場合があると言われています。ただし、頭痛の原因は一つではありません。「押すと楽だから大丈夫」と決めつけず、痛み方や一緒に現れる症状にも目を向けることが大切です。
こめかみにある側頭筋の緊張が関係している場合がある
「こめかみのあたりって、筋肉があるの?」と思うかもしれません。頭痛には頭部の血管や神経だけでなく、頭蓋を覆う筋肉も深く関係していると言われています。特にデスクワークやスマホ操作などで同じ姿勢が続くと、頭や首、肩周辺の筋肉が緊張しやすくなります。こめかみを押して心地よく感じる場合もありますが、強く揉み続けるのは控えましょう。
引用元:サワイ健康推進課 https://kenko.sawai.co.jp/symptom/headache/202504-3.html
緊張型頭痛では押した刺激で一時的に楽に感じることがある
「頭をギューッと締めつけられる感じがする」という場合、緊張型頭痛の特徴と似ていることがあります。緊張型頭痛は、首や肩などの筋肉の緊張やストレスが関係すると言われています。こめかみや顔周辺をやさしく刺激することで、筋肉の緊張が和らぎ、頭痛の軽減が期待できる場合もあるようです。
引用元:サワイ健康推進課 https://kenko.sawai.co.jp/symptom/headache/202412-2.html
食いしばりや歯ぎしりで側頭筋がこわばっていることもある
「朝になると、あごやこめかみが重い気がする」という方は、歯ぎしりや食いしばりにも目を向けてみましょう。日本歯科医師会では、あごの痛みに関係する要因として、就寝中の歯ぎしり・食いしばりや、日中の無意識な歯の接触などを挙げています。朝にあごの疲れを感じる場合は、こめかみだけでなく口周辺の状態も確認しておきたいところです。
引用元:日本歯科医師会 https://www.jda.or.jp/consultation/vol-33.html
「押すと楽=問題のない頭痛」とは限らない
「押したら楽になったから、心配しなくてもいい?」とは言い切れません。頭痛にはさまざまな種類があり、別の病気に伴って現れるケースもあると言われています。日本頭痛学会では、50歳以上でこめかみを中心とした頭痛が続く場合など、注意したい症状を紹介しています。いつもと違う強い痛みや気になる症状があるときは、自己判断だけで済ませず医療機関へ相談しましょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_nijisei.html
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こめかみに頭痛が起こる主な原因
「こめかみが痛いと、何が原因なのか気になりますよね」。実は、こめかみの頭痛といっても考えられる背景は一つではないと言われています。首や肩の緊張が影響する場合もあれば、片頭痛、目の疲れ、食いしばりなどが関係しているケースもあるようです。痛む場所だけで判断せず、「どんな痛み方なのか」「いつ起こりやすいのか」まで振り返ってみるとよいでしょう。
首・肩・頭まわりが緊張する緊張型頭痛
「仕事をしていると、夕方になるにつれて頭が重くなる」という方もいるでしょう。緊張型頭痛では、頭の両側が締めつけられるような痛みが特徴とされ、首や肩のこりを伴う場合もあると言われています。長時間のデスクワークなどで同じ姿勢が続く方は、こまめに姿勢を変えることも意識したいところです。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html
ズキズキと脈打つように痛む片頭痛
「こめかみがドクンドクンする感じがある」という場合は、片頭痛の特徴に近いこともあります。片頭痛は片側または両側に起こり、ズキズキと脈打つような痛みがみられると言われています。吐き気を伴ったり、光や音をいつも以上に不快に感じたりするケースもあるため、単なるこりと決めつけないことが大切です。
引用元:厚生労働省eJIM https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c05/13.html
パソコンやスマホによる眼精疲労・姿勢の影響
「パソコンを長く見た日は、目の奥からこめかみまで重い気がする」。そんな経験がある方もいるのではないでしょうか。長時間の画面作業では目の疲れだけでなく、首や肩のこり、頭痛などが現れる場合があると言われています。画面との距離や姿勢を見直し、ときどき目を休ませることも大切でしょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/000539604.pdf
歯の食いしばり・歯ぎしり・顎関節への負担
「朝起きると、こめかみと一緒にあごも疲れている」という場合は、食いしばりや歯ぎしりも確認したいところです。あごを動かす筋肉には側頭筋も含まれ、強くかみしめる習慣などが顎関節や周囲の筋肉へ負担をかける場合があると言われています。口を開けたときの痛みや違和感が続く場合は、歯科などへの相談も選択肢になります。
引用元:日本歯科医師会 https://www.jda.or.jp/consultation/vol-33.html
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頭痛が楽になるこめかみの押し方とセルフケア
「こめかみを押すと楽になるけれど、このまま押していていいの?」と迷う方もいるでしょう。セルフケアで大切なのは、力任せに刺激しないことです。また、頭痛には緊張型頭痛や片頭痛などがあり、痛み方によって対処方法が異なると言われています。「頭痛=とりあえず揉む」と考えず、その日の状態を見ながら無理のない方法を選びましょう。
こめかみの「太陽」と呼ばれる場所をやさしく刺激する
「こめかみのどこを押せばいい?」という方は、「太陽」と呼ばれるツボを耳にしたことがあるかもしれません。太陽は、眉尻と目尻の中間あたりから少し外側にあるくぼみ付近とされています。こめかみ周辺を刺激する際は、指の腹を当てて、心地よいと感じる程度にやさしく行う方法が紹介されています。痛みが強くなる場合には、無理に続けないようにしましょう。
引用元:クラシエ https://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/headache/
強くグリグリ押さず心地よい程度の力にする
「痛いくらい押したほうが効きそう」と思ってしまいますよね。ただ、強い刺激が必ずしもよいとは限りません。頭痛のセルフケアとしてツボを刺激する場合も、ゆっくりと無理のない強さで押す方法が紹介されています。特にこめかみはデリケートな場所なので、痛みを我慢しながらグリグリ押すのではなく、「少し気持ちいい」と感じる程度を目安にしましょう。
引用元:第一三共ヘルスケア https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/03_zutsu/
首・肩・頭皮も一緒にゆっくりほぐす
「こめかみだけケアすればいいの?」というと、そうとは限らないと言われています。緊張型頭痛では、首や肩の筋肉の緊張などが関係する場合があります。長時間のデスクワークや同じ姿勢が続いた日は、こめかみだけではなく、首や肩をゆっくり動かして休ませることも一つの方法です。仕事の合間に姿勢を変えるなど、日常生活から負担を減らしていきましょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html
温める・冷やすは頭痛の特徴に合わせて使い分ける
「頭が痛いときは温める?それとも冷やす?」と迷うところですよね。緊張型頭痛では入浴などで温めることが対策の一つとされる一方、片頭痛では痛む部分を冷やし、静かな場所で休む方法が紹介されています。つまり、すべての頭痛に同じセルフケアが合うとは限りません。ズキズキするのか、締めつけられるように痛むのかなど、自分の頭痛の特徴を確認することが大切です。
引用元:大正製薬 https://www.taisho.co.jp/locomo/ba2/headache/
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こめかみを押すときに気をつけたいこと
「こめかみを押すと楽になるから、頭痛のたびに揉んでいる」という方もいるでしょう。ただ、頭痛の種類やその日の状態によっては、刺激を控えたほうがよい場合もあると言われています。大切なのは、「押せば楽になるから大丈夫」と自己判断しないことです。痛み方の変化や頭痛の頻度にも目を向けながら、無理のない範囲でセルフケアを行いましょう。
ズキズキする片頭痛では刺激が負担になる場合がある
「こめかみが脈を打つようにズキズキする」という場合は、片頭痛の特徴に近い可能性があります。片頭痛では、歩いたり階段を上ったりといった日常的な動作によって痛みが強くなる場合があると言われています。頭を強く刺激するのではなく、光や音を避けて安静にすることも対策の一つです。いつもの頭痛と違うと感じたら、無理に揉まないようにしましょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_01.html
痛いほど強く押したり長時間揉んだりしない
「強く押したほうが早く楽になるのでは?」と思うかもしれません。しかし、こめかみ周辺を刺激する際に、痛みを我慢するほどの力は必要ないと言われています。ツボ押しを行う場合も、気持ちよいと感じる程度の強さでゆっくり刺激する方法が紹介されています。押している途中で頭痛が強くなったり、気分が悪くなったりした場合は、その時点でやめましょう。
引用元:クラシエ https://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/headache/
頭痛を繰り返す場合は押すだけで済ませない
「押せばそのうち落ち着くから」と毎回セルフケアだけで済ませていませんか?頭痛にはさまざまな原因があり、頻繁に繰り返す場合や、いつもと痛み方が違う場合には注意が必要だと言われています。頭痛が起きた時間、痛んだ場所、睡眠時間などを記録しておくと、自分の傾向を振り返る材料にもなります。気になる状態が続く場合は、医療機関へ相談しましょう。
引用元:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00044.html
痛み止めを頻繁に使用している場合にも注意する
「頭が痛くなるたびに薬を飲んでいる」という方も、一度使用頻度を確認してみましょう。頭痛薬などを繰り返し使用することで、かえって頭痛が頻繁に起こる「薬剤の使用過多による頭痛」があると言われています。薬を使う日が増えている、以前より頭痛の回数が多くなったと感じる場合は、自己判断で薬を増やさず、医師や薬剤師などへ相談することが大切です。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu_detail.html
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こめかみの頭痛で医療機関への相談を考えたい症状
「こめかみを押すと楽になるから、もう少し様子を見よう」と考えることもありますよね。ただ、頭痛のなかには早めに医療機関へ相談したほうがよいものもあると言われています。特に、突然起こった強い頭痛や、普段とは明らかに違う症状が一緒に現れた場合は注意が必要です。「いつもの頭痛だから」と決めつけず、痛み方や体の変化を確認しておきましょう。
突然これまでにない激しい頭痛が起きた
「急にものすごく頭が痛くなった」という場合は、こめかみを押して様子を見るだけにしないことが大切です。突然発症して短時間で強くなる頭痛は、くも膜下出血などの二次性頭痛でもみられると言われています。これまで経験したことのない激しい痛みや、急速に悪化する頭痛が現れた場合には、速やかに医療機関へ相談しましょう。
引用元:日本頭痛学会 https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_nijisei.html
しびれ・ろれつの回りづらさ・視界の異常を伴う
「頭痛だけじゃなく、手足の様子もおかしい」という場合にも注意が必要です。脳卒中では、片方の手足や顔のしびれ・麻痺、ろれつが回らない、言葉が出にくいといった症状が突然現れることがあると言われています。頭痛と一緒にこうした変化がみられた場合は、こめかみを揉みながら様子を見るのではなく、速やかな対応を考えましょう。
引用元:国立循環器病研究センター https://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/stroke.html
発熱や吐き気など頭痛以外の症状も強く出ている
「頭痛に加えて熱もあるし、吐き気も強い」という場合は、頭痛以外の症状にも目を向ける必要があります。髄膜炎などでは、発熱や頭痛、吐き気・嘔吐などがみられる場合があると言われています。原因を自分で判断するのは難しいため、症状が強い場合や急に悪化している場合には、セルフケアだけで済ませないことが大切です。
引用元:国立健康危機管理研究機構 https://id-info.jihs.go.jp/diseases/sa/bacterial-meningitis/
こめかみの痛みが何日も続く・繰り返している
「毎日のようにこめかみが痛くなるけど、押すと楽だから大丈夫かな?」と考える方もいるでしょう。しかし、頭痛を繰り返す場合は、いつ起きたか、どのくらい続いたか、どんな痛みだったかを記録しておくことが役立つと言われています。頭痛が続いて生活に支障が出ている場合は、我慢を続けず、頭痛を扱う医療機関などへ相談することも検討しましょう。
引用元:日本神経学会 https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu_detail.html
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