鶴ヶ峰の整体なら「みやがわ整骨院」

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従来は、顎関節症の原因を噛み合わせの悪さだと考えられていました。しかし、近年の研究では顎関節症の原因は、1つだけではなく、複数の要因が絡み合うことで発症しているということがわかってきました。

顎関節症の原因というと、よくこのようなものがあげられます。

・ストレスの食いしばり
・噛み合わせの悪さ
・顎関節の構造上の問題
・過去の外傷
・日常生活での習慣や癖

ただ、具体的にどのような事例で起こったのかがわかりづらいと思います。そこで当記事ではみやがわ整骨院にお越しになられた顎関節症の方々の事例から原因となることをご紹介します。

過度なストレス

通常は、口の中で上の歯と下の歯は接触せず、わずかな隙間が空きます。しかし、ストレスを感じると、本人が気づかないところで顎に力が入り、噛みしめていることがあります。

ストレスや精神的な緊張は、顎関節周辺の筋肉に過度な緊張を引き起こし関節に負担をかけます。

ストレスが長期間にわたると、筋肉が硬直し、老廃物が溜まりやすくなり、口が開きづらくなったり、疲れやすくなります。頭痛や肩こりを引き起こされやすくなる原因とされてます。

女性は、男性よりストレスに敏感です。20代から30代の女性にストレスが原因で顎関節症になる傾向があります。

女性の身体の構造

女性は、顎関節症になりやすい傾向にあります。理由は、2つあります。

1つ目は、顎の筋力の弱さです。女性は、男性に比べて骨が弱く、筋肉が細いです。現代社会では、働く女性が増えました。女性の働き方が社会に定着していないことから、女性が感じるストレスが多く、知らず知らずに食いしばり顎に負担をかけ、顎関節症になっていることです。

2つ目は、ホルモンバランスです。50代前後の更年期の女性に顎関節症がみられやすい傾向があります。その理由は、女性ホルモンの分泌異常です。

女性ホルモンの減少は、骨を壊す細胞が働きやすくなります。顎の骨にも影響があり、女性ホルモンの変動が大きい月経周期、妊娠、出産、更年期などの期間に顎関節症が発症しやすいです。

食いしばりや噛みしめ

食いしばりは、上下の歯を強く噛み合わせる癖でです。別名、クレンチング症候群とも呼ばれます。

通常は、上と下の歯は1mmほどの隙間を開けます。しかし、食いしばりの癖がある方は、合計で1日数時間の噛みしめをします。ストレスやスポーツ、寝ているときなど無意識に起こしやすいです。

姿勢不良

人間の下顎は、頭蓋骨にぶら下がった状態にあります。そのため、身体の姿勢が悪くなると身体の重心がズレます。その変化は、顎の位置をずらし、かみ合わせを悪くして顎に負担をかけ、顎関節症となります。

前かがみや猫背の姿勢の方は、顎関節症になりやすい傾向があります。他にも、頬づえ、うつぶせ寝をされている方は、顎に負担をかけて顎がずれやすいです。

スマホを見ながら、長時間の前かがみや猫背、頬づえは最近の事例では多い傾向があります。

親知らず(抜歯・生え方)

親知らずを抜歯してから炎症が顎関節まで到達すると、顎関節症になってしまうことがあります。

また、親知らずがまっすぐに生えず、斜めや水平に生えてきたり、生えてこないで顎の中に埋まったままになることもあります。

親知らずが他の歯と接触をして、顎に異常をきたして顎関節症になる場合もあります。

吹奏楽部や楽器演奏者・歌手

楽器演奏者の3人に1人は顎関節症であるといわれています。楽器演奏のトランペットなどの吹くパートの方々は、下顎の位置を変えて演奏するため、顎関節に負担がかかり、顎関節症の症状がみられやすいです。

他にも楽器演奏による失敗ができないプレッシャーやストレスが加わり、無意識の食いしばりがあります。

過去の外傷

過去に交通事故やスポーツで顎に打撲や捻挫、骨折などの経験がある方は、のちに顎関節症になりやすい傾向があります。

顎の構造上、下顎は上顎にぶらさがっているため、外からの力に弱いです。

事故で顎を打つ、スポーツで転んで顔の側面を地面にぶつける、格闘技のパンチやキックのダメージは顎関節に損傷をもたらします。

これを外傷性顎関節炎と呼びます。下顎に衝撃があると、顎関節周囲にも衝撃が加わり発症します。

回復までおおよそ1~3ヶ月ほどかかりますが、放置していると後遺症のような運動障害をもたらす危険性があります。

顎関節の構造上の問題

以上、さまざまな状況をご説明させていただきましたが、顎関節はもともと弱い組織です。

生まれついての骨や関節の形態の異常もあれば、身体の成長過程でなる異常な咬筋の発達、日常生活の癖や事故で顎関節症になることもあります。

結論をお伝えしますと、顎関節症は骨、筋肉、靭帯などの構造のバランスが崩れることで発症します。

人によりさまざまなケースが原因となってます。顎関節症の改善には、一般的によくある原因から治療するのではなく、あなたが持つ原因をみつけて対処しなければなりません。

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当院では、一人ひとりのケースを詳しく調べて原因を追求します。あなたの原因に合わせて、顎関節症専門の施術プランを組み立て、再発防止のために日常生活の過ごし方を提案します。

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