ばね指とは何か/どういう状態か
「ばね指って、どんな状態なんでしょう?」と聞かれることがよくあります。
結論から言うと、指の付け根にある 腱(けん)と腱鞘(けんしょう) の動きがスムーズでなくなった時に、「カクン」と跳ねるような動きが出ることを指すと言われています(引用元:にしぎふ整形外科リハビリクリニック https://nishigifu-seikei.com/medical_column/trigger-finger/)。
腱と腱鞘の構造/なぜ“ばね現象”が起きるのか
指を動かす時、腱は腱鞘というトンネルのような組織の中を通ります。
本来ここは滑らかに滑るように動くのですが、使い過ぎや年齢的な変化などによって炎症が起きると言われており、腱や腱鞘がふくらんだような状態になることがあるようです(引用元:にしぎふ整形外科リハビリクリニック https://nishigifu-seikei.com/medical_column/trigger-finger/)。
この腱の“ふくらみ”が腱鞘の出口で引っかかり、
「曲げた指が戻りづらい」「戻る時にカクンと跳ねる」
といった動きにつながる、という仕組みだと言われています(引用元:fukaya-clinic.com https://fukaya-clinic.com/blog/post-29/)。
「なんか朝だけ動きが悪いんだよね」という声もよく聞きますが、これは休んでいる間に腱まわりが固まりやすいため、と説明されることが多いようです。
主な症状(カクン・ひっかかる・伸びにくい)
代表的なのは、指を伸ばす時に「カクッ」となる感覚です。
ほかにも、
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指の付け根を押すと痛い
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動かし始めが重い
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指が曲がったまま戻りづらい
などが挙げられています(引用元:にしぎふ整形外科リハビリクリニック https://nishigifu-seikei.com/medical_column/trigger-finger/)。
実際、来院された方でも「引っかかる感じがして不安になった」と話す方が多い印象です。
発症しやすい指・年代・性別の傾向
ばね指はどの指でも起きると言われていますが、特に 親指・中指・薬指 が多いようです。
また、40〜60代の女性に多いという報告もよく見られています(引用元:koto-orthopaedics.jp https://www.koto-orthopaedics.jp/17409732518874)。
「家事で指をよく使う」「スマホを長時間操作する」など、日常の負担が背景にあることも少なくないようです。
男女を比較すると、ホルモンバランスの変化が影響している可能性もあるとされており、女性の割合が高いと言われています。
全体的に見ると、“誰にでも起こりうる指のトラブル”という捉え方が近いかもしれません。
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